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おはようございます。皆さま方におかれましては11月に入りまして大変お忙しいところおいでいただきまして心から感謝を申し上げます。
最近すごく感じたことがありますので、ご挨拶の中でお伝えさせていただければと思います。
先日、塩竈市立第三小学校そして塩竈市立杉の入小学校の小学4年生の皆さんと一緒に植樹をさせていただきました。第三小学校は去年に続き2回目になりますが中の島中央公園で、杉の入小学校は楓町北公園で植樹をさせていただいたところですが、大変面白く楽しいひと時を過ごすことができました。塩竈市としての狙いは「郷土愛」「地元愛」これをどのように育てていくかということが我々の頭にはございます。
ただ、その一方で「郷土愛」を市の政策の中で、子どもたちに押し付けるようなやり方ではなく、これから先、自然と毎年続けることで徐々にそのような気持ちに繋がっていけばいいなと。簡単に言うと“たね植え”の目的でこのようなことをさせて頂いております。そうしましたら杉の入小学校で、地元の町内会の皆さんにご厚意をいただきまして、ちょうど公園の中にさつまいもの畑があって、いも掘りをさせてくださるということで町内会の皆さま方にもご参加頂いて、植樹をしていも掘りをさせて頂くことができました。
それと同時にさらに嬉しかったことは、担当する職員が15名~20名おりましたが、第三小学校の時も杉の入小学校の時も、その後30分ぐらい鬼ごっこや花いちもんめ、どんぐり拾いなど一緒に夢中になって、実は私ももう50過ぎておりますけれども童心にかえって子どもたちと一緒に駆け回ることができた、このことが一番子どもさんにとってというよりも、私たち塩竈市役所の職員にとっても地域の方にとっても、大変思い出に残るひとときだったのではないかなと思いました。
このようなことをやり続けていくことが実は一番大切なのだろうと、シビックプライドを醸成するというよりは、地域との関わり、人との関わりの中で自然とそういう気持ちが醸成されていく、このことをやり続けることが市としても非常に重要だということを改めて気づかさせていただきました。そしてまた塩竈市立第三小学校において大変これは嬉しかったのですが、昭和40年、41年に卒業された方々が、レンガを削って壁画を作ったものが校舎の入り口の壁になっているところにございます。もう何十年前の話ですからそのもの自体は泥とか汚れで黒くなっていたのです。それを学校の皆さんが一生懸命高圧洗浄機で3回、4回かけて汚れを落とされた。その後に出てきたその掘ったものが、東京オリンピックのスキージャンプという競技の絵柄が掘ってあったのです。そこに学校の職員の皆さん、小学生の皆さん、中学生の皆さん、塩釜高校の生徒の皆さんが色付けをしていただいた。それが今蘇って実は先週の日曜日に見て参りました。大変素晴らしいものでしたし、実はOBから一番反応がありました。「懐かしい」「自分が掘った作品はどこだっけ」というような話を頂いたところでございます。ですから、こうやって一つ一つのことを立ち止まって振り返ること、それが一つ一つの大きな新たな宝になっていくのだろうと感じたところでございます。こういったことを続けさせていただく、もう一回それぞれのこれまでの歴史や経緯をしっかりと見つめ直す、このことを私たち役所としてさせていただきたいと改めて痛感したところでございます。ただ最後に、小学生の女の子に「イケメン、イケメン」と言われた職員がいて、二日続けて同じ職員が「イケメン」と言われておりました。一番子どもに会っている私が一度もそんなことを言われたことがございません。ジェラシーですね。でもその職員も張り切って鬼ごっこをしておりました。職員のそういう姿を見るのはそんなに回数はなかったので、やはり子どもの持つ力というのは改めて計り知れないものがあると思いました。これは地域にとっても、それぞれの大人にとっても非常に重要な視点であるということを思いましたので、そのことについては、これからも大人として子どもたちの成長を末永く見守り続けたいと感じたところでございます。
