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平成25年度の予算案をはじめとする議案を御審議いただくにあたりまして、市政運営の所信の一端と施策の主な内容について申し上げます。
現在、我が国は、昨年の年央以降、世界経済の減速を背景に、景気回復の動きが弱まり、底割れが懸念されましたが、最近では、一部に下げ止まりの兆しも見られてきております。政府においては、長引く円高・デフレ不況から脱却し、強い日本経済を取り戻すべく、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を一体的に実行し、景気回復につなげるとしております。
本市においては、震災による基幹産業への打撃や人口減少による税収の落ち込みなど、厳しい行財政環境にありますので、今後の国の経済政策や地方財政措置の動向を注視し、主要な財源の確保に努める必要があります。
私は、この塩竈が震災からいち早く復興し、長期総合計画に掲げる「おいしさと、笑顔がつどうみなとまち」を具現化していくために、単に従前の施策を踏襲する行政運営ではなく、常に改善・改革の強い意識を持ってあらゆる事業に臨み、議会や市民の皆様との密接な連携をもって難局に対峙してまいる所存です。すべての市民の皆様に復興を実感していただき、ふるさと塩竈に活力を取り戻していくために、行政のみならず、本市が有するすべての力を結集し希望ある未来を切り開いてまいります。