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9月10日の世界自殺予防デーにちなみ、毎年9月10日から16日までの1週間を、
「自殺予防週間」として定め、国・地方公共団体、関係機および関係団体等が連携し、
啓発活動を推進することとされています。
例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、地方公共団体、関係団体等とも
連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業および啓発活動を
実施します。
悩みや問題を抱え自殺に傾いている人は、何らかのサインを出しています。
表情や行動などで、「なんだか様子がおかしい」といつもと違う変化にまずは気付きましょう。
悩みごとは、なかなか自分からは打ち明けにくいもの・・・。あなたのちょっとした声かけが、
その人に話すきっかけを与えます。こころのsosのサインに気づいたときは、
「あなたのことを心配している」という気持ちを伝えましょう。
悩みを打ち明けられたら、まずはこれまでの苦労をねぎらい、安心して話せる雰囲気を
つくりましょう。相手の気持ちに寄り添い、真剣に悩みを受け止め、たとえ「死にたい」と
打ち明けられても、慌てずに話題をそらさず気持ちを受け止めることが大切です。
傾聴することで、相手の気持ちを軽くすることはできますが、本当の問題解決のためには、
専門家の力が必要です。しかし、医療機関への受診には抵抗がある人も多いでしょう。
まずは本人の意思を尊重しながら、適切な支援につなぐためのサポートをしましょう。
専門家につないだあとも、変わらず見守っていることを伝え、相手に安心感を与えましょう。
大切な人のためにこころの支えになることはとても大切ですが、役割を果たそうとするあまり、あなた自身が
ストレスをため込んでしまうことがあります。ずっと見守っていくためには、まずあなた自身がこころとからだが
元気でなくてはいけません。無理をすることなくしっかりと休養をとり、ストレスをためないことを心掛けましょう。
また困ったときに相談できる相手をつくっておくことも大切です。
ぜひ、相談してください。