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平成28年2月定例記者会見
今日で東日本大震災発生から1,789日になります。私たちも必死の思いで取り組んでおりますが、全体の行程は遅れていると言わざるを得ない状況です。特に本市においては、災害公営住宅の整備が大幅に遅れています。27年度末で30%を超えるか超えないかという状況で大変申し訳なく且つ残念に思っております。
1月28日、宮城県庁で被災15市町の首長や副市長等が出席しての新たな復興基本方針に対する意見交換会がありました。復興庁から10分程度基本方針の説明があり、その後、各市町2分程度、復興創生期間の方針に対する意見を述べました。その中で一番多かった意見が「人が足りない」ということでした。復興庁には、予算の問題もあるが、支援職員の派遣について「全国に呼びかけて欲しい」という一言でありました。
本市の復旧復興も、残念ながら、未だ災害公営住宅に移っていただけない状況にあり、突き詰めれば、人材難であります。こういった非常事態であるからこそ、職員で足りない部分については全国各地からご支援をいただかなければならない状況です。私たちも折りに触れ、全国を回らせていただき、おかげさまで28年度は33名の派遣職員をお願い出来る予定ですが、今年度に比べると7,8名、人員が減少いたします。
平成27年の国勢調査の速報値が出ました。本市は10カ年計画の長期総合計画において、10年目で55,000人確保を目標に掲げておりますが、残念ながら中間年度で55,000人を割り込んでいます。平成26年度は一時的に社会減に歯止めがかかり、若干喜んでおりましたが、年間平均で、400人減少し続けており、減少の歯止めがかかっていない状況です。大震災も原因の一旦ではありますが、まちづくりの基本的な取り組みについて点検、見直しが必要だということが実態だと思います。
平成28年度の当初予算編成について改めて報告させていただきますが、予算編成にあたっては次の3点になります。1点目は復旧復興を加速されるための予算編成。2点目は人口減少対策。特に少子高齢化といった塩竈に住み続けていただけるような施策について最大限配慮した予算編成。3点目は、消費税2%アップが実施されることを前提とした予算組みです。新しい社会の到来に対して、本市として、どのような取り組みが必要か最大限予算に盛り込んだつもりです。市民の方々に元気で明るく、このまちでお暮しいただければ…という思いです。
市民総務部 | |
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産業環境部 | |
建設部 | |
教育委員会 教育部 |
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教育委員会 教育部 |
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震災復興推進室 |
[総務課(355-5007)]説明項目の資料[PDFファイル/110KB]
今年も3月11日(金曜日)14時30分から追悼式を挙行いたします。約800名の方々にご出席いただく予定です。当日は、東日本大震災モニュメントに午後1時~4時まで献花台を設置しますので多くの市民の方に献花いただきたいと思っています。また、サイレンにあわせ、14時46分には黙とうをささげます。
[政策課(355-5728)]説明項目の資料[PDFファイル/182KB]
東日本大震災発災後から5年間にわたり、碧南市から職員を派遣いただいています。その感謝の気持ちを込めて、碧南市民駅伝大会に本市職員が参加しております。また、駅伝大会の時には、碧南市のご配慮で地場産品の販売コーナー等も設置させていただいております。
こういったご縁もあり、昨年、新浜町に碧南市に本社のある「スギ製菓」さんの東北工場がオープンするなど、様々な形で交流の輪が広がってきております。
そういった感謝の気持ちを碧南市民の皆さんに直接伝えたいということで、私が監督として「市民駅伝」に参加することになりました。今後もこういった市民ぐるみの交流が広がっていければと思っております。
[水産振興課(364-2222)]説明項目の資料[PDFファイル/1.4MB]
毎年の開催行事ですが、今年は「”塩竈”ブランティングに挑戦」ということで、「三陸塩竈ひがしもの、浦戸うみの子」など、様々なブランドを発信してきましたが、震災後はひと休みの感があります。
ぜひ、またフード見本市で未来につながるような新たなブランド商品を生み出していきたいと思っています。その一環として、「しおがま屋」という塩竈発の商品をどのような形で食べていただければよいか?アピールしていきたいと思っています。塩釜高校の生徒さんや商工会議所女性会に加え、今年は仙台白百合女子大学、子育て世代の主婦の皆さんにも参加いただき、新たな食材の食べ方を発信してまいりたいと思います。
Q:「しおがま屋」のメニューはホームページへの掲載やレシピの公開はあるのか?
A:2月2日日、レシピのお披露目を予定しています。ホームページやイベント等で紹介していく予定です。
[都市計画課(364-2510)]説明項目の資料[PDFファイル/286KB]
過去から現代、現代から過去を振り返っていただく写真展「しおがまタイムトラベル写真展」を」開催します。2月28日(日曜日)に開催します。展示場所は塩竈市杉村惇美術館、旧ゑびや旅館、志波彦神社・鹽竈神社(絵馬殿)を活用して写真展示するほか、この会場を無料シャトルバスが運行いたします。
あたたかいおでんをご賞味いただく場も提供いたします。大勢の方にご参加いただきたいと思います。
Q:写真展は1日だけか?写真の展示数は?
A:写真はその後も展示しておく予定です。展示数はまだ決まっていません。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/191KB]
今回で5回目の開催になります。3月5日から21日まので期間です。
写真展については、今年はオランダのクリエーターでありますエリック・ケッセルさんが会場にお越しいただき、主催者である平間至さんとトークイベントを行います。
また、優秀賞の方には、副賞として写真集を制作します。
[市民交流センター(365-5000)]説明項目の資料[PDFファイル/219KB]
本市の文化大使である菅野潤さんが、公開ピアノクリニックと題して、市内の小中学生を指導いただきます。クリニック終了後にはミニコンサートを開催いただきます。ぜひ、多くの皆さんに遊ホールにお越しいただきたいと思います。
[復興推進課(355-6593)]説明項目の資料[PDFファイル/142KB]
藤倉二丁目地区の土地区画整理事業について、一部立ち退きをしていただいておりました地域住民の方々に、住まいの建設に入っていただける環境が整ってまいりました。造成工事が完了した一部宅地の方々については、4月のいつ頃から引っ越しいただく。という明確な説明ができるようにしてまいりたいと思います。
Q:人口減少問題55,000人を下回ったとのことだが、こういうことをやっていく。というものはあるのか?
A:出産、子育て世代が足りないというのが現実です。他力本願的になるが、海岸通地区にマンションが建設されますので、そこに新しい方々がはいってくることを想定して、本市としてもしっかりと応援していかなければならないと思っています。また、子ども医療費の拡大もその一環でありますので、子育て世代の方々が暮らしやすいと言っていただければと思います。