本文
平成30年3月定例記者会見(2月27日開催)
平成29年度の締め括りの記者会見になります。記者クラブの皆様から、特に東日本大震災からの復旧復興について様々なご支援をいただいたことに改めて感謝申し上げます。
平成29年度は復興創生期から総仕上げの橋渡しの時期だったのではないかと感じております。
インフラ整備はようやく形が見えつつありますし、災害公営住宅も390戸が昨年3月末までに完成しました。また昨年10月25日には「塩竈市魚市場」もグランドオープンいたしました。
その他、市内の津波対策として取り組んでまいりました雨水ポンプ場も、ほぼその概要を市民の方に、ご覧いただけるようになってきたところであります。
折しも2月定例会中であります。1つは平成29年度補正予算でありましたが、1件市立病院の赤字負担について議会にご説明をさせていただき、ご承認いただきました。2月23日、26日は私の施政方針について、8人の方から様々なご質問をいただきました。
本日は予算特別委員会の初日でありました。私どもから平成30年度の事業概要のご説明、資料要求がありまして、明日から本格的な審査に入っていただくことになります。
やはり、一つは復旧復興の総仕上げであります。本市としての「総仕上げ」の意味は、何としても平成32年度中に全ての事業を完成させたいという思いです。職員も同じ気持ちで受けとめていると思います。その決意を表するということで、これまでご支援いただいてまいりました県外からの対口支援については、一部例外を除いて今年度で終了いたします。
私も昨年から今年にかけて、ご支援いただきました自治体にご訪問させていただき、感謝を述べさせていただきました。30年度からは自分達の力で総仕上げをやっていかなければならないという決意を、職員はもちろん、市民の方とも共有できればと思っております。
本当に苦しい厳しい1年でありましたが、記者クラブの皆様に書いていただく記事が我々を叱咤激励していただき、何とか乗り越えることができました。
市民総務部 |
|
---|---|
健康福祉部 |
|
産業環境部 |
|
産業環境部 |
|
産業環境部 |
新造船「しおね」就航式を行います! |
建設部 |
|
教育委員会教育部 |
|
教育委員会教育部 | みやぎびっきの会DreamChainコンサートinしおがま |
教育委員会教育部 | 「感謝のつどい」~月見ケ丘小学校校舎長寿命化改良工事完成披露~ |
[財政課(355-5814)]説明項目の資料[PDFファイル/21KB]
復興を加速させて欲しいというお気持ちだと思いますが、仙台トヨペット株式会社様からハイブリットカーを1台寄贈いただくことになりました。
贈呈式は、3月23日金曜日午後2時30分から仙台トヨペット株式会社代表取締役会長の亀井文行様にもお越しいただきます。
[長寿社会課(364-1204)]説明項目の資料[PDFファイル/76KB]
東日本大震災では、様々なご支援をいただきましたが、宗教団体の方々から、心のケアということで、多くのご支援いただきました。東大寺様にもお越しいただきましたし、私が記憶するだけでも、台湾の方々にもお越しいただきました。
3月17日土曜日、地域づくり講演会~地域で暮らす人々の思いから"地域づくりを考える~と題して、飛騨千光寺住職の大下大園さんにご講話いただきます。大下様は東日本大震災以降、被災地での支援活動をつづけ、訪問回数は60回を超えます。講演会では、被災地での地域づくりを内面からどう取り組むべきか、といったお話もお伺いできるのではないかと思っております。
[水産振興課(781-7706)]説明項目の資料[PDFファイル/866KB]
仮称おさなかミュージアムが3月24日土曜日にオープンいたします。テーマは3つであります。1つ目は、「海とともに歩んできたまち」塩竈ということで、おすし屋さんのカウンターでバーチャル寿司体験など、目で味わう美味しそうなマグロのお寿司。ということになるのかと思います。
2つ目のコーナは「マグロの塩竈」ということで、イラストやパズル、クイズなどを通して、子供たちのこの空間を楽しんでもらいたいと思っております。
3つ目は「豊かな海の恵み」ということで、現在、北浜に親水空間というものの整備をしております。まもなく、形ができあがると思いますが、海のまち・塩竈にいながら、水に親しむ体験ができませんでしたが、北浜の緑地護岸場所でアマモ場を体験していただきながら、小さな魚を自分達の目で見て、手で確認していただける空間が出来上がります。魚市場の展示はそのバーチャル版になるのかと思いますが、「豊かな海の恵み」ということで、ノリ、カキ、ワカメの養殖をはじめとする浅海漁業やかまぼこなどの水産加工業について、加工製品の実物展示などを用いて紹介します。
Q.北浜の親水空間ができるのはいつ頃なのか?
