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事業の選択と集中2.安心です塩竈(平成19年度施政方針)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

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2.安心です塩竈

安全と安心を感じていただけるまちづくりを進める「安心です塩竈」についてご説明いたします。

まず、防災対策につきましては、昨年10月の低気圧による高潮被害や11月と1月の千島列島地震による津波注意報など、津波・高潮対策の必要性を改めて痛感いたしました。県事業として進められております北浜地区の緑地護岸や海岸通地区の防潮堤の早期整備が図られますよう、引き続き県に対して要望してまいります。また、これらの施設整備と併せまして、藤倉・新浜町地区における雨水排除の抜本的な解決を図るために、建設中の藤倉雨水ポンプ場の早期完成に向け努力してまいります。

また、「自分の地域は自分で守る」という防災意識を啓発するため、各町内会への出前講習会を開催しながら自主防災組織の設立や防災マップの作成を促進するとともに、本年度は地域における防災リーダーの育成等を行ない、防災体制の強化に取り組んでまいります。

学校施設の耐震化につきましては、本年度に予定しておりました第一小学校と第二小学校の計画を前倒しし、昨年度から補強工事に着手しております。本年度は、月見ヶ丘小学校と第三中学校の耐震化工事に向けた実施設計を行ない、また、既に耐震補強工事を終えた玉川小学校につきましては、さらに大規模改修工事を行ない、快適で安全な学習環境を整えてまいります。

少子化対策といたしましては、「のびのび塩竈っ子プラン」に基づき、子育て支援事業を展開してまいりましたが、本年度は市営梅の宮住宅の集会所を活用した「つどいの広場事業」によって、この地域における子育て支援の充実を図ってまいります。また、大きな社会問題となってきております児童虐待への対応につきましては、地域ぐるみの虐待防止ネットワーク組織や関係機関と連携して、児童の健全育成に努めてまいります。

さらに、小中学校の教育用コンピュータの更新に合わせ、すべての小中学校で希望する保護者の携帯電話等に不審者情報を提供するシステムを整備するとともに、防犯協会はじめ各関係団体と連携しながら、児童・生徒の安全の確保になお一層努めてまいります。

日曜、祝日における昼間帯での急病患者への診療を行なっております塩釜地区休日急患センターにおきましては、この4月から地元医師会などの協力を頂いて、土曜日の準夜帯での小児科の診療を開始し、子どもの急病への不安解消を図りましたが、今後も救急医療体制の充実に努めてまいります。

高齢者福祉につきましては、元気な高齢者を増やすための介護予防に努めながら、地域介護の拠点として地域包括支援センターを2カ所増設し、市民の方々が身近な場所で相談や支援が受けられる環境を整備してまいります。また、住み慣れた地域でサービスを受けられる小規模特別養護老人ホームの整備に対しても支援してまいります。

障害者福祉につきましては、障害者への活動の場の提供や、介護家族の生活を支援するため、障害者日中一時支援事業を開始してまいります。また、児童デイサービス事業につきましては、障害児通園施設ひまわり園の開園時間を試行的に延長しておりますので、利用状況を踏まえて、本格実施に向けた検討を進めてまいります。

精神障害者の共同作業所「藻塩の里」につきましては、新たな国の支援制度を活用し、民間事業者による施設の早期整備を支援してまいります。

塩釜駅へのエレベーター設置につきましては、JR東日本が交通バリアフリー法に基づき整備いたしますので、本市としても補助を行ないながら、障害者や高齢者の方々が社会活動に積極的に参加できる環境を整えてまいります。

健康づくりにつきましては、まず、メタボリックシンドローム対策といたしまして、スポーツ活動を推進する関係機関と連携を図りながら、中高年を対象とした食と運動における望ましい生活習慣の定着に取り組んでまいります。また、近年、食生活をめぐる環境が大きく変化し、食育が大きな課題となっておりますので、本市ならではの食材を活用した食育推進の方向性を示す「塩竈市食育推進計画」を策定してまいります。

市立病院につきましては、平成17年度から医師の確保と経営の健全化を課題とした「再生緊急プラン」に取り組み、昨年度は累積債務を縮減するために一般会計からの繰出金を増額したところであります。本年度は医師3名を増員できましたことから、午後の内科外来の診療を再開するとともに救急医療にも取り組みながら、不採算部門の診療科の見直しや人件費の適正化などの取り組みを重ねることにより、単年度収支の均衡を図るとともに、累積債務の早期解消に努め、塩竈医療圏唯一の公立病院としての役割を果たしてまいります。

『おいしい水』として評価を頂いている本市の水道事業につきましては、老朽管更新事業や第5次配水管整備事業を継続して行なうなど、予想される宮城県沖地震などに備えて施設の耐震化を進めるとともに、健全経営の維持に努めてまいります。

事業の選択と集中3.大好きです塩竈

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