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3.大好きです塩竈(平成20年度施政方針)

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

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最後に、「ともに学びともに歩む、市民が輝くまち」「市民と行政の協働で創るまち」の実現に向けて、誇りと愛着あるまちづくりを進める「大好きです塩竈」について申し上げます。

まず、学校教育につきましては、未来を担う子どもたちの思いやりの心、健康な体、豊かな創造力と郷土愛を培う学校づくりを本市の教育基本方針に掲げて児童・生徒の育成に努めております。

昨年実施した「全国学力・学習状況調査」の結果を受け、学力向上に向けた総合的・計画的な取り組みを行なってまいりました。本年度は、わかる授業の推進、望ましい学習態度と学習習慣の育成を目標とした「しおがまサマースクール」を夏休み期間中に5つの中学校区で開校し、学力向上を図ります。また、小・中学校に特別支援教育のための支援員を1名ずつ配置し、教員と子ども達が向き合える時間の確保に努めるなど、「生きる力」を培う学校教育を目指してまいります。

次に、生涯学習につきましては、地域におけるまちづくりの一翼を担うための地域参加支援講座、ふるさとへの愛着を深める塩竈学問所講座や体験学習などの生涯学習事業とともに、スポーツ出前講座などを開催し、元気で健康な体力づくりを推進します。このような機能強化に向け、生涯学習部門とスポーツ部門の連携を図るため行政組織を統合し、生涯学習体制の充実に努めるほか、市立図書館の電算システムを見直し、サービスの充実に努めます。

昨年は鹽竈神社を会場に荘厳な雅楽のコンサートが開催され、多くの方々にその音色を堪能いただきましたが、今後も遊ホールを核とした文化事業を充実させます。また、塩竈からの情報発信とふるさとを愛する心を育む事業といたしましては、本市出身の写真家のご協力を頂き写真フェスティバルやロックフェスティバルを開催いたします。さらに、本市ゆかりの俳人であります佐藤鬼房氏を顕彰した全国俳句大会などを支援しながら、芸術・文化面での交流人口の拡大やまちのイメージアップに努めます。

次に、「しおナビ100円バス」は市民の皆さんから好評をいただき、利用者が100万人を突破いたしました。本年度は、「しおナビ100円バス」や路線バスが乗り入れていない、いわゆる交通空白地区の方々のために乗り合いタクシーの導入を試行的に実施いたします。こうした取り組みの促進により、公共交通機関を利用して市内の目的地に15分で行ける総合交通体系を構築してまいります。

次に、浦戸地区の活性化につきましては、懸案でありました石浜地区での浮き桟橋の整備が進められていますので、早期完成を働きかけ島民の利便性の向上に努めます。また、桂島地区において整備が進められている休憩所の早期完成を目指し、島民の方々と連携して今後の積極的な活用を図ります。
浦戸の島々が持つ豊かな自然の中で行なわれる「ノリづくり・カキむき」などの体験型交流などを通し、都市と島との交流を図るとともに、空き家情報を発信し定住人口の増加に努めます。また、浦戸寒風沢地区で栽培した米を素材に日本酒づくりを模索する新たな動きも芽ばえておりますので、ともに可能性の拡大を目指してまいります。

快適な暮らしと青い海を守るために進めている野々島地区の漁業集落排水事業につきましては、本年度中の完成を目指し整備を進めます。これに伴い、他地区との均衡も図りながら使用料を設定し、来年4月の供用開始に備えます。

私はこれまで、まちを愛する人の想いがまちに輝きを生み、まちに活力を生むと考え、市民とともに歩む協働のまちづくりを推進してきました。多彩なイベントを支えるボランティア、観光客にまちの歴史を説明するまち歩きボランティアガイド、市立病院に来られた患者さんをお手伝いするサポーターなどに、市民力の確かな高まりを感じています。こうした市民活動を支援している市民活動推進室は、多くの方々にご利用いただいていますので、本年度は、海辺の賑わい地区の商業施設内にあります「マリンプラザ」を、情報提供の機能に加えて市民活動推進室として活用します。

さらなる行財政改革の推進

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