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2.安心です塩竈(平成20年度施政方針)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

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次に、長期総合計画の都市目標である「ともに支えあう、健やかさと安心に満ちたまち」「海と緑とともに暮らす、環境にやさしいまち」の実現に向けて、安全と安心を感じていただけるまちづくりを進める「安心です塩竈」について申し上げます。

まず、高い確率で発生が予想されている宮城県沖地震への対策といたしましては、一般住宅の耐震化を進めるとともに、月見ヶ丘小学校と第三中学校の耐震補強工事の早期完成を図り、安全な学習環境づくりに努めます。また、ライフラインとしての耐震強化が求められている水道事業につきましては、本年度から第6次配水管整備事業及び老朽管更新事業を行なうとともに、引き続き、配水施設の耐震化に取り組み、安定的な水の供給に努めます。

災害発生に対する備えといたしましては、今年度も引き続き、防災備蓄や災害救助支援基金の積み立てを実施するほか、出前防災講習会や防災リーダー育成研修会などを開催し、防災体制の強化に努めてまいります。

次に、高潮対策といたしまして、北浜地区において防潮堤の機能とともに、水辺で憩える親水空間としての機能を併せ持つ緑地護岸の整備が進められていますので、早期完成を促進します。また、公共下水道事業におきましては、藤倉・北浜地区の雨水による水害防止を目的として整備を進めている藤倉雨水ポンプ場の平成20年度内の暫定供用を図ります。併せて、雨水枝線の整備によって、同地区の浸水対策を強化し、水害に強いまちづくりを進めてまいります。

次に、交通安全対策につきましては、昨年12月に宮城県内の都市では初の「交通死亡事故ゼロ2年間」を達成いたしました。今後とも、高齢者の横断事故防止活動や飲酒運転の根絶活動など、市民や関係団体と協力して交通安全を推進します。

次に、防犯体制の整備につきましては、この1月から各防犯協会が、青色回転灯を装備した防犯車によるパトロールを行なっておりますので、今後とも各防犯協会と連携しながら防犯意識の向上に努めます。

これらの取り組みを重ねるとともに、昨年、山形県村山市と協定を結びましたが、関係機関との災害発生時における支援体制をさらに強化し、安全・安心なまちづくりを進めてまいります。

次に、子育て支援への取り組みといたしまして、本年度から妊婦の健診回数の拡大と健診項目を充実し、妊娠中の費用負担の軽減と妊娠・出産の不安解消を図ります。また、生後28日までの新生児訪問指導を生後4カ月まで拡大し、全ての乳児家庭に保健師や看護師などが訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」により、母子の健全育成を支援します。

放課後児童健全育成事業につきましては、家庭や地域・学校と連携して運営してきましたが、本年度は、第一小学校の仲良しクラブをエスプから同校の教室に移設いたします。これによって、全ての小学校における実施体制が整いますので、今後、学校との連携をさらに深めながら子育て支援を行なってまいります。

次に、高齢者福祉につきましては、本格的な高齢社会を迎えることから、住み慣れた地域で高齢者が自立した生活を送られることを目指して、平成21年度を初年度とする第4期高齢者保健福祉・介護保険事業計画の策定に取り組みます。また、地域で暮らす高齢者やご家族を総合的に支援し、地域ケアの拠点となる3カ所の地域包括支援センターを活用して、介護保険サービスを充実いたします。

次に、障害福祉につきましては、平成18年度に策定した障害福祉計画の進捗状況を総括し、今後のサービスの需要を把握して、第2期障害福祉計画を策定します。また、精神障害者の共同作業所「藻塩の里」は、この4月から障害者自立支援法に基づく地域活動支援センターに移行し、社会参加や就労支援体制の充実と社会的自立を促進してまいります。さらに、本市が運営している児童デイサービス施設「ひまわり園」は、開所日や受入れ時間の延長、就学児の送迎などの多様なサービスの向上を図るために、指定管理者制度への移行を検討してまいります。

次に、健康づくりにつきましては、本年度から医療制度改革により、老人保健医療制度が後期高齢者医療制度に移行するとともに、生活習慣病を予防するための健康診断や保健指導が医療保険者に義務付けられました。この制度改正に対応するため、関係部門の連携を強化し、市民の皆様の健康づくりを推進します。また、平成19年度に策定した食育推進計画に基づき、本年度から「『おいしおがま』食から始まる健康づくり」をスローガンに、本市の特性を活かした食育に取り組みます。

次に、多重債務の問題につきましては、これまで税務や福祉など関係部署の連携を強化しながら対応してきましたが、本年度から相談窓口強化月間の設定や相談窓口時間の延長によって相談体制を強化いたします。

次に、地域医療につきましては、切れ目のない医療の提供をめざして、第2次医療圏の見直しを含めた第5次地域医療計画の策定を県が進めております。今後、新たな枠組みでの医療機能の分担と連携について関係機関と協議してまいります。

市立病院につきましては、平成16年度に再生緊急プランを策定し、医師の確保とコスト削減によって経営の建て直しに取り組んできました。その結果、目標額をほぼ達成しましたが、医療制度の改革による減収などにより経営状況はなお厳しいものがあります。本年度中に、専門的知見を有する方々で組織する委員会を設置し、良質な医療を効率的かつ安定的に提供していくための検討を進め、医療と経営の質の両立を図る市立病院改革プランの策定に全力で取り組んでまいります。

大好きです塩竈

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