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本市のまちづくりの基本である「長期総合計画」と復興の道筋を定めた「震災復興計画」は、ともに平成32年度を目標としており、新年度は仕上げを行う3か年のスタートとなる重要な年であります。
復興まちづくりにつきましては、総仕上げに向けて今後の道筋が見えてまいりましたことから、平成29年度をもって対口(たいこう)支援を終了することを基本とし、新たな視点で「震災復興計画」事業を推進してまいります。
これまでご支援をいただいてまいりました各自治体の皆さまに対して、この場をお借りし、心から感謝を申し上げますとともに、必ずや復興を成し遂げる決意を新たにいたしたところであります。
平成30年度からは改めて、「長期総合計画」に掲げた目標の達成に軸足を置き、「重点戦略」と3つのまちづくりの目標との横断的かつ総合的な取組により、「おいしさと笑顔がつどうみなとまち塩竈」の実現を目指してまいります。
喫緊の課題である人口減少に歯止めをかけるため、「定住」を促進する取組のさらなる重点化を図るとともに、地域資源を活かした本市の活力再生と安全・安心な暮らしの実現のため「交流」、「連携」を強化してまいります。
目標の達成に向けては、多くの課題が待ち受けておりますが、このふるさと塩竈に暮らし続けていただく市民の皆さまへ、私たちは「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」の心を大切に、より一層、市民が主役となる行政サービスを提供してまいります。