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「アルカス」とは、ポラリス(北極星)のまわりを構成する「こぐま座」のことです。宮城県警の少年警察ボランティアとして、平成16年から大学生が「ポラリス」という名称で活動してきました。平成23年度、市内5つの中学校の生徒会を母体として、児童生徒健全育成ボランティア「アルカス☆塩釜☆」が結成されました。
これまでは主に生徒会活動の一環として、自ら規範意識・防犯意識を高め、より良い地域環境づくりを目指してあいさつ運動や街頭キャンペーンなどを実践してきました。
今年度の総会においては、小中学生を取り巻く「メディア・スマホ依存」の問題の解決に取り組みました。メディア・スマホ依存の実態についての講話を聞き、中学校区ごとに、自分たちの身の回りでどのような問題が生じているのか、意見を出し合った上で、問題解決のための自主ルールやスローガンの作成を行いました。
本市で実施している「塩竈市独自の小中一貫教育」の組織を生かした「中学校区単位」の児童生徒の主体的な取組として、今後活動を推進していきます。
総会後、自主ルールを各中学校区に持ち帰り、ルールの確認や、「中学校区のスローガン」「ルールを広めるための活動」「1年間の活動計画」について、検討しています。
いじめ防止のためには、「子どもたちがいじめ撲滅について自ら考え、話し合い、行動していくこと」が大切です。平成28年度に、教育委員会では、アルカス☆塩釜☆を中心とした、いじめ撲滅に向けた取組として、「いじめNo!ディスカッション」を実施しました。平成29年度は、28年度の成果を基に、さらに中学校区ごとにいじめ防止のための具体策を提案するため、「いじめNo!ディスカッション2」を企画しました。
中学校区ごとに、いじめの未然防止に向けてのスローガンを作成します。
2.作成したスローガンを基に、いじめ防止に向けて自分たちにできる具体的な活動を考えます。(1年間のスパンで)
平成28年2月塩竈市議会定例会において「塩竈市いじめ防止対策推進条例」が議決されました。条例の17条では、「塩竈市いじめ防止基本方針」を策定し、様々な施策を実施することとしており、その一つが「いじめ防止のための活動に対する支援」です。
『子どもたちがいじめ撲滅について自ら考え、話し合い、行動していくこと』こそが最も大切なプロセスであるとの考えから、教育委員会では、アルカス☆塩釜☆を中心とした、いじめ撲滅に向けた取組として「いじめNo!ディスカッション」を企画しました。
近年、携帯電話やスマートフォン(スマホ)の急速な普及に伴い、子どもたちのインターネットの利用環境は大きく変化しており、新たな問題が多発しています。
このような状況を踏まえ、塩竈市では市内各校の児童会・生徒会で構成する「アルカス☆塩釜☆」にて、平成26年度より携帯やスマホの利用について実態調査アンケートを実施し、ネットトラブル等の未然防止について協議を行ってきました。本市の携帯電話やスマホの所持率は、小学校高学年で52%、中学1年生が61%、中学2年生が69%、中学3年生が72%です。さらに交流サイト(SNS)については、小学校高学年で24%、中学生で57%が利用してる状況です。(平成26年10月アルカス☆塩釜☆調べ)
その協議を基に定められたのが「しおがまスマホ宣言」です。家庭でのルール作りの指針として御活用ください。
平成24年11月、市内5つの中学校から44人の生徒会役員が集まり、会議を開催し「いじめ撲滅スローガン」を決議するとともに具体的方策について各校から提案しました。
平成25年5月、総会を行い「いじめ撲滅スローガン」小学生版の提案を行いました。小学生版の「いじめをなくすスローガン」を浸透させるためにスローガン伝達式を各小学校で実施しました。
【中学生版】【小学生版】