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平成26年2月定例記者会見
浦戸の無人島の防潮堤について、報道されています。このことについて、ご説明いたします。
災害復旧法では、被災地の復旧は原形復旧が原則です。市としては、地域の方々の生命・財産を守ることが大きな役割であると考えております。無人島の防潮堤につきましては1980年代に、背後の農地を守るために県が建設したものです。東日本大震災で、この防潮堤も大きな被害を受けました。県から、施設について復旧したい、との提案を受け、塩竈市として、土地を守る、という観点から復旧をお願いしました。現場を見た人々から、この土地は農地として活用されていないのに、ここに防潮堤をつくるのは税金の無駄使いなのではないか、というご意見が出されました。市では、最低限の復旧は必要であると考えておりますが、現在、土地の所有者に聞き取り調査を行い、農地として活用する意思があるのか確認しているところです。所有者の方々も、皆さん地元にいるわけではないので、確認に時間がかかっておりますが、所有者の意見を聞きながら、県と、どう復旧していくのか、話し合いを続けてまいります。
さて、話は変わりまして、2月1日には、伊保石地区の災害公営住宅の入居式が行われました。その際、長い間お待たせしてしまったことについて、お詫び申し上げました。震災から3年の間、仮設住宅やみなし仮設、他の地域で暮らしてきた方々に、大変お待たせしてしまいました。これからも、安心して暮らせる環境を提供できるよう、がんばってまいります。
また、2月2日は浦戸消防団の出初式でした。しかし、会場の野々島では、観閲式を行う広場もない状態です。震災を感じさせる痕跡が浦戸の島内にはまだ多く残っています。「震災」という言葉が早く忘れられるよう、復旧を早めてまいりたいと存じます。
総務課 |
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政策課 |
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水産振興課 | |
商工港湾課 |
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観光交流課 | |
観光交流課 |
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復興推進課 | |
学校教育課 | |
市民交流センター | |
都市計画課 |
[総務課(内線255)]説明項目の資料[PDFファイル/504KB]
今年も3月11日に追悼式を行い、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族に対しましても、慰霊の気持ちを捧げたいと存じます。午後2時30分から塩釜ガス体育館にて開催いたします。また、震災モニュメントの前に献花台を設け、多くの方々が自由な時間に献花できるようにします。今年もバイオリニストの天満敦子さんが追悼演奏をしてくださいます。
[政策課(内線314)]説明項目の資料[PDFファイル/750KB]
塩竈市では、平成23年度から第5次長期総合計画がスタートしました。震災の復旧・復興については復興推進計画で進め、その陰にかくれがちですが、長期総合計画も、粛々と進めてまいりました。毎年、「進度報告会」という形で、市の施策がどのような取り組みになっているか、審議会と市民懇談会委員の方々に報告し、評価をいただいております。報告会は一般公開しておりますので、市民の方々にも多くご参加いただきたいと思います。
[水産振興課(364-2222)]説明項目の資料[PDFファイル/658KB]
昨年も全国から足を運んでいただきました。今年も県内外に参加を呼びかけています。風評被害などで厳しい状況ですが、安全性をアピールし、塩竈の食品の良さをご理解いただけたらうれしく存じます。
[商工港湾課(364-1124)]説明項目の資料[PDFファイル/501KB]
被災地に企業立地を促進するため、多くの支援制度が用意されています。今回、その制度を利用して塩竈に食品会社の工場が立地します。
2月4日(火曜日)、13時15分~13時45分、宮城県庁において東京タイガとの「企業立地協定式」が行われます。東京タイガは、餃子等の食品製造販売業の会社で、「復興餃子」として、しおがまの笹かまぼこを素材に餃子を作る予定とのことです。
[観光交流課(364-1165)]説明項目の資料[PDFファイル/525KB]
2月16日(日曜日)、10時00分~15時00分にマリンゲート塩釜で開催されます。山形芋煮で使用される2メートルの大鍋を使っておでん1,000食が用意されます。ほかに、お得なかまぼこ詰め合わせの販売や手焼き笹かま体験、スイーツフェスティバルなどが行われます。塩釜市青年四団体連絡協議会が行うイベントです。多くの市民の方にご参加いただきたいと存じます。
Q.このイベントはいつから始まっていますか?
A.今回が初めての開催です。
Q.しおがまおでんの特徴はなんですか?
A.塩竈産の練製品が使われていることです。また、普段はおでんに入れることのない笹かまぼこが入っています。
Q.山形芋煮の鍋ということですが?
A.山形から借りました。当日は、鍋の設置のため、二人ほどお手伝いに来てくれます。
[観光交流課(364-1165)]説明項目の資料[PDFファイル/710KB]
今回で14回になります。多くの方がこの大会を目指して切磋琢磨し、年少の部から熟年の部まで、幅広い世代の方が参加されています。今年も、この大会で新たなドラマが生まれることを期待しています。
[復興推進課(内線333・346)]説明項目の資料[PDFファイル/1.3MB]
1月28日に、8回目となる「東日本大震災復興交付金事業計画」を復興庁に提出しました。事業費の合計は2、694、153千円です。これまでの累計は38,505,357千円です。今回の申請は26年度事業費を基金として積み立てるものです。まもなく内示があるかと思います。災害公営住宅整備事業については、用地取得が必要な整備費要望は今回が最後となります。新規に不足が見込まれる50戸分の建設費1,586,300千円を申請しています。ほかに、下水道事業や避難道路の整備事業などを申請しております。
Q.住宅の不足分は、どういう見込みからか。
A.アンケート調査の結果、不足する見込みになりました。自力再建を目指していた人が、自力再建が難しくなるなど、被災者の事情もあるようです。
[学校教育課(365-3216)]説明項目の資料[PDFファイル/629KB]
青山学院大学は、昨年夏から浦戸の復旧活動などのほか、市内の小学校や保育所、老人施設などで活動していただきました。学長に御礼を申し上げた際、学長より、この活動を一過性のものでなく、まちづくりや福祉、学校教育などに繋げて交流していきたい、とのお話しをいただきました。そこで今回、2月6日(木曜日)11時00分~、青山学院大学におきまして、連携協力に関する協定締結に係る調印式を行うことになりました。今後も、教育、保育、福祉などのほか、環境整備や経済復興支援などについてもご協力いただきます。
[市民交流センター(365-5000)]説明項目の資料[PDFファイル/1.1MB]
塩竈出身の指揮者・大浦智弘さんと、塩竈在住のバリトン歌手・高橋正典さんが行うオペラです。宮沢賢治原作の「ポラーノの広場」を上演いたします。また、2月15日と16日に開催されます、塩竈夢ミュージカルもよろしくお願いいたします。
[都市計画課(364-2510)]説明項目の資料[PDFファイル/865KB]
現在、各地から職員を派遣いただいております。派遣元の自治体とは、職員派遣をきっかけに、さまざまな形で交流をしています。この度、雛飾りで有名な長野県須坂市から、雛飾りをお借りし、市役所やまちの駅などに展示することになりました。「塩竈deひなめぐり」にも参加展示します。