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定例記者会見説明項目資料全ページ [PDFファイル/4.96MB]
水産振興課 |
「三陸塩竈ひがしもの」シーズン到来!販売開始式・試食会開催のお知らせ |
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商工観光課 |
9月の観光関連イベントについて |
秘書広報課 |
「月灯りは"レトロコーデ"で。」の開催について |
健康づくり課 |
新型コロナウイルス感染症に関する情報 |
土木課 | 令和5年度街区公園植樹事業について |
教育総務課 |
ふるさとの海が見える学校再現プロジェクト(第1弾)経過報告(環境整備完了について) |
おはようございます。改めて市長選が無投票で2期目という形で、市民の皆さまのご判断がありました。ことについては大変重く、また厳しく受け止めております。
私も県会議員を4期務めさせていただきましたが、無投票という塩竈市長選では76年振りとなったことについて、私も経験したことのない初めてのことでございます。自分の中では、選挙で4年間の評価としてどれだけの方が佐藤光樹の名前を書いていただけるのかということは、ひとつのバロメーターになります。現職としての評価になりますので、選挙でどういう意見のぶつかり合いがあって、戦い方があって、公約のぶつけ合いがあって、人々に訴え、選挙の結果が出るというプロセスの積み重ねでしかないのですが、これまで努力した4年間の評価が数字となって表れるので、どれだけの数字で判断されたのか自分でも確認できます。100点満点は絶対ないので、例えば良い点数だと思っても、選挙にいらっしゃらなかった方、もしくは別な方に入れた方もいるので、そういった方の様々な思いを、逆に反省として次に生かしていく。そういう考え方もあり、私としては選挙はぜひあって欲しかった。だからこそ、無投票というのは、その判断をするのに難しいという表現になり、大変重く、無投票ということを受け止めております。
9月11日からの2期目の任期につきましても、市民の皆さんの期待に応えられるような市長になるように気を引き締めて、対応をしていかなければならないと感じているところでございます。皆様方にはいろいろとご指導いただく場面が増えると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
今年につきましては9月14日の7時半から塩竈市魚市場の南棟の荷捌き所前で販売開始式を開催させていただきます。その後、試食会も例年通りございますので、ぜひ皆様方にもお出で賜りまして、今年のひがしものの食味をしていただければと思っております。
また今回、日本財団の皆さんからご協力をいただきまして、販売開始式の中で、漁師の皆さん、塩竈市立第二中学校の美術部の皆さんがデザインされた、大漁旗の贈呈を予定しておりますので、そちらの方もぜひお楽しみにご覧になっていただければありがたいと思っております。
また、この秋になりますが、仙台福岡線を定期運行されている日本航空のネットワークと、航空貨物輸送のスピードを活用させていただきながら、仙台空港から福岡空港へ三陸塩竈ひがしものを産地直送するPR事業が、今年初めて予定されてございます。
私どもとしても、ひがしものブランドの認知度向上と販路開拓に向けた取り組みを日本航空の皆様方のご協力をいただきながら、様々な形で捉えていきたいと考えているところでございます。これに関連して、次のページの「ひがしものマグロ祭」という催しが期間限定にはなりますけれども、9月16日から11月30日まで、塩竈市内の寿司屋さんで開催させていただきますので、ぜひ、いろいろなお店の自慢のお寿司を召し上がっていただければと思っております。
Q:仙台空港から福岡空港へ三陸塩竈ひがしものを産地直送するPR事業の具体的な中身について教えてください。
A:[水産振興課]
現在、日本航空様と打ち合わせをさせていただいておりまして、10月頃から実施の想定させていただいております。認定業者様から、日本航空様の貨物便を使いまして、福岡空港にお届けし、空港の飲食店を始めとし、九州エリアなど27店舗のお店でお寿司としてご提供いただくということを打ち合わせさせていただいております。
Q:実施主体は塩竈市になるのか、それとも買受人組合になるのでしょうか。
A:[水産振興課]
あくまでも、こちらの取り組みは、日本航空株式会社様の国内海産物交流事業という事業がございまして、その中で今回、「三陸塩竈ひがしもの」を選定いただいて、我々行政や水産関係者の皆さんが協力しながら実施する内容となっております。
Q:福岡空港には現在「ひがしもの」は行っているのでしょうか
A:[水産振興課]