定例記者会見説明項目全ページ資料 [PDFファイル/1.48MB]
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[政策課(355-5631)] 定例記者会見説明資料項目1 [PDFファイル/285KB]
この度、カメイ株式会社の代表取締役社長の亀井文行様にしおがま未来大使を委嘱させていただくことになりました。カメイ株式会社の皆さま方には以前より、創業の地が塩竈であるということから、多額のご寄付をいただいております。そのご寄付の中から、「カメイこどもの夢づくり基金」を創設し、小中学校の図書の整備や塩竈市中学生国際交流研修事業等に使わせていただいています。このようなご縁から、この度ご依頼したところ、快くお引き受けいただきました。
Q:亀井文行様にしおがま未来大使を委嘱するということですが、この方をお選びになった理由と、大使になられてどんなことを期待されていますか。
A:[市長]
亀井文行様におかれましては、今日まで創業の地であるということからも多大なるご寄付をいただいており当時の市長、議会の皆さま方が、頂いたご寄附を子どもたちのために使おうということで決定し、「カメイこどもの夢づくり基金」が創設されました。こちらの基金を元に昨年から塩竈市中学生国際交流研修事業を実施しております。今年度の第1回事前研修(令和4年10月29日実施)の際にも、カメイ株式会社の国際経験のある社員の皆さま方よりご講演をいただいたところでございます。
亀井文行様のような企業家が塩竈のご出身でいらっしゃるということで、塩竈市の子どもたちや塩竈市にとっても多大なる影響を与えていただけるとだろうと期待しております。
Q:今後、委嘱状交付式などはおこないますか?
A:[政策課]
委嘱状交付式については未定です。
[市長]
カメイ株式会社は仙台に本社がございますので、お伺いして委嘱状交付をしたいと思います。日程はこれから調整します。
[財政課(355-5782)]定例記者会見説明資料項目2 [PDFファイル/374KB]
塩竈市の公用車への広告掲載を募集します。私ども私有財産、これも全て市民の皆さま方からの税金から買わせていただき、使わせていただいているということが基本にあります。そういったものを有効活用させていただいて、少しでも財源の確保につなげていきたいというところから、公用車への広告掲載を募集するというアイデアに繋がったということでございます。職員からの発想ということになりますが、はじめに5台分をこういった形で募集させて頂きますのでご承知おきいただければと思います。これからも地域にとっての貴重な財源をしっかり確保していくための努力は続けないといけないと思っております。今までの当たり前だけではもう行政運営自体が立ちいかなくなるということは明白でございますので、様々な財源確保を稼ぐ、そういった視点でこういった事業はこれからも積極的に取り入れさせていただきたいと思っております。
Q:公用車への広告掲載を募集する件ですが、今回5台分ということですが、ほかにも公用車はありますが今後の展開など考えていますか?
A:[市長]
前にも建設部で歩道橋や公園にネーミングをお願いしておりますが、残念ながら今のところご応募がございません。この公用車の募集についても、実は職員からの提案でいただいた案件でございまして、まずはやってみてほしいと。今までこのような話も出されたことがなかったので、ぜひお願いしたいと。それと同時に歩道橋と公園についてもトップセールスをしておりまして、いい感触の企業様があるのも事実でございますから、まずはこういう募集をするのが第一段階だろうと、その次にやらなければいけないのはやはり営業です。営業しないと、特に厳しい今の世相にあっては、誰も発表しただけでは広告を出してくださる方はいませんので、営業の方に市役所としてどう取り組むかということもある意味では、研修にも繋がっていくだろうと考えております。まずはこの5台に載せてもらえるか、そうやって営業させて頂くことで、例えば軽自動車だったら少し小さいよね、乗用車だったらもっと大きくできるのではないかなど営業でまわりながら教えてもらえるのです。要望が前にも付けて、後ろにも付けて、そういったところの一番最初の入り口にこれはなると思っていますので、ここから始まる一つの研修ということを、職員にも知っていただいて次に繋がる、また次の段階へと育っていただければいいなと市長として思っています。