A.おそらく平成33年頃になると思います。水門の工事がその時期までかかる予定です。
Q.おさかなミュージアムの売りは何か?入場は無料なのか?
A.塩竈の魚に触れることができたり、マグロの大きさなどを体感したりできるミュージアムですが、一番目立つものはマグロの原寸大で作った抱っこができるぬいぐるみです。子ども数人がかりで持つような大きさです。入場料は無料です。
Q.開館時間は何時から?
A.午前7時から午後5時までです。朝早い時間であれば、セリや魚が並んでいるところを見ていただくことができます。
Q.デッキをどう使っていこうかというのがあるのか?
A.遠足などで来ていただいた時に、お弁当を広げて食べるとか、できるようにしたいと思います。
Q.どんな人に来てほしいか?
A.地元の子どもたちに来てほしいと思っています。あとは塩竈を知っていただくために、学校の遠足とか、県内の学校にPRしていきたいと思います。
Q.これまでの来場者はどのくらいか?
A.数える方法として、一般用の駐車場の出入りで、1台2人という計算でカウントしているところですが、土日は多くの方に来ていただいております。12月はメディアでも随分紹介していただきましたので、8千人ぐらい来ていただきました。メディアで取り上げられると増えますので、1月は少し下がりました。
Q.年間およそ10万人目標というのは、おさかなミュージアムを含めてということか?
A.含めてです。
[商工港湾課(364-1124)]説明項目の資料[PDFファイル/100KB]
愛知県名古屋市のイオンモール熱田店で、「みなと塩竈フェア」を行います。昨年も同様のイベントを開催しており、今回で3回目となります。
開催の趣旨でありますが、残念ながら東日本大震災からまもなく7年が経過しようとしておりますが、風評被害が払しょくできておりません。関東までは本市の魅力ある水産加工品をお届けできているのですが、残念ながら関西以西は依然として厳しい状況で、本市の特産品が全国流通まで回復できずにおります。結果として、生産額が震災前の75%程度であります。そういったことを打ち破っていくためにも、関東と関西の中間である名古屋で本市の特産品をPRしようということで、今年度も開催いたします。
今年はイオンモール熱田店で3月16日金曜日~18日日曜日の3日間、塩竈の水産物や水産加工品の他、スイーツ、お酒等を持参し、名古屋地区の皆様に本市の魅力を発信してまいります。
[浦戸振興課(361-7710)]説明項目の資料[PDFファイル/264KB]
3月28日水曜日、午前10時から新造船「しおね」の就航式を行います。本市の市営汽船は現在中型船2隻、小型船1隻ですが、経営健全化計画の中で、中型船1隻、小型船2隻に切り替えていくということで、小型船1隻はすでに「うらと」が就航しております。今回、2隻目の小型船が出来上がります。就航にあたり、船名を募集し、「しおね」に決定いたしました。就航式では、最優秀賞の方に記念品を贈呈させていただきます。実は現在「みしお」という中型船が就航しておりますが、この「みしお」も、今回最優秀賞を受賞された方が命名されました。
大変恐縮なのですが、命名いただいた「みしお」が、「しおね」の就航によって、廃船になるというお話をさせていただきましたところ、ご本人は残念なお気持ちだったようでありますが、「しおね」をしっかり活用して、地域の皆様や観光客の皆様、何よりもこの船を生活の糧とされる浦戸の方々にしっかりと思いを託させていただきたいというお話をさせていただきました。
Q.残る中型船の船名は?
A.「しおじ」です
Q.「しおね」を命名した方は就航式に出席されるのか?
A.ご案内はさせていただいております。就航式の前に表彰式という形で表彰させていただきます。
[都市計画課(364-2510)]説明項目の資料[PDFファイル/407KB]
復興支援ということで、様々な取り組みをしておりますが、京都にお住まいの植木職人に第16代目棟梁、佐野藤右衛門さんという方がおられますが、鹽竈神社にあった天然記念物「鹽竈ざくら」の復元に大変お力添えをいただいたのが、第15代佐野藤右衛門さんでありました。
そういったご縁で、東日本大震災で被災を受けました塩竈市にということで、四方跡公園に植樹された「波分桜」と同様に、有志団体「はなはなプロジェクト」と第16代佐野藤右衛門様から寄贈いただきました「祇園しだれ桜」、正式名称は「一重白彼岸枝垂桜」を、今回本塩釜駅前アクアゲート口に植樹いたします。派遣職員の方にも記念に植樹に参加していただき、お帰りになる職員の皆様への、せめてものはなむけとさせていただきたいと思っております。
Q.植樹自体に派遣職員が関わられているのか?
