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子宮頸がん予防(HPV)ワクチン接種は、平成25年4月1日より、法律に基づく定期予防接種として実施しております。平成25年6月からワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛等の副反応が接種後に起こったことにより、厚生労働省から「副反応の発生頻度がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を差し控える」との通知を受け、積極的な接種勧奨が差し控えられていました。
国の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月をもって接種勧奨が再開されました。
どちらも子宮頸がんに大きく関与している16型・18型を含むワクチンです。
接種方法は筋肉内注射ですが、ワクチンの種類によって、接種間隔が異なります。
【接種スケジュール】 対象者:小学校6年生から高校1年生相当年齢の女子
種類 | 標準的な接種時期 | 回数 | 接種間隔 |
---|---|---|---|
サーバリックス (2価) |
中学1年生の間 2回目:1回目の接種から1カ月 3回目:1回目の接種から6カ月 |
3回 |
2回目:1回目の接種から1カ月~2カ月半 3回目:1回目の接種から5カ月~12カ月半 |
ガーダシル (4価) |
中学1年生の間 2回目:1回目の接種から2カ月 3回目:1回目の接種から6カ月 |
3回 |
2回目:1回目の接種か少なくとも1カ月以上 3回目:2回目の接種から少なくとも3カ月以上 |
シルガード (9価) |
中学1年生の間 ・15歳未満 2回目:1回目の接種から6カ月 ・15歳以上 2回目:1回目の接種から2カ月 3回目:1回目の接種から6カ月 |
接種開始年齢が 15歳未満は2回 15歳以上は3回 |
・15歳未満 2回目:1回目の接種から少なくとも5カ月以上 ※5カ月未満である場合は3回接種
・15歳以上 2回目:1回目の接種か少なくとも1カ月以上 3回目:2回目の接種から少なくとも3カ月以上 |
※原則として、同一ワクチンを接種します。定期予防接種が可能な期間内に接種した回数分は「無料」です。
※新型コロナワクチンとの接種間隔は、前後2週間あける必要があります。
※9価ワクチンは令和5年4月から定期接種となったため、令和5年3月までに接種した分は任意接種となります。
宮城県広域化予防接種事業実施医療機関一覧<外部リンク>
※宮城県ホームページの下部の医療機関リスト参照