Q:月3000円という価格設定ですが、価格として少額にみえるのですが、3000円で市の収入として何ができるのか、何に使っていきたいのか教えてください。
A:[市長]
市役所は正直、使うという意識は強くあっても、稼ぐという意識が弱いですね。ですから月3000円稼ぐのはどのぐらいの手間暇がかかるのか、広告を出していただくにはどういった営業をかければ広告を出していただけるのか。もしかすると金額以上にそういった研修という分野での市の職員の方々に対する、稼ぐ意識を醸成する方がもしかすると3000円以上の価値があるのではないのかなと思います。月々やはり3000円を振り込んでください、1年まるごとください、それよりも集金して3000円をもらいに行く、このようなことをどうやって職員に知ってもらうかというのは非常に重要だと思っております。やはり税金なので全て、私たち使わせていただくのは。それを意識しないとどうしても無駄に使ってしまいます。そこを醸成するにはこういった一つ一つの事業の中での積み上げ、積み重ねそれが非常に重要だと、外から入ってきた私がそう思うので、職員の方からこのような提案があったことは非常に嬉しいです。ですからお金以上の価値を見出していただけるように私たちとしても応援させていただければと思っています。
Q:公用車への広告について、これははじめての事業なのか、また公用車5台ということですが市長も使われる公用車も含まれるのか。もう一つは、募集する企業は塩竈市以外の事業者でも可能なのか。
A:[財政課]
塩竈市としてはじめての試みです。公用車の広告の募集ですが市内に限らず募集しております。今回の公用車5台についてですが、軽自動車3台、ワンボックス1台、普通乗用車1台で、市長車、副市長車、緊急車両は入っておりません。
[子ども未来課(355-7610)]定例記者会見説明資料項目3 [PDFファイル/48KB]
地域のおしごと体験事業「がまっこ商店街」についてでございます。市内の小学生の皆さんと、普段接することが少ない様々な職業や仕事を体験する場を提供させて頂くことで、塩竈市の未来を担う子どもたちの健全な育成や、塩竈に対する「郷土愛」を少しずつでも育む機会を多くしたいと考えておりまして、そのための事業として地域のおしごと体験事業「がまっこ商店街」を11月12日、午前の部、午後の部、市内の商店の皆さま18店舗にご協力を頂いて、市内の小学校に通う小学4年生から6年生の方々に職場体験をしていただきます。その報酬としてオリジナル通貨2,000円相当になりますけれども、労働対価としてお支払いをさせて頂いて、塩竈市内の資料に掲載しているお店でお買い物をしていただくという企画でございます。こういったことを通じて地域にどういうお店があって、お金を稼ぐにはどういう仕事、どういう働きをしたら稼げるのか、ということを子どものうちからしっかりお店を知っていただく、稼ぐことを知っていただく、これも教育の一環だろうと、楽しみながらそのようなことを覚えていただく、といったことを継続していきたいと思います。
Q:「がまっこ商店街」についてですが、対象が小学4年生~6年生ということですが、何人くらいになりますか?また、がまっこ商店街の開催は2回目でよろしいでしょうか?
A:[子ども未来課]
対象の小学生の人数ですが、120名を予定しております。午前の部と午後の部がございますので60名ずつ体験をしていただきます。また、昨年につづき2回目の事業となります。「郷土愛」「地元愛」を育もうということで昨年がまっこ商店街については地域のお仕事体験ということで、「暮らしの市」や「角市」が開催される日になりますので、こちらと同時開催としてはじめた事業になります。
[商工観光課(364-1124)]定例記者会見説明資料項目4 [PDFファイル/56KB]