買受人組合に確認したところ、主には東京、名古屋、大阪エリアで、九州には「ひがしもの」として商品は行っている可能性はあると思うのですが、直接九州には行っていない状況です。どうしても陸送だと2日かかってしまいます。ひがしものは鮮度が命でございますので、なかなか九州までは難しい状況でした。空路であれば当日発送できる内容と伺っております。
Q:イメージとしては、朝8時からセリがあって、9時ごろには市場から出荷されて、福岡空港に着くのは何時ごろになるのでしょうか。
A:[水産振興課]
塩竈でセリを行った当日に発送し、福岡には翌日到着となります。
Q:九州エリアで27店舗で提供するということですが、寿司店だけではなく、もう少し幅広い飲食店になるのでしょうか。
A:[水産振興課]
現在想定しているのは、福岡空港も含めて、福岡や大阪で27店舗経営している飲食店でお寿司として提供していただけると伺っております。
Q:お店自体は大阪にもあるということで、福岡から大阪に行くということになるのでしょうか。
A:[水産振興課]
今回はあくまでも九州で、特に福岡空港中心にということでと伺っており、詳細はこれから打ち合わせすることになっておりますが、主には九州、福岡空港を中心にと先方様からお話を承っております。
Q:これをきっかけに九州に販路を拡大できるかもしれないということで、期待をされているということでしょうか。
A:[市長]
そうですね、限られた目利きの人が、三陸塩竈ひがしものとして、メバチマグロの中から厳選をして、選ばれたものということになります。ですから毎年一定の量を獲れるとは限られていません。ですから、そこから希少価値、もしくはブランド化に繋がっていったと思っております。塩竈はマグロで有名ということは、大枠ではわかっていただいおりますが、その中でもこのメバチマグロについては、特に赤身が絶品でして、こういったものを1人でも多くの方々に知っていただき、堪能していただきたいと思います。
今は処理水の問題で水産業は大変な状況でもあります。そういった中にあっても、やはり挑戦し続けないと、次の段階に進んでいきませんので、私どもとしては、地方が誇る「三陸塩竈ひがしもの」を1人でも多くの方に、しっかりとご提供させていただけるよう、努力し続けていくことは市としても全面的に一緒にやっていきたいと考えています。
Q:漁師の方への大漁旗の贈呈について、その枚数やサイズなど教えてください。
A:[水産振興課]
今年は、第二中学校の生徒さんによる5種類のデザインを用意しております。サイズは、横2メートル、縦1メートルのサイズになります。来週にも届くと思われます。
「しおがまさま神々の月灯り」を9月30日に志波彦神社・塩竈神社・御釜神社の境内でライトアップを中心に、様々なイベントを開催させていただきますので、よろしくお願いをいたします。
その次のページの「秋の酒蔵めぐり」も同日限定で、午後4時から開催をさせていただきますし、また、次のページの「月灯りは“レトロコーデ”で。」もコラボ企画として開催をさせていただくところでございます。
そして、インスタグラムフォトキャンペーンとして、塩竈の秋をテーマに、これは春夏に続いて3回目になると思いますけれども、それぞれの季節ごとの風景をインスタキャンペーンとして実施をさせていただいて、皆様に写真を撮影していただき応募していたら、四季を通じた形で塩竈の魅力を皆様方に表現をしていただきたいということで継続した事業になります。
このような形で、食欲の秋、味覚の秋、様々な秋を塩竈市内の行事を通じて市民の皆様を初め市外の皆様方にも魅力をぜひ堪能していただければとご案内をいたします。
新型コロナワクチンの令和5年秋の開始の接種が、9月21日から始まります。生後6ヶ月以上の方が対象にオミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを、市内29の医療機関にて個別接種していただくことになっております。9月4日から順次接種券を発送させていただきながら、接種していただけるよう準備を整えているというご案内です。
これにつきましては、地元の小学校4年生になりますが、令和3年度から身近な公園、学校の近くにある公園に植樹をしていただいております。
最初が第三小学校、昨年が杉の入小学校で、今年から月見ケ丘小学校でそれぞれ近くにある公園に小学校4年の児童の皆さんに植樹をしていただきます。今回はそれぞれ自分が植えた木に自分の名前の名札を一緒に添えていただいて、私どもとしては、大きく成長した木が10年後、20年後、お子様方の成長に合わせて成長していく様を享受していただきたいと思っております。子どもの頃に植えた木を大切に、見守りながら、その木が成長し、良い公園で育てていくその様をぜひ植えたお子様方にもまた植えていただいた私ども市としても見守る意味を込めてこういった事業をぜひ続けさせていただきたいと考えてございます。
