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ギャンブル依存症とは

印刷用ページを表示する 更新日:2023年5月14日更新

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毎年5月14日から20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」です

ギャンブル依存を理解するために

ギャンブルとは

 依存症(嗜癖)とは、アルコールや薬物のような物質に対する依存(物質依存)と、買い物・窃盗など、ある特定の行為に対する依存(行動依存)に分類されます。
 ギャンブル依存は「行動依存」に分類されます。

依存症とは

 いわゆる賭博であり、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のこと。日本では公営競技として、競馬・競輪・オートレース・モーターボート競走などがあります。遊戯には、ぱちんこ・スロット・ルーレット・宝くじ・スポーツくじなどが挙げられます。

ギャンブル依存症は精神疾患です

 依存症は、理性をつかさどる脳の一部分(前頭前野)の働きが悪くなります。「ギャンブルの刺激に対して過剰に反応してしまう」「やってはいけない状況でも、強い衝動が抑えられず、ブレーキが効かなくなる」状態になり、繰り返しギャンブルをおこなうことで、「賭け金に対する感覚が徐々に麻痺してしまう」状態に陥っています。
 ギャンブル依存症は、国際的な精神疾患の診断基準でも、“病的賭博”“ギャンブル障害”として位置づけられています。

ギャンブル依存の症状や特徴

〇コントロールの障害
 ・「お金がない」と分かっていても、自分の意思や精神力ではコントロールできず、結果的に借金をしてまでもギャンブルにのめりこんでしまう。
 ・これ以上ギャンブルをしてしまうと、家族や仕事にも多大な影響が及んでしまうことが分かっていてもやめることができない。

〇問題の否認
 ・多額の借金などにより、家族や仕事などの社会的な問題が明らかになっていても、「いつでもやめられる」「次に買ったらやめる」と、事態を過小評価している。

〇周囲の身近な人を巻き込む
 ・本人にとって身近な人(特に家族)は、借金の返済を肩代わりするなど、事態に巻き込まれてしまうことが多い。
 ・身近な人ほど悩んでしまい、ストレスを抱え、疲弊が強く生じてしまう

など

ギャンブル依存症から回復するために

 ギャンブル依存の問題を乗り越えたり、回復に向かっていくためには、専門の医療機関で治療を受けることや相談機関で相談することなどが有効といわれています。
 また当事者だけでなく、ご家族自身も疲弊し精神的に参ってしまうこともあります。
 ご本人もご家族も健康的に過ごすためには、お一人で抱え込まず、まずは相談機関へ相談することが大切です。

相談窓口

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