「第5弾Let’s Buyしおがま10割増商品券」を販売します。今回も1世帯あたり1冊となります。18,000世帯まで販売させていただく予定です。私ども塩竈市ではこれまで4回、10割増商品券を出させていただいております。どのタイミングで10割増商品券を出させていただくか、やはり資金需要が重なるタイミングでということでいろいろ考えながら、お盆の時期や年末や年度末などということで考えながら出させていただいておりますが、国の交付金をいただきながらなんとか5回目を、年末に出させていただきますのでご報告になります。今回もいつもと同様となりますが、5,000円で10,000円分の商品券、10割増となります。12月12日から販売をさせていただきまして、使用期間は来年2月28日までとなります。これから市内の店舗などご協力いただく皆さまにご登録をいただきながら、販売のための準備をいま進めているところでございます。私ども塩竈市としましてもこの10割増商品券、99%、99.5%以上の方々にお使いをいただいております。使い切っていただいておりますので、それ相当の経済効果はあるだろうと思っておりますし、年末年始で非常にお金がかかる時期、もしくは物価高で大変厳しい状況も当然の如く皆さま経験されておりますので、少しでも家計のプラスになる事業になればと考えているところでございます。
Q:10割増商品券ですが、前回発行した期日はいつですか?また、これから市から対象世帯へ応募はがきが送られると思いますが、全世帯数を教えてください。
A:[商工観光課]
第4弾の10割増商品券は10月31日で終了した事業になります。発売した日にちは8月22日からで、対象世帯数は24,000世帯です。今回も同じく24,000世帯程度を予定しております。発売は12月中旬を目指しております。
Q:事前申込先着順ということで、大丈夫だと思いますが、混雑する際の対策など教えてください。
A:[商工観光課]
塩竈市ではこれまで第4回目までやってくるなかで、いろいろ試行錯誤をしてきておりまして、第3回から事前申込制による受付、引換販売にしておりますので特に混乱はないというのが現状です。発売する場所につきましては、コンビニや郵便局などにご協力をいただきまして市内20カ所以上用意してございますので、お近くの引換販売所で購入していただけます。
[市長]
塩竈市としても1回目は多分10カ所程で、先着順で取りに来ていただくような形で混乱を招いた経験はございます。そこからみんなで相談をして、それで行き着いたのがコンビニで交換していただくとか、事前に応募はがきを出して、手間ひまはかかりますが混乱を回避できる、そういったやり方で5回目を迎えさせて頂いておりますので、今のところこのやり方で大きな混乱は出ていないと思っております。
Q:10割商品券に期待することを教えてください。
A:[市長]
年末ということになります。特に年末は市民の皆さま方にとっても一番やはりお金が出る時期でもございます。また商店街の皆さまにとってもこの商品券を使っていただく市民の方々がお買い物に来ていただける、そういった形では商売のプラスには当然のごとくさせていただくことができるだろうと思っています。地元のお店でなかなか普段気づかないお店がここにもあった、そこにもあった、そういう気づきにも繋がっているというご報告も聞いておりますので、この商品券事業については市民の皆さま方にとっても事業者の方々にとっても喜んでいただいている事業になっていると思っております。
[商工観光課(364-1124)]定例記者会見説明資料項目5 [PDFファイル/80KB]
塩竈市小規模事業者チャレンジ支援補助金利用者募集でございます。小規模事業者の販路開拓やそれに伴う生産性向上に取り組む経費を支援する制度です。補助条件として、一般枠につきましては2分の1までで40万円以内など条件はつけさせていただきますが、こういった機会を通じてご自分のご商売の少しでも販路開拓などにつなげていただきたいというところでございます。
Q:塩竈市小規模事業者チャレンジ支援補助金の利用者募集について、一般枠とコロナ枠がありますが違いはどのようになりますか?
