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気分が落ち込んだり、何もする気になれなかったり、何をしても楽しく感じられない「うつ」の状態が長く続き、生活にも支障をきたすようになるのがうつ病です。
高齢期では認知症と間違われやすく、気づかないうちに悪化させてしまうことがあります。
うつ病になると、家に閉じこもりがちになるため、心身または体の機能が低下しやすくなるだけでなく、認知症のきっかけとなったり、悪化すれば自殺などの危険もあります。うつ病のおそれがある場合は、決して放置しないようにしましょう。
下記のようなことをきっかけに、うつ病にかかりやすくなることがあります。
上記のチェック項目のうち、2項目以上が2週間以上、ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり毎日の生活に支障が出たりしている場合にはうつ病の可能性がありますので、医療機関やお近くの地域包括支援センターなどに相談してみましょう。
このほかに、こころの不調やからだの不調がある方についても、早めの相談や受診をおすすめします。
お住まいの地区の地域包括支援センターについては高齢者の総合相談窓口(長寿社会課ページ)をご参照ください。
※うつ病自己チェックについては厚生労働省ホームページより抜粋
日中に眠くならず元気に活動できれば、たとえ短い睡眠時間でも質の良い睡眠をとっている証拠です。
からだを動かすことでよく眠れるようになり、食欲もわきやすくなります。
気持ちがつらいときは家族や信頼できる友人などに、今の気持ちを話して協力を求めてみましょう。
今日しなくてもよいことは明日やる、悩みごとは寝る前よりも起きてから考えるなど、考え方を柔軟にもち、自分をいたわってあげましょう。
旅行にいったり、出かけたりしなくても、自分が落ち着ける場所や方法を選んで気分転換をしましょう。
うつ病は自覚しにくく、まわりで見ていても分かりにくい病気です。しかし、治療すればよくなる病気ですので、早めに気づいて治療することが大切になります。
早期発見のために注意すべき点は、日常生活において、「いつもと違う状態が続き、本人か周囲の人の生活に支障が出てくる」ということです。
健康推進課でも「こころの健康」に関するページを掲載していますので、ご参照ください。