また、昨年楓町で開催したときには町内会の皆様方のご厚意で、公園の一部にサツマイモ増えているんですけれども、その芋掘り体験も子どもたちが行いましたし、またそのあと30分ぐらいですけれども、担当してた町内会の皆さんや、私ども市の職員と子どもたちで鬼ごっこをしたり、様々な遊びを通じて、ちょっとした時間ですけれども、コミュニケーションを図ることが、我々にとっても、毎年の楽しさに繋がってるということでございますので、これからもどんどん参加をしていただいて、地域の子どもたちとのコミュニケーションを深めていただきたいという趣旨がこの事業の中に込められていることをご承知をいただきたいと思っております。
経過報告ですが、昨年高台にある第二小学校の眺めが、長年にわたって生い茂った木に覆われている状況となっている状況を見ました。大変眺めが良い場所ですので、そのような話をしていたら、OBの方々がボランティアで一部の木の伐採をしていただきました。そうしたところ、もっと眺めが良くなるように木の伐採は必要だろうということも何回も説明しましたが、昔から子どもたち、今の親たち世代がこの森の中で本を読んだり、遊び回ったり、巣箱を作ったりして、それで「愛鳥の森」という名前がつけられました。全ては無理ですけれども、それにちょっとでも近づけていきたいというのが市の方針でございます。ですから、昨年はボランティアで、今年はクラウドファンディング、これは塩竈市で今までやったことありませんが、初めてクラウドファンディングも、ぜひ市役所のスキルアップの一つとしても挑戦したいということで170万円を目標に行ったところ、30数名の方々から合計200万円近いお金をいただくことができまして成立をいたしました。それで先日、その資金をもとに伐採をさせていただいた風景が写真に載せさせております。大変素晴らしくなっておりまして、夏休み明け後の子どもたちが話していたということを学校関係者から話を聞かせていただきました。次にまた来年度は第3弾ということで、間伐をしながら、一部だけでも、子どもたちが、その森の中で遊び、学べる空間をぜひ作ってあげたいと思っておりますので、それに向けた準備をすぐ進めていきたいと思っているところでございます。多くの皆様方にご協力をいただいて、地域の様々な環境が蘇っていく、このことは他の場所でも応用できると思っておりますので、他の学校も含めて、様々な形で、私としても、クラウドファンディングを使わせていただいて、チャレンジし続けていきたいと考えているところでございます。
Q :ほかの学校で同様の事業を行う予定はありますか。
A :[市長]
まだ具体的な話はありませんが、他の学校やPTAの方には今回の事業についてお話ししていますので、各学校でそのようなお話があれば、ぜひご相談をいただきたいと思っています。カメイ株式会社さんから、大変貴重なご寄付を頂いております。そのうちの一部を子どもたちに、還元できないかということを検討しています。正式に決まってから、またお知らせさせていただきたいと思っております。
Q:処理水放出の影響でふるさと納税による寄付額が増えている自治体がある状況ですけれども、塩竈市ではいかがでしょうか。
A:[調整管理監]
ふるさと納税に関しましては、現在8月末の時点の数値としては、前年度と比較して伸びている状況でございます。8月末現在の本市のふるさと納税は1億700万円程度でございます。去年の8月末時点だと6千600万円程度ですので、かなり伸びている状況です。今回のふるさと納税の増となっている要因となるものとしては、鮭の骨を取り除き切り身にした商品が一番選ばれている状況です。海産物という面では、(処理水に関して)影響はしていないのではないかと思います。
Q:総務省が発表した、ふるさと納税の自治体が寄付を募るのに使う経費の基準に関して、塩竈市の返礼費の経費が基準からオーバーしている状況ですが、10月からルールの変更にあたり、返礼品に関し対策を考えているのでしょうか。
A:[調整管理監]
これについては、内部でも検討しているところでございます。一つは経費を圧縮する。例えば品物の金額的を圧縮させる、例えば1万円の寄附に対しての返礼品が3000円分だったものを2500円にするとかそのような対策をするとしたら、寄付される方に対するメリットが下がると思います。ある意味、他の自治体との競争となるので、そういったことでは不利になると思います。それをする前に何か経費を圧縮することができないかということを塩竈市としては最優先に考えております。
Q:どういった経費を圧縮できそうでしょうか。
A:[調整管理監]
今回の基準では郵送料を経費として加えることとなっております。例えば、ペーパーで購入しているものをデジタルに変えるなどを考えております。これは、ふるさと納税の手続きを委託している業者と経費を削減できるものがないか協議しております。
