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生まれた時に、お母さんが赤ちゃんにプレゼントする免疫は自然に失われていきます。このため、赤ちゃん自身が免疫をつくって病気を予防するために、乳幼児期の予防接種が大切です。
□「母子健康手帳」を持ちましたか。
母子健康手帳に接種履歴を残すことで、接種間隔・回数などを正確に確認でき安全に予防接種を受けることが出来ます。接種履歴を医療機関と一緒に確認することは事故防止のためにとても重要です。また、母子健康手帳は予防接種を受けたことを証明する大切な書類です。お子さんの進学や就職、けがや病気をした時、海外旅行時など、接種履歴が必要になることがありますので、予防接種を受ける時は、母子健康手帳を忘れずに持っていきましょう。
□予診票綴りに同封されている説明書をよく読みましたか。予防接種・ワクチン情報|厚生労働省<外部リンク>
□予防接種の間隔やお子様の健康状態に十分注意し、かかりつけの医師と相談しながら「予防接種スケジュール」をたてましたか。
□受ける病院は、指定医療機関ですか。
□対象年齢や接種間隔を確認しましたか。(対象年齢を超えると任意接種として全額自己負担)
□保護者が同伴しますか。(やむを得ない場合の理由には、親族の同伴とすることも可能ですが、その場合は保護者の委任状が必要です。委任状を予診票の裏にホチキスで添付して医療機関へお持ちください。)
※住民票のない方は塩竈市の予診票を使用することができません。転出された方は転出先の市町村にお問い合わせください。
予防接種の種類 | 回数 | 対象年齢 | 標準的な接種年齢と間隔 | 受付時間 |
---|---|---|---|---|
BCG (結核) |
1回 |
1歳に至るまで |
生後5カ月~8カ月未満 |
9時45分~10時15分 |
令和6年度 実施日 |
|
---|---|
5月15日水曜日 |
7月17日水曜日 |
9月18日水曜日 |
11月13日水曜日 |
1月15水曜日 |
3月12日水曜日 |
・現在治療中または経過観察中の病気があるお子さん
事前にBCG接種の可否について主治医にご確認ください。
・ステロイド剤入り軟膏(なんこう)、(保湿剤等)を使用しているお子さん
接種予定部位(両肩から両肘まで)は塗布を避けて、24時間以上あけるようにしてください。接種部位以外へは使用できます。また、ステロイド剤の入っていない保湿剤は、前日までの使用として当日は塗らないでください。
・アトピー性皮膚炎に罹患(りかん)しているお子さん
接種予定部位(両肩から両肘まで)がジクジクしている場合は、反応が強くでてしまうことがあるため、皮膚がきれいになるまで接種を控えてください。
個別接種 |
対象年齢 |
標準年齢(接種を受けるのに 望ましい年齢)と接種回数 |
間隔 |
備考 |
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ロタウイルス ワクチン |
1価:ロタリックス |
6週~24週までに2回 |
27日以上 |
・初回接種は、腸重積症発症のリスクを避けるため、生後14週6日までに行う事が推奨されています。 ・必ず同じワクチンで必要な回数を接種してください。 |
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5価:ロタテック | 6週~32週までに3回 | ||||
ヒブワクチン |
初回 追加 |
生後2カ月~ 5歳未満 |
生後2~7カ月未満で接種開始 (初回3回・追加1回) |
初回:27~56日の間隔かつ1歳未満 追加:初回接種後7~13カ月の間隔 |
接種回数に注意! 接種開始年齢やその後の接種年齢により接種回数が変わります。 |
小児用肺炎球菌ワクチン |
初回 追加 |
生後2カ月~5歳未満 |
生後2~7カ月未満で接種開始 (初回3回・追加1回) |
初回:27日以上の間隔 追加:初回接種後60日以上の間隔かつ1歳を過ぎてから |
接種回数に注意! 接種開始年齢やその後の接種年齢により接種回数が変わります。 |
B型肝炎ワクチン |
1回目 2回目 3回目 |
生後1歳未満 | 生後2~9カ月の間(3回) |
2回目:1回目の接種から27日以上の間隔 3回目:1回目の接種から139日(約20週)以上の間隔 |
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五種混合ワクチン (百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ・ヒブ) |
1期初回 1期追加 |
生後2カ月~7歳6カ月未満 |
1期初回:生後2カ月~1歳の間(3回) 1期追加:初回3回終了後、6カ月~18カ月の間隔(1回) |
1期初回:20日~56日の間隔 1期追加:1期初回終了後、6カ月以上の間隔 |
※令和6年4月から定期接種 |
四種混合ワクチン (百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ) 三種混合ワクチン (百日咳・ジフテリア・破傷風) 不活化ポリオワクチン |
1期初回 1期追加 |
生後2カ月~7歳6カ月未満 |
1期初回:生後2カ月~1歳の間(3回) 1期追加:初回3回終了後、1年~1年半の間隔(1回) |
1期初回:20~56日の間隔 1期追加:1期初回終了後1年~1年半以上の間隔 |
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MRワクチン (麻しん風しん混合) |