A:[商工観光課]
コロナ枠につきましては、コロナ前に比べて売上が20%以上減少した事業者です。詳細はホームページに掲載させていただいております。
[生涯学習課(355-2885)]定例記者会見説明資料項目6 [PDFファイル/209KB]
「第18回塩竈こどもゆめ議会」の開催についてでございます。市内の小学校6年生の代表者の方々が議員となりまして提案や質問を行っていただきます。今度の日曜日11月6日午前9時からはじめさせていただきます。議場を使って代表質問、一般質問等々本番さながらの議会と同じような形で、こども議員の皆さま方にいろいろなご質問をしていただくというところでございます。いつも思うのですが、子どもの皆さま方の純粋な目線と、大人もタジタジになるような質問の中身、これが非常に勉強になることが多くございます。大人になると、先入観やいろいろなこと考えますけれども、子どものストレートな目線というのはいつも勉強になりますので、大変楽しみにしているところでございます。
[生涯学習課(367-2010)]定例記者会見説明資料項目7 [PDFファイル/65KB]
「第75回塩竈市美術展」を開催させていただきます。戦後間もない昭和22年、杉村惇先生を中心とした美術愛好家の皆さま方と一緒にこの美術展を開催させていただいて、はやもう75回目でございます。今年は11月8日~13日までの6日間ふれあいエスプ塩竈、公民館で開催をさせていただく予定になっております。お時間がございましたら是非ご覧になっていただきたいと思います
[健康づくり課、新型コロナワクチン接種推進室 (355-4123)]定例記者会見説明資料項目8 [PDFファイル/74KB]
私からは新型コロナワクチンの接種に関し、現時点でのご報告でございます。これにつきましては担当課長の方から説明いたします。
【健康づくり課】
新型コロナワクチン接種実績、11月1日現在についての数値を報告いたします。追加4回目接種18歳以上の対象者につきましては、40.6%
追加4回目接種60歳以上の対象者につきましては、77.0%
追加3回目接種12歳以上の対象者につきましては、75.4%、65歳以上の対象者につきましては92.0%です。
また、資料中段にございます、土日祝日もコールセンターでの予約を受付けすることをご説明させていただきます。これまで年末年始に新型コロナウイルス感染症が流行する傾向がございます。こちらに対応するために予約受付体制を強化するということで、11月12日土曜日から12月18日日曜日まで、これまで平日受付だったものを土日祝日含む9時から18時まで受付を対応させていただきます。
Q:松島で歩行者天国の実証実験が行われましたが、塩竈市の事業者の皆さまや松島にくる方にかなり影響があったと思いますが、市長としてこの取り組みをどのように受け止めていますか?
A:[市長]
まず、あのような実証実験をやってみるということについては非常に有意義なものだと思っております。言葉で表すだけで実際やってみないとわからないことというのは多いです。ですからいろいろなご意見をその場でやはりやってみたことでいただくことの重要性はものすごく必要だと思っております。同じフェーズで週末を迎えるのか、違うフェーズで週末を迎えるのか、この差というのは非常に大きいと思っております。ただ問題もあるだろうと聞いています。実はもういろいろな方からお話をいただいたり、塩竈の周辺の方々からも実際そういう状況になるということは事前告知で知っている方が多いとなると、国道45号を車で行かなくなったみたいですね。そうするとその周辺の商店街の人たちからすると、やはり車が来ないということは売上が上がらない、そういうことにも繋がる。後はどこまで本当かわかりませんけど、今日聞いた話なのでまだ確認は取っておりませんが、実は食堂などの売り上げが落ちたのではないかという話はお聞きして参りました。ですからその結果はおそらく県で取りまとめて、出ると思っておりますので、今後このようなことが、よく通過点と言われる塩竈にどのような影響があるのか、もしくは逆に言えば塩竈から観光船で松島に行けますので、そういったことにどのように例えばプラスになるのか、船に乗ってまた船で帰ってきていただく。塩竈の観光業者の方がよく言われるのは、仙台駅での松島に行く告知について、例えば直接仙石線で松島海岸駅もしくは東北本線の松島駅があると思います。表現をしてほしいというのは、塩竈の仙石線の本塩釜駅で降りていただいてそこから船に乗って松島に行けるのですよということを、是非一つの方策として宣伝してほしいというのを過去に言われたことあり、JRの社長にお願いしたことがありました。“塩竈からも松島には船に乗って行けますよ”ということを告知していただけたのですが、そういったものの影響を私たちとしては県の今回の分析をまずは見させていただいて、その分析のなかから塩竈にどのような影響があって、どういう今後それに対するお答えとか対応ができるのか考えるべきだろうと思っています。
とにかく受け身なのです。塩竈市は陸奥国一之宮の鹽竈神社があります。でも昔から松島に360万人が来ていました。100万人は塩竈を通るのですという受け身の話しか若いときから聞いたことがありません。
やはり受け身から積極的にチャレンジしないと多分生き残れないというのが最近よく感じていることなので、松島があるその通過点である塩竈ではなく、塩竈があってそこから松島に行く、そういう方向に我々は変えていかないといつまでも松島、松島、これも見方によってはひとつ重要ですけど、塩竈がどのような立ち位置にいるのかもう一回見直す時期に入ってきていると思います。
今回の実証実験もどのような影響があるのか分析をさせていただいて、塩竈の中心になる発信を役所がしなかったら、いつまで経っても松島の通過点で終わってしまいます。ですから私たちとしましては新しい見方として感じ方として対応の仕方として考え直すべきだろうと。そのためにはありがたい実証実験だったと感じております。実は県にも塩竈でもやってほしいとお願いをしております。例えば、鹽竈神社の県道北浜沢乙線という通りがございます。これについては先日土木部長と、国道45号とぶつかっておりますので、東北地方整備局にもお話をして、今後の門前町の在り方を是非我々も主軸として考えるから県としても国としても一緒にやりませんかという話はもうすでにお伝えをさせて頂いて、良い感触をいただいています。いろいろなモデル事業ができそうだからということで、ですからそういったことを果敢にチャレンジする塩竈市となるための松島の実証実験は大変ありがたい一つのきっかけだったと思います。
Q:実証実験に関連してなんですが、知事が現場を訪れるときに松尾芭蕉の格好をされていましたが、ご覧になった印象を伺えますか?