Q:市の当初予算は骨格予算となっていると思いますが、ハード面など9月の補正予算についてはどのように考えているのでしょうか。
A:[市長]
選挙前の後援会活動を含めて、選挙期間中はどのようなことを市民の皆さまに訴え、次の4年間の市政運営をするか、このことをお知らせする期間でもありました。自分自身の努力不足もあったかもしれませんが、市民の方々に次の4年間をどういう考えで市政運営をするのかが伝わりきれていないだろうという思いがあります。塩竈市がこれまで先送りしてきた大きな案件が複数あります。市役所庁舎の建て替え、市立病院をどうするのか、学校の再編、ごみ処理場など、コロナ禍の4年間の中でもある程度、調べ見通してきた部分がありますが、このような大きな案件をどうしていくかということは、市全体としてトータルで考えなければならないと思っております。
市役所庁舎であれば、もうこの状況ですから、建て直さなければいけないだろうということは頭にありますが、分散している各庁舎をどうやって一つにするのか、これは大きな目標になると思います。あとはどこに移転し建て直すのかも大きな議論になります。市立病院も一緒です。今と同じ規模で建て直すのか、民間に売却するのか、市立病院の場合は独立法人化という方法もありますので、そういったことをするかどうかの本核的な議論を逃げずにやろうと思います。これは学校の再編も同じです。そういったことを「見える化」にしようと思っています。そうすることで市民の皆さんに現状をしっかりとお知らせをしたいと思います。半年なり1年に1回、市民の皆さんに現状を伝えながら、1年経ってこういう議論がここまで進みました、2年経ったらここまで進めます。3年目では…、ということを丁寧に皆さんにお知らせしていきます。
本当なら、もっと時間をかければ良いのですが、老朽化した市役所庁舎だったり、市立病院だったり、ごみ処理場などは、普通だったらひとつの案件について7年から10年もかかります。案件ごとに一つ一つやっていたら、いつ起こるかもしれない災害で壊れるかもしれませんから、そのことの整理をしっかりして、財源の確保もしくは運営形態などの対応を加速度的にやりながらも丁寧に市民の皆さん、もしくは市議会の皆様に説明をしなければならない4年間になるだろうと踏んでいます。これは非常に難しいことなので、どこまでできるかわかりません。ただ、市役所庁舎を建て直します。ゴミ処理場をやりますなど、穴が開いているから塞ぎますというだけでは、これからの塩竈市の市政運営を見通すとできないんです。高齢化が進み、税収が下がっている。ましてやエネルギー高物価高の中で厳しい財政運営を強いられている状況で、先送りされてきた大きな課題がたくさんあります。それでも今の現実を生き延びるための政策が必要です。このことを市役所全体でしっかりと協議をして、それぞれの大きな事業についてプロジェクトを作り、その繰り返しをやっていかなければなりません。ですから、その動きを市民皆さんに定点観測しながら、しっかりと議論の進捗状況をお伝えし、これらの課題について、どういうスケジュールでどういうやり方で進めていくことが可能なのかどうか、進めていけるのか、何かをやって何かを諦めなきゃいけないのか。そういったことをもうやろうと決意をしています。
ですから、市民の方々には「何もやっていないじゃないか」と言われるかもしれないけれども、それを誰かがやらないと、もうこれ以上先送りできない状況まで来ているのが、先ほどの案件です。やらなければいけないことから逃げるつもりはないので、しっかりと真剣に真摯に向き合おうと思っています。先送りされてきた大きな案件について、将来にわたっての塩竈のまち作りに影響しますので、見通しだけ立てて皆様方に夢のある話をするのも大事な部分があるのかもしれませんけれども、できるものはできる、できないものはできない、そのことを市民の皆さんに伝えなければいけません。身の丈に合った生き方というのは、今までやり続けてきたものをやり続とけることではないのです。実は必要なものは残しつつも、無理なことはやめていく。その勇気が市役所の中にまだまだ足りないだろうと思います。何を残して何を削るべきか。それは財政運営と一緒だと思います。「入るを量りて出ずるを制す」このことを徹底して市役所の中に植え付けるためにも、一つ一つの案件について、プロジェクトを作って、何が必要で何が必要ではないのか、何ができて何ができないのか。こういったことをみんなで知恵を出し合いながら、たたき台を作って、それを市民の方々にそのプロセスをお伝えしていこうと思います。進捗状況の評価を聴き、修正しながら、2年後、3年後、そして4年後にはこういうスケジュールでこういう場所に、例えば市役所庁舎を建て直したいと示すなど、しっかりとさせていただきたいと考えております。ぜひ市民の皆さんに説明しながら、軌道修正しながらも進めていきたいと思います。