A.特に関わりはなく、桜の植樹式に参加してもらうものです。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/678KB]
塩竈フォトフェスティバルであります。今回は「自己と他者」という少し難しいテーマになっております。平間至さんを中心とした実行委員会の皆さんが、塩竈市杉村惇美術館や亀井邸、ビルドスペース、ふれあいエスプ塩竈を主会場として開催いたします。
期間は3月7日から18日までです。特に牛腸茂雄さんという1970年代に注目を浴びながら、36歳という若さでお亡くなりになった方でありますが、この方の作品を美術館で展示いたします。全国的にファンの多い方で、全国各地から大勢の方が「写真のまち塩竈」に足を運んでいただくことを期待しているところであります。
[市民交流センター(365-5000)]説明項目の資料[PDFファイル/157KB]
チケットはすでにSOLDOUTでありますが、3月3日㈯、4日㈰2日間の公演であります。出演は「びっきの会」の皆さんであります。さとう宗幸さんや本市の文化大使であります声優の山寺宏一さん、稲垣潤一さん、そして小柴大造さんは復興ソング「虹をかけよう」を作詞作曲された方であります。さらにゲストとして、本市出身で、声優として大人気の島崎信長さんにもお越しいただくことになっております。
Q.「びっきの会」として開催するのは今回初めてか?
A.「びっきの会」としては初めてです。
[月見ケ丘小学校(362-2441)]説明項目の資料[PDFファイル/22KB]
市内の小中学校は、築30年40年が当たり前の中で、本市の財政が厳しく新築が出来ずにおります。
その対策として、校舎の改修においては、文部科学省に大規模改造事業、長寿命化改良事業等の補助制度があります。これらの制度を用いて、市内では玉川小学校、第三小学校、月見ケ丘小学校、そして今回4つめの第三中学校の工事が始まるところであります。
月見ケ丘小学校については、平成28、29年度の2カ年間で整備を行い、完成いたしました。学校から、建設工事に関わっていただいた皆さんに感謝の意を表したいということで、3月12日㈪、午前9時35分から「感謝のつどい」を開催いただくことになりました。
3月24日土曜日、「オリンピックデー・フェスタ」を開催致します。オリンピックに出場し、顕著な成績を上げられた選手の皆さんに塩竈へお越しいただき、被災に合われた市民や子どもたちに激励をいただくというイベントであります。
特に杉本美香さんは、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得された方でありますし、奥野浩昭さんも、バレーボールファンの方には大変有名な方であります。ぜひ、記者クラブの皆様にも足をお運びいただきたいと思います。
市民交流センターの職員が智恵を絞って、ウサギがタヌキに対する殺人未遂罪で告訴をされたという、「昔話法廷」カチカチ山裁判をもとにした朗読劇を演じます。こどもたちに、この裁判の裁判員として参加してもらい、裁判官役の職員とともに判決を評議します。3月29日木曜日の午後1時30分から4階の「おはなしの部屋」で開催いたします。
図書館に来館される方に、様々なテーマの本が3冊入っている手作りのおたのしみ袋を貸出しいたします。手づくりの袋で、中身が見えないようになっており、家に持ち帰っていただき、出来る限り本に親しんでいただくという取り組みであります。
職員の知恵と工夫でこういった事業に取り組んでいるということを、ぜひ、PRしていただければと思います。
Q.これまでにも開催したことがあるか?
A.昨年は、「ゆめ博」に絡めて、東北学院大学の学生の皆さんの提案という形で開催したことはございます。今回開催するシンポジウムは、現在塩竈市が策定しております「塩竈市観光振興ビジョン」の概要説明や、策定するにあたって若手の方々がワークショップで色々考えてくださいましたので、そのような内容をパネルディスカッションという形でお話していただきます。
Q.ビジョンはいつ、どのような形で発表するのか?
A.3月8日木曜日からパブリックコメントを行います。各施設にビジョン案を設置しますので見ていただくほか、シンポジウムでもその概要をお知らせいたします。
Q.キャッチフレーズのようなものは決まっているか?
A.ビジョン策定に関わったワークショップの参加者から、「千年を超える歴史のあるまち」で、しかも、鹽竈神社があって、港があって、「千年」というキーワードが出てきています。
現在、最終的なキャッチフレーズを確定する段階にきていますが、シンポジウムのタイトル「千年後にもつなげる塩竈のこれからの観光」とあるように、「これまでの千年の歴史とこれからの千年」ということで最後のツメを行っているところです。
Q.数値目標も盛り込むのか?
A.長期総合計画、国、県の指標もありますので、それらを基にしながら、このビジョンの中にも数値目標を盛り込んでいきます。