A:[市長]
新聞に写真が載りましたかね。それで拝見しました。昔から知事はそういう格好をするが多分お好きなのだろうと。というのは茶道もされているので。茶道の格好というか袴での姿もポスターになっていましたし、今回は松尾芭蕉の格好もよくお似合いになっていたと、笑いながら言っていたと表現しておきます。
Q:先ほど市長のお言葉に「塩竈市は通過点」と表現しておりましたが、マリンゲート塩釜から船で松島にいけるということですが、一つ疑問に思ったことが、知事が松尾芭蕉の格好で松島に行くのであれば、松尾芭蕉のルートを通って塩竈から芭蕉の船に乗って松島の島に着いたという歴史的事実ですから、市として来年もし知事が松島に行くのであれば、塩竈からぜひ乗ってください訴えるというか進言する思いがあるのかお聞かせください。
A:[市長]
そういうような発想に行かなかったことが、先ほど私が申し上げたような、甘えていた、松島にだけ頼り過ぎていた、そういうことにも繋がるのだろうと思います。私ども塩竈市はご承知の通り、国府多賀城の物流拠点や奥州国一之宮の鹽竈神社があり栄えた歴史がございます。ですので確か近いうちに市町村長会があると思いましたので、その時にチャンスがあれば申し上げたいと思います。そこの感覚をやはり切り替えた方がいい。松島町は私ども二市三町の広域行政の仲間でもございます。再来年は多賀城の国府多賀城の創建1300年が開催されます。ですからその中の一員であるという部分と、やはり塩竈市が今後二市三町の中で牽引をする部分と、一緒になって協力させていただく部分、そういったことをしっかりと分けて対応していかなければならないと思います。
塩竈市としてこれから積極的に、ご承知のとおり市制施行が3番目なのです。仙台市、石巻市、塩竈市。今でも公式行事ある時には並び方は仙台市、石巻市、塩竈市です。やはり歴史の重みを、もう一度我々塩竈市役所も考え直す時期に来ているのだろうと思っており、それをどうやって市役所全体が体感し、発想を切り替えていけるか。ここが非常に重要な分岐点になるだろうと思います。コロナ禍、物価高、世相がますます厳しくなる中にあって、どうやってインバウンドのお客様を取り込んで行くか、経済を立て直すための観光という分野に力を入れていくか、総合的にやはり今までのやり方やあり方がやはり制度疲労を起こしているのではないかということが今の正直な気持ちです。ですから制度疲労というのはやはり長年こうあるべきだといったその当たり前の感覚、考え方をやはり立ち止まって、これからの時代にどのように対応していかなければいけないのか、現在の厳しさと相まって真剣にやはり考えて、次の時代に合うような生き残り策を講じないと多分もたないと思います。人口が減って高齢化が進んでいるので、税収が上がらないです。それで本市は土地が少ないので企業誘致ができないのです、大きい企業は。だからそうなったときに何で生き残るのかということを、歴史の重さに今までの流れに甘んじることなく、次なる想像に繋げていかないと多分もう市役所自体維持できなくなると思っているので、その辺のところはお尻に火がついている状態の中でどうやって生き残るか、真剣に考えないと多分相当厳しいと認識しております。こんな小さなまちに離島だったり市立病院があったり、そして人口が1万人以上減って税収が20億円以上堆積から減っているのです。でもこれまでの行政サービスは続けさせて頂いていると、もう限界来ていますから、とっくに。そのこと自体私たちも戒めも含めて現状に合わせた形での今後の生き残りをかけた塩竈市のあり方を一度検証するべきだろうと。その先にある目標や明るい未来、そういったものを打ち出しながら現状対応をしていかないといけないと思っているので、本当に難しい世の中になってしまいました。これは全国の皆さん一緒だと思います。
Q:先ほど広域行政のお話がありましたが、週明け7日月曜日に知事に議長として要望提出を二市三町の行政連絡協議会で予定されていますが、項目がたくさんありますが、その中でも市長として足を運ばれるのでどのようなことを要望するのか教えてください。