Q :佐藤市長の1期目の市政運営については、ご自身でどう評価されますか。
A :[市長]
やはり、評価というのは選挙になります。それが一つの大きな評価なんですよ。自分自身で思うことが評価なのか、世間が思ってらっしゃることがその評価なのかという捉え方、考え方で違ってくるので、難しいところですが、高齢化が進んでいる状況の中で、4年間コロナ禍の対応もありました。これは全世界が苦しんだ感染症の対策は誰も経験したことのない、遠い昔はあったかもしれませんけれども、経験でありました。ただ、それを言い訳にはできないと思っています。この4年間を総括すると、先ほど申し上げたように、4年前に市民の皆さんにお示しした公約の進捗度合いがどうなのかが、一つのバロメーターになるだろうと思います。思い通りにできましたかと言われたときに全然できていないわけではないけれど、皆さまに自慢できるほどできたのかといったらそうではない。それだけははっきり申し上げられます。ただ、その一方で、コロナ禍の状況で、行事が全て無くなってしまった。人と会う機会が少なくなってしまった。このような状況の中で、やはりコロナの対応に忙殺されていたということが現状だったと思います。まずは国のコロナ対策の補助金に頼らざるを得なかったという状況でした。相当な金額を、ソフトメニューで活用するようにということで、一時期は6億円いただいたときもありましたけれども、いつ来るのか、どのくらいの金額が入るのかわからない補助金での事業を、3年4年させていただく中で、我々も工夫をしながら、改善しながら、その時々の状況に合わせて、実情に合わせて、10割増商品券だったり、ひとり親家庭の方々に対する物資の支援だったり、学校における消毒作業をシルバー人材センターの皆さまにお願いをしたりしながら、いろいろな方々が厳しい状況にあるというお話を聞かされ、それらに応じた政策をコラボレーションして組み合わせていろいろやってみました。そういった知見というのは、今後もいろいろな形で市役所全体として経験として生かしていけると思います。
当然、悪いこともたくさんありました。自分で反省をしなければならないこともあります。それを踏まえて2期目にどう生かしていくかが重要だと考えていることと、思っている以上に高齢化の進捗度合いが著しく激しくて、特に2期目でやりたいことは、75歳以上の1人世帯、単身世帯がもう2,500件近くなっています。2,500件近いっていうことは全世帯の10分の1です。塩竈市にとっては、10%超えています。病気になったときに倒れたとき、誰かがその状況をわかっていただく方がいませんよね。それをどうするかという政策も、見守りという形で強化していきたいと思っています。
それと同時に、アンケートをとってわかったことですけれど、週に何回か外出しますかってお聞きするとですね、一、二回っていう方が二、三割いらっしゃるんですよ。
ということは週に1回2回他の食材をまとめて買い出しに出られるのがせいぜいなんだろうということがわかるんですね。我々、行政がその方々に対して何ができるのかを常に考えなければいけないと思っていて、見守り支援は、お金がかかる部分がありますけれども、今の民間企業でもいろいろな製品を出しています。例えば冷蔵庫やトイレのドアにセンサーがあり、開け閉めすると感知し安否を確認できます。こういった支援ももっと積極的にアピールすべきと思っています。
町内会活動や老人会活動がコロナ禍でほとんどできなかった状態でもありますので、地域コミュニティを生かすための政策も検討しています。これは9月補正に間に合うか。間に合わなければ12月の補正で考えています。町内会単位、老人会単位で様々な事業、行事を作りたいと考えています。
そのような場に参加していただき、積極的に外に出ていただけるような事業も考えています。
ですから高齢化につきましては、これからコロナが徐々に落ち着いて来ておりますので、そういったことにもぜひ力を入れることで、今日は何があるから、集会場に行かなければならないとか、今日はこういう行事があるから学校に行かなければならないとか、日々のローテーションをどのような形で我々塩竈市が提案できるかを積極的に、打ち出していきたいと思っています。それぐらい高齢の方の外出頻度が本当に少なく心配です。
今年は天気が猛暑の状況で、出ないことが確かに命を守るためにはしょうがないのですが、でも、ちょっとした空間をつくり、行事を提案させていただければ、行ってみようかなという、その一歩を踏み出すきっかけになります。
ですから、公約にも書いていますけど、公共スペースの空きスペースを再活用しようということを積極的に提案しています。公園だってそうです。
