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わたしたちは、だれでも年齢を重ねることで、体の衰えだけでなく、脳の機能も衰え、認知症のリスクが高まっていきます。一方で、日常生活の中で効果的に脳を活性化させることで、認知機能の低下を予防したり、遅らせたりすることができます。
認知症は、体調や生活習慣が発症の原因となることがあります。特に、高血圧や脂質異常症、脳卒中などの生活習慣病は、脳血管性認知症の原因となり、アルツハイマー型認知症のリスクを高めることが分かっています。つまり、生活習慣を改善して、生活習慣病を予防することが認知症の予防につながります。
毎日のバランスの良い食生活は、生活習慣病や認知症の予防にとても大切です。
また、食べ物をよくかむことにより、消化によいだけでなく、脳の血流量を増やし、脳によい刺激を与えることができます。
体を動かすことは、血流を良くして脳細胞の働きを活性化させることにより認知症予防に効果があります。まずは、気軽にできそうなことからはじめて、体を動かす習慣を身につけていきましょう。
趣味やレクリエーションを楽しむことは、人生を豊かにするだけでなく、認知症を予防するためにも重要です。とりわけ、思考力や集中力を養ったり、自らが積極的に活動できるようなものが効果的です。
また、社会との関わりが少なくなることは、認知症のリスクを高めます。他者との交流を持ち、コミュニケーションを行うことが脳細胞の活性化のために必要です。
まちづくりしおがま出前講座のメニューの一つに
「認知症予防~指先から始まる脳トレーニング~」があります。
講師による脳トレはもちろん、タブレットを活用した脳トレも体験できます。
この機会に積極的にご活用ください。
まちづくりしおがま出前講座の詳細については、生涯学習課ページをご参照ください。
保健師が自宅でできる脳トレを紹介します。
脳トレは、普段使っていなかった脳細胞を活性化することができます。
大切なことは「楽しく行うこと」です。
心地よい刺激や、笑うことで認知症の症状の軽減や、進行を遅らせることができます。
※脳トレメニューは随時追加する予定です。
慣れてきたら童謡「かたつむり」の歌に合わせてやってみましょう。歌の最後に両手が上にそろいます。
保健師による脳トレ紹介動画を公開しています。
動画タイトル:「自宅でできる脳トレ ~2拍子・3拍子~」<外部リンク>
動画タイトル:「自宅でできる脳トレ2 とんとんすりすり」<外部リンク>
右手を「グー」にして前に突き出し、左手は「パー」にして手前に引いて胸に当てます。これを左右交互に切り替えて繰り返します。
速読は、脳の情報処理能力を向上させ、理解力や記憶力がアップします!
ポイントは「できるだけ速く、はっきり」読むことです。
例:童話の一節、新聞の社説など