A:[市長]
毎年継続して要望している項目といたしまして、二市三町の重要路線の整備促進や広域観光の充実、仙塩流域下水道の管内の溢水対策など、県に関わる事業についての項目となります。塩竈市としては利府中インター線の国道45号の早期整備などを要望項目としております。今年は例年の項目以外に多賀城市が2年後に創建1300年を迎えること、松島町は国道45号の交通社会実験を行うことなど、これらに関する協力依頼もあると思います。
このような要望については、発信力が非常に重要だと思います。
どのような言葉で発信をして皆さんに動いていただけるようになるか考え長年継続することの大切さもありますし、インパクトを与えて関心を持っていただくことが必要です。国の流れに合わせる形で地方が考えるべきものと、地方が生き残るために主体的になって県や国に訴えていくべきものとしっかりと分けて対応していかないとこのような要望は取り上げていただけないと思っております。その精査を含めて塩竈市としても県、国に頼るべきもの、または主体的に動いて県、国を動かしていくべきもの、そのようなことを発信できるような自治体になっていきたいと思っています。
Q:今年仲卸市場の組合が合併してから、あれよあれよという間にセブンストリートに新しい店舗が4店舗入りまして、一気に変わったなという感じがするのですが、壁画などでも雰囲気がガラッと変わりまして、仲卸市場への期待などお聞かせください。
A:[市長]
仲卸市場の皆さんが、ご承知のとおり4つの単協が一つになって、協同組合連合会塩釜仲卸市場として長年形成されてきました。最盛期には多分376軒のお店がありましたが、現在では82、83件まで減っております。やはりこの危機感をどう捉えるかということが非常に重要だろうと、4つの単協を一つにする、このことは決断をする上において非常に重要なファクターになるだろうと市長に就任したときに直感で思いました。そのことを踏まえて当時の皆さま方に一つになったほうがいいということでお伝えさせて頂いたら、3年という月日はかかりましたけれども、前任の阿部理事長をはじめ現在の坂本理事長はじめ若い皆さまですね本当に苦労しながらも、産みの苦しみを味わって6月1日に一つの単協になった。そうしたらここ数カ月でこれだけの成果を出された。自分たちの生業を守るために死に物狂いで稼いでもらわないと、まずは行政としてもその皆さんの生活を守るということまではなかなかできないです。その表れが出たのだろうと思います。その上でそこまで頑張ったので、今度は私ども塩竈市がどのような形でそれにお答えさせていただくか、やはりこの辺の意識が重要なのだろうと思います。ですから仲卸市場の皆さんが自分たちの生業を守るために必死になって頑張ってこられた、次の段階は私ども塩竈市が仲卸市場に対して何ができるのか、そこは選挙の公約でも申し上げたのですが、私は“宮城の台所の塩竈”としてこれから塩竈市を一つの顔として売り出したいという思いがあって、その拠点施設を仲卸市場にしようと考えています。時代に合わせた形での衛生面、環境面で、市として次なる段階として仲卸の皆さんとよくご相談をさせて頂いて考えさせていただきたいと思います。何よりも嬉しいのは、イベントをされる時にでもまずは自分たちでいろいろなイベントに行って、いいと思ったキッチンカーとかイベントされている業種の方々に直接声をかけて是非うちに来てください、うちに来てください、そうやって簡単に言うと仲間を増やしていったり、新たな業種の皆さま方に声をかけたり、やはりその動きがあるということは、市の気持ちを動かす大きな材料になっておりますので、種を植えさせていただくきっかけをもしかすると感じて頂いて、それに芽を出すような動きを仲卸市場の皆さま方が、一生懸命頑張ってこれからどう花を咲かせるか、そこに行くまでには相当時間がかかると思いますけれど、そのきっかけもしくは期待感は今の段階ですごく感じておりますので、私どもとしてはこれから仲卸市場の皆さんと、しっかりと話し合いを継続しながら市が一方的に押し付けるのではなく仲卸市場の皆さんが一方的に我々に頼るんではなく、よく話し合いをしていただいてこれから一緒に仲卸市場をどういう形で育てていくかという視点で市役所は動いていきたいと考えております。