中の島公園も、フェンスの中にある野球場も誰も使っていないのです。だから草が生い茂っている状態です。しかも、事前に予約が必要で自由に使えません。だから悪循環になる。自由に子どもたちが行ってバスケットをしたり、簡単な野球をしたり使えれば、多分、使う子たちはたくさんいるはずなのです。そのように、市役所とか公民館とか、エスプなどにはデッドスペースって必ずあると思います。
エスプは塩釜高校が近いです。塩釜高校の生徒さんと意見交換すると「勉強する場所を作ってほしい」と言われています。現在、あまり使われていないホールの入り口のあたりに、勉強するスペースを作ることで人がきてもらえるかと思います。ですので、難しく考えずに気軽に来ていただける公共施設を作り出していくことを、ちょっとした工夫で、あまりお金かけずにできるはずです。積極的にお年寄りが気軽に集えるサロン、子供たちが気軽に遊べるキッズスペースなどを作って差し上げたら、間違いなくもっと違う役所に生まれ変われるだろうと思います。
2期目は、そのような場所を増やし、デッドスペースのない公共スペースを生かす形の空間の再利用につなげていきたいと思います。
固定概念に縛られず、やれることをやれないことありますけど、やってみようと一歩踏み出すことが今の市役所には必要だ思っていますので、これから積極的に、職員と一緒に行っていきます。皆さんの厳しい目で、注意深く見守っていただければありがたいと思います。
Q:「学校再編プロジェクト」について、子供たちの反応はありますか。
A: [市長]
残念ながら、子どもたちからは、あんまり良い反応は返ってきませんでした。
ただ、行ってみたらもうすぐわかる眺めの良さです。校長先生とお話したときに、OBの子たちもがこれから来るというお話をいただきました。
伐採した木の処分費用が結構掛かりますので、木材の再利用については、例えば机を作るとか、遊び道具を作るとか、考えていきたいと思います。
二小の壁画から卸市場の正面玄関の壁画に繋がっていったときの教育効果をとても感じています。塩釜高校のボランティアの生徒さんたちが一緒にやってもらいました。そのときに、なかなかコミュニケーションが取れないお子様がいました。好きな絵を描いているうちに、自然と周りの人たちとコミュニケーションが取れたということが、小学生にも高校生にもありました。このような効果があったこともふまえて、学校の特徴を生かしながら、考えていきたいと思います。
Q 市議会選挙の関係でお伺いします。トップ当選の維新の会についてですが、これほどの得票をもって当選されることを予想していましたか。また、トップ当選の印象について教えてください。
A [市長]
統制は固いだろうという情報は聞いておりましたが、縁もゆかりもあまりないお方が、1400票の結果を出されたっていうことを受けて、逆にどういう方々が維新の方に期待をして入れられたのかっていうふうに考えます。分析は絶対に必要だと思います。維新の方々がやってきたことが評価されているのは事実だと思います。
有権者の方々は、議員の方々の給料を減らすことについて、もしくは行政の無駄について、維新の会さんが実際やっている事業とかやってきたことに対する評価が、大阪のみならず、離れている東北の地まで押し寄せてきています。それは改革を実行している実績が認められている、その評価なのだろうと思っています。
そのことについて、議会でどのような議論を示していただくのか楽しみです。やはりトップ当選については、市役所としては重く受け止めておりますので、謙虚に真摯に、主張などをこれからの議会でいただくことを楽しみにしております。
9月の日程
[秘書広報課(355-5764)]
「認知症普及講演会」を開催します
[高齢福祉課(364-1204)]
「第17回塩竈社協 高齢者まつり
[高齢福祉課(364-1204)]
塩釜港旅客ターミナル「マリンゲート塩釜」の指定管理者に係る公募型プロポーザルを実施します
[商工観光課(364-1165)]
「花とcaféと音楽と with bayside street live」
[商工観光課(364-1165)]
OH~エン!すまいる情報発信8月号
[商工観光課(364-1165)]
小学生が描いた「おいしい笑顔」を展示します
[教育総務課(355-8461)]
DOMENICA 96 「ピアノコンサート」
[生涯学習センター(367-2010)]
「美術館Rock」・市民ギャラリー展覧会
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
本の杜・プクちゃんつうしん・しおかぜ・話題の本棚・こどもの読書週間ブックリスト
[塩竈市民図書館(365-4343)]
遊ホールイベント情報
[塩竈市遊ホール協会(365-5000)]
ふれあいエスプ塩竈・公民館だよりWAY・エスプKID’S
[生涯学習センター(367-2010)]