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大規模な災害の時には、道路や電話が不通になったり水道が止まるなどして、公的機関による防災活動のみでは、十分な対処が出来にくい状況になります。阪神・淡路大震災や新潟県中越地震では、地域の皆さんのバケツリレーによる消火活動や倒壊家屋からの救出などが大きく報道され、地域住民による防災活動が、被害の拡大防止に大きな効果を果たすことがわかりました。自主防災組織とは、「自分たちのまちは自分たちで守る」という防災意識から、地域の皆さんが自ら防災活動を行うため、各町内会を単位として設立する組織です。
自分たちの住んでいる地域が、災害に対してどのような弱点があるのかを把握することはとても重要です。大規模な災害で被災したらどのような状況になるかを予測し、自分たちで実際に地域を歩いて危険箇所を調べ、住民同士が共同で防災マップを作成し、知識と体験を共有することも重要な防災活動の1つになります。地域の特性を把握したら、実際に危険物・危険箇所、避難場所などを地図に記入してみましょう。塩竈市では、地図の提供をはじめ、地域の皆さんと一緒に定住促進課・防災安全課・消防署職員が地域を歩いて防災マップ作成のお手伝いをいたします。また、自主防災組織に対する「防災マップ作成助成」や「備蓄倉庫資機材助成」なども行っています。詳しくは市民総務部市民安全課までTel:364-1111(内線245)