1期 2期 |
1期:1~2歳未満 2期:就学前1年間 |
1期:1歳になったらすぐ(1回) 2期:年長時になったらすぐ(1回) |
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水痘ワクチン |
1回目 2回目 |
1~3歳未満 |
1回目:1~1歳3カ月未満(1回) 2回目:1回目終了後6カ月~1年の間隔(1回) |
2回目:1回目接種後6カ月~1年の間隔 | 水痘(水ぼうそう)にかかったことのあるお子さんは接種できません。 |
日本脳炎ワクチン |
1期初回 1期追加 2期 |
1期:生後6カ月~7歳6カ月未満 2期:9~13歳未満 |
1期初回:3歳(2回) 1期追加:4歳(1回) 2期:9歳(1回) |
1期:6~28日の間隔 2期:1期終了後1年以上 |
下記の期間に生まれた方は特例の対象です。 平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれの方は対象年齢が20歳未満まで拡大されています。 |
二種混合ワクチン (ジフテリア・破傷風) |
2期 | 11~13歳未満 | 11歳(1回) |
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子宮頸がん予防(Hpv)ワクチン |
2価:サーバリックス |
小学6年生から高校1年生相当の女子 |
中学1年生(3回) ※3回接種完了までに最低『約6カ月』かかります。 ※9価ワクチンは接種開始年齢が15歳未満は2回、15歳以上は3回接種 |
ワクチンによって間隔が異なります |
※令和4年4月1日から積極的勧奨が再開しました。詳しくは、下記リンクをご確認ください。 |
4価:ガーダシル | |||||
9価:シルガード | ※令和5年4月から定期接種 |
子宮頸がん予防(Hpv)ワクチンについては、「子宮頸がん予防(Hpv)ワクチン予防接種」をご覧ください。
定期予防接種により健康被害が生じた場合には、因果関係の審査の後、予防接種によるものと認定された場合、予防接種法に基づく補償を受けることができます。但し、対象年齢および接種間隔が予防接種法による定期接種(上記個別接種表)以外では適応されませんのでご注意ください。
赤ちゃん自身が免疫を作って病気を予防するためには、乳幼児の適切な時期に予防接種を済ませておくことが大切です。かかりつけの医師と相談の上、接種スケジュールを立て、計画的に進めていきましょう。
※まだお済みでない予防接種がある場合は、定期接種の対象年齢と間隔を確認の上、接種をすすめましょう。
年齢 |
標準的年齢における定期予防接種 |
---|---|
0歳 |
ロタウイルスワクチン(「1価:2回」あるいは「5価:3回」)、BCG、肺炎球菌(初回3回)、B型肝炎(3回)、五種混合(初回3回)あるいは四種混合(初回3回)・ヒブ(初回3回) |
1歳 |
MR(麻しん風しん)、水痘(初回)、肺炎球菌(追加)、五種混合(追加)あるいは四種混合(追加)・ヒブ(追加) |
2歳 |
水痘(追加) |
3歳 |
日本脳炎(1期初回2回) |
4歳 |
日本脳炎(1期追加) |
5歳 |
MR(麻しん風しん)2期 |
保育園、幼稚園、小学校など集団生活では、さまざまな菌やウイルスに接する機会が増えるため、感染症に罹りやすくなります。特に保育園では免疫が未熟な乳幼児が集団で生活するため、感染予防対策が非常に重要です!
接種したつもりでいても「体調を崩していた」「忘れていた」などで、接種を逃していることがあります。入園・入学にあたり今一度、母子健康手帳で予防接種の履歴を確認しましょう。接種していないことに気がついたら、すぐにかかりつけ医に相談して接種を進めましょう。
塩竈市こども家庭センター にこサポ でも相談を受け付けています。
小学生を対象とする予防接種は、乳幼児期の予防接種でできた免疫を維持するために実施するものです。このため、乳幼児期の予防接種が不十分な場合にはその効果が見込めないことがあります。
小学校での定期予防接種の種類と接種対象年齢は次のとおりです。また、標準的な接種年齢とは、その予防接種をその時期に接種することが効果的だといわれている年齢です。
年齢(標準的な時期) |
標準的年齢における定期予防接種 |
---|---|
9~12歳 |
日本脳炎(2期) |
11~12歳 |
二種混合(ジフテリア・破傷風) |
平成22年8月27日付けで、「予防接種実施規則の一部を改正する法令」の施行にともない、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンによる第2期の予防接種が再開されました。また、平成17年5月から日本脳炎予防接種の積極的な勧奨を差し控えていましたが、平成22年8月27日より接種機会を逃した方に対する接種機会の確保が図られることとなりました。
詳しくは、「日本脳炎ワクチン接種について」をご覧ください。
里帰り先での長期滞在など、特段の理由により、県内指定医療機関で予防接種を受けることが困難な方に対して接種費用の助成を行っています。
助成対象可否や、事前に市から実施医療機関への依頼が必要となる場合もありますので、こども家庭センター にこサポ での事前確認が必須となります。事前に依頼書を記入していただく必要がありますので、医療機関を予約する前にこども家庭センター にこサポ へお問い合わせ下さい。
※事前確認がなかった場合には助成の対象とならない場合もありますのでご了承下さい。
宮城県広域化予防接種事業実施医療機関一覧<外部リンク>
※宮城県ホームページ下部の医療機関リスト参照