本文
例年、月別自殺者数の最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、地方公共団体、関係団体等とも連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業および啓発活動を実施します。
〇 相談窓口のご案内(厚生労働省) [PDFファイル/755KB]
〇 主な相談窓口一覧表(厚生労働省) [PDFファイル/1.17MB]
〇 令和4年度自殺対策強化月間ポスター [PDFファイル/792KB]
【自殺予防の10箇条】 (自殺総合対策の在り方検討会「総合的な自殺対策の推進に関する提言」より)
〇自殺のサイン
1.うつ病の症状に気を付けよう(気分が沈む、自分を責める、決断ができない、不眠が続く)
2.原因不明の身体の不調が長引く
3.酒量が増す
4.安全や健康が保てない
5.仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
6.職場や家庭でサポートが得られない
7.本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産)を失う
8.重症の身体の病気にかかる
9.自殺を口にする
10.自殺未遂におよぶ
このようなサインが数多く求める場合、2週間以上長引く場合は、自殺の危険が迫っています。ご自身やご家族だけで悩むことなく、相談機関に支援を求めましょう。
9月10日の世界自殺予防デーにちなみ、毎年9月10日から16日までの1週間を、「自殺予防週間」として定め、国・地方公共団体、関係機関および関係団体等が連携し、啓発活動を推進することとされています。
厚生労働省は、子どもや若者の自殺が長期休暇明けに増加する傾向を踏まえて、子ども・若者の自殺防止に向けた取組を強化し、集中的な啓発活動を実施しています。
コロナ禍や世界の紛争・ショッキングな事件などの惨事報道を、映像や文章で目にすることにより、多くの方が不安や恐怖を感じていることと思います。不安が強まったり眠れなくなったり、ドキドキしたりすることは、自分の心を守るため、当たり前の反応ですが、ついついメディアに触れる時間が増え、日常生活が落ち着かなくなることがあります。
そんなときこそ、毎日のルーティンや日常生活を大切にしましょう。
しっかりと睡眠をとり、
おいしく食事をしましょう。不安なときは、
がまんしないで、人と喋りましょう。ドキドキ・ハラハラするときは、
まずはいったん深呼吸。ときにはスマートフォンやテレビなどのメディアと離れる時間も必要です。
また、何かの作業に没頭することもオススメです。ゆっくりと時間をかけて丁寧におこなう、呼吸法やストレッチ、散歩、手芸、制作などの趣味に時間をかけることで、心が安定しやすくなるといわれています。
(参考)
○ 【資料】「惨事報道の視聴とメンタルヘルス」の公開について(日本トラウマティック・ストレス学会)https://www.jstss.org/docs/2022030300033/<外部リンク>
○ コロナに負けない心のケア(メンタル) (国立精神・神経医療研究センター)
https://www.ncnp.go.jp/nimh/behavior/anxiety/index.html<外部リンク>
特に、子どもは年齢や発達段階に応じた対処方法をとることが必要です。周囲の大人が意識的にメディアから離すことはもちろんですが、より小さいお子さんは養育者の反応に大きく影響されます。「不安」の認識が大人に近づく思春期のお子さんでも、自分自身で「不安」に対処する力は、まだ十分ではありません。「話したいときはいつでも話を聞くよ」と受け皿を用意しておくことが大切です。
(参考)
○ 子どもとの対話のヒント~紛争のニュースで感じる不安、否定せず寄り添って(ユニセフ) https://www.unicef.or.jp/news/2022/0049.html<外部リンク>