やはりそこがこれから必要なのだろうと。例えば公園だったら滑り台があったり、ジャングルジムがあったり、一つのユニットみたいなものですよね。それで公園を作りました、でもこれはもしかするとその地域によってはどのような公園だったら使い勝手が良いのか、ファミリー層が多いのか、おじいちゃんおばあちゃんたちが多いのか、そこにどういう公園を作ったらもっと使い勝手の良い公園になるのかなという視点で我々やっていかないとだめだろうと感じております。
ですので仲卸市場の皆さんの今の動き方というのは非常に役所として非常に参考になっています。 今後このやり方をマリンゲート塩釜などに活かしていけるように先日もマリンゲート塩釜の皆さんと意見交換をさせていただきましたが、そういう形で次なるところにまた種を植えられるようにやらさせていただきたいと思っております。
壁画については、非常に嬉しかったのは、アートディレクターの高田彩さんがいらっしゃるお陰なのですが、80周年でやらさせて頂いた第二小学校の壁画と同じ、ASAKURA KOUHEIさんというアーティストの方に正面の青い大きい扉に絵を書いていただけたということは、第二小学校の壁画と仲卸市場の入口の壁画では兄弟なんですよね、ですから同じタッチで同じ系統でそういったものが仲卸市場と小学校を結びつけていただけた。これはアイデアとして素晴らしいと、ありがたいと思っております。今の反対側にも作品を描いていただいてるのですかね、仲卸市場の反対側。ですからそういった動きになっているということは非常に嬉しく思います。我々が勉強させて頂いてると思いますので、やはり相乗効果がないと一方的に行政だけ求められても、今の行政の力ではそこに耐えうるだけの力はありません。お互いが工夫をしながら知恵を出し合いながら、相乗効果を生み出す形にしないとお互いが駄目になってしまうと思っていますので、その辺は良いモデル事業にこれからも育てていき、パートナーシップで仲卸市場の皆さま方ともお付き合いさせて頂きたいと思っています。
11月の日程
[秘書広報課(355-5764)]
塩竈市シャッターオープン・プラス事業利用者募集開始
[商工観光課(364-1124)]
マリンゲート塩釜11月イベントのお知らせ
[商工観光課(364-1124)]
OH~エン!すまいる情報発信11月号
[商工観光課(364-1165)]
塩竈学問所講座 源融生誕1200年!河原院怪異と塩竈愛-源氏物語から源融へ-
[文化スポーツ課(362-2556)]
「暮らしの市」開催
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
特別企画展 杉村惇作品展 存在と空間の伝説~季節の韻律~
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
杉村惇賞受賞者 櫻井新一個展「静物と風景画
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
ざくろ通信vol.30
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
食育実施地域活動事業 おやこdeキッチン~出張ワークショップ~
[塩竈市杉村惇美術館(362-2555)]
本の杜・プクちゃんつうしん・しおかぜ・話題の本棚
[塩竈市民図書館(365-4343)]
遊ホールイベント情報
[市民交流センター(365-5000)]
ふれあいエスプ塩竈・公民館だよりWAY・エスプKID’S
[生涯学習センター(367-2010)]