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市政運営の基本的方針(平成21年度施政方針)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

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この混迷の時代を乗り切るために、国の第2次補正予算などの緊急経済対策を活用しながら、切れ目のない景気浮揚と生活支援に取り組んでまいります。賑わいと活力にあふれ、市民の皆様が安心して住み続けていただけるまちづくりに、全力を尽くしてまいります。

第一に、地域経済の活性化に取り組みます。
本市の基幹産業である水産業につきましては、水揚げの減少に対応するため、ブランド化のさらなる推進と官民一体となった漁船誘致活動に努めてまいります。

また、高い評価をいただいております「塩釜フード見本市」などを通して、塩竈の食の魅力を全国に発信するとともに、新商品開発や販路拡大に努めてまいります。さらに、商業振興策として1割増のプレミアム商品券を発行し、冷え込む地元での消費拡大と地域経済の活性化を図ってまいります。

第二に、交流人口の拡大に向けた観光振興や中心市街地活性化に取り組みます。

本年をポストDCと位置付け、昨年好評でありました「寿司海道」や「おいしおがま食べ歩き」の各種イベントを継続してまいります。あらたに首都圏でのプロモーションの展開など、本市の食文化や歴史を最大限に生かし、交流人口の拡大につなげてまいります。

また、神社・本塩釜駅・港を結ぶ「鹽竈海道」が約20年の歳月を経て完成いたします。横丁とのネットワークや景観を生かし、交流人口の拡大と中心市街地の活性化を図ってまいります。

第三に、少子高齢化対策に取り組みます。

人口減少の大きな要因である少子化への対応として、妊婦健診や乳幼児医療費の助成を拡大し、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進めてまいります。高齢者や障害者福祉対策として、介護保険や障害福祉の新計画をスタートさせ、一人ひとりが地域で、いきいきと暮らせるサービスを充実させてまいります。

また、高齢化が進む浦戸地域の福祉向上のため、本年度は「いきいきデイサービス」を開始してまいります。

市民生活の足となる「NEWしおナビ100円バス」のさらなる利便性の向上に努め、高齢者の外出支援につなげてまいります。

第四に、まちづくりの基本であるひとづくりに取り組みます。

次代を担う子ども達や、まちへの誇り、愛着を持つ人々の力がまちづくりの原動力であります。

学校教育では、生きる力を育むことを基本としながら、本年度より市単独で指導教員を配置して少人数指導を充実させ、学力向上に努めてまいります。

また、塩竈学の推進と歴史を生かしたイベントを展開し、郷土意識や郷土愛の醸成を図ってまいります。

第五に、安全と安心のまちづくりに取り組みます。

岩手・宮城内陸地震や中国・四川大地震を教訓に、安全と安心のまちづくりの必要性をあらためて認識いたしました。このため、小中学校や住宅などの耐震化、津波高潮対策を推進し、自助や共助の意識高揚を図りながら自主防災組織づくりを促進いたします。さらに、関係団体の協力を得ながら、防犯や交通安全に努め、安全と安心なまちづくりを進めてまいります。

平成22年度には、まちづくりの目標であります現長期総合計画が、最終年度を迎えます。人口減少や高齢化、地域経済の低迷、さらに地方分権の進展など課題は山積しておりますが、多くの市民の方々に幅広くご参加いただき、策定に取り組んでまいります。価値観の多様化や共生社会への移行といった時代の潮流、本市の現状を的確に把握し、10年後の将来像を展望したまちづくりの指針を定めてまいります。

次に、本市の重点項目に掲げてまいりました「元気です塩竈」「安心です塩竈」「大好きです塩竈」は、長期総合計画を実現するために先導的かつ重点的に取り組む施策を再編整理させていただいたものであります。
以下、この項目に沿って、本年度の基本的な施策を申し上げます。

元気です塩竈

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