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高齢期のうつ病に注意しましょう

印刷用ページを表示する 更新日:2020年7月20日更新

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高齢期にかかりやすい「うつ病」について

気分が落ち込んだり、何もする気になれなかったり、何をしても楽しく感じられない「うつ」の状態が長く続き、生活にも支障をきたすようになるのがうつ病です。
高齢期では認知症と間違われやすく、気づかないうちに悪化させてしまうことがあります。
うつ病になると、家に閉じこもりがちになるため、心身または体の機能が低下しやすくなるだけでなく、認知症のきっかけとなったり、悪化すれば自殺などの危険もあります。うつ病のおそれがある場合は、決して放置しないようにしましょう。

うつ病にかかるきっかけ

下記のようなことをきっかけに、うつ病にかかりやすくなることがあります。

  • 心身の老化や病気
  • 社会や家庭での役割の喪失
  • 身近な方との別れ
  • 交流の機会の減少など

うつ病の主な症状

こころの不調

  • ゆううつな気分
  • 興味、関心がなくなる
  • 自分を責めてしまう
  • 思考力、集中力、記憶力の低下
  • 死について考える

からだの不調

  • 眠れない、早くに目がさめる
  • 食欲がわかない、体重が減る
  • からだが動きにくい、落ち着かない
  • 疲れやすい
  • 頭痛、胃痛、下痢または便秘、肩こりなど

うつ病の自己チェックをしてみましょう

チェック項目

  1. 毎日の生活に充実感がない
  2. これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
  3. 以前は楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる
  4. 自分が役に立つ人間だと思えない
  5. わけもなく疲れたような感じがする

判定方法

上記のチェック項目のうち、2項目以上2週間以上、ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり毎日の生活に支障が出たりしている場合にはうつ病の可能性がありますので、医療機関やお近くの地域包括支援センターなどに相談してみましょう。
このほかに、こころの不調やからだの不調がある方についても、早めの相談や受診をおすすめします。

お住まいの地区の地域包括支援センターについては高齢者の総合相談窓口(長寿社会課ページ)をご参照ください。

※うつ病自己チェックについては厚生労働省ホームページより抜粋

こころの健康を保つ生活を送りましょう

質のよい睡眠をとりましょう

日中に眠くならず元気に活動できれば、たとえ短い睡眠時間でも質の良い睡眠をとっている証拠です。

からだを動かすことでよく眠れるようになり、食欲もわきやすくなります。

つらい気持ちをゆっくり話してみましょう

気持ちがつらいときは家族や信頼できる友人などに、今の気持ちを話して協力を求めてみましょう。

考え方を変えてみましょう

今日しなくてもよいことは明日やる、悩みごとは寝る前よりも起きてから考えるなど、考え方を柔軟にもち、自分をいたわってあげましょう。

落ち着ける場所を選びましょう

旅行にいったり、出かけたりしなくても、自分が落ち着ける場所や方法を選んで気分転換をしましょう。

周囲の方が「いつもと違う」状態に気づくことが大切です

うつ病は自覚しにくく、まわりで見ていても分かりにくい病気です。しかし、治療すればよくなる病気ですので、早めに気づいて治療することが大切になります。
早期発見のために注意すべき点は、日常生活において、「いつもと違う状態が続き、本人か周囲の人の生活に支障が出てくる」ということです。

その他

健康推進課でも「こころの健康」に関するページを掲載していますので、ご参照ください。

こころの健康(健康推進課ページ)

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