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施政方針(令和8年度)

印刷用ページを表示する 更新日:2026年2月26日更新

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令和8年度施政方針 [PDFファイル/548KB]

令和8年度の予算案をはじめとする議案をご審議いただくにあたりまして、市政運営の所信の一端と施策の主な内容について説明申し上げます。

今日の社会情勢を見渡しますと、少子高齢化・人口減少の影響による働き手不足や社会保障費の増大、都市部への人口流出、地方衰退など多くの課題に直面しており、昨今の緊迫化する国際情勢とも相まって、将来への不透明感が日々高まっているものと認識しております。

このような中、政府においては、令和7年11月に経済対策の3つの柱として、生活の安全保障・物価高への対応、危機管理投資・成長投資による強い経済の実現、防衛力と外交力の強化を掲げ、物価上昇を上回る賃金上昇を起点とした「成長型経済」への転換や、デジタル・情報通信、防災・国土強靭化など17の戦略分野に、重点的に投資する方針を示しています。

一方で、地方自治体を取り巻く環境は一層厳しい状況となっており、本市においても、老朽化が著しい公共施設等への対応など、今後も非常に厳しい市政運営となることが見込まれます。

先行きの見えない社会情勢の中にあっても、変化を恐れず、真摯に逃げずにしっかりと未来を見据え、山積する課題解決に向けて全力で取り組んでいかなければなりませんが、本市には、「海」に象徴される豊かな自然、そして「社」に培われた歴史や文化など、多彩な魅力にあふれています。

それらの魅力を最大限に活かしながら、本市に関わるあらゆる方々に「楽しい」と実感いただけるまちになれるよう、皆様と共に邁進していく所存であります。

議員各位をはじめ市民の皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

市政運営の基本方針

続きまして、令和8年度の市政運営の基本方針について説明申し上げます。

はじめに、これまで検討を進めてきました7つの重点課題につきましては、昨年度、事業費の増大により今後の財政運営への影響が危惧されたことから、「ごみ処理施設」の単独整備を断念し、「市役所本庁舎」の建て替えも凍結とする大きな方針転換を行ったところであります。

今後につきましては、引き続き、関係自治体との連携を深めていくとともに、国の動向も注視しながら、これらの課題解決に向け、引き続き検討を深めてまいります。

また、他の重点課題につきましても、これ以上先送りできないことから、真正面から向き合い、様々な視点から分析を行った上で、市民や議員の皆様の声を丁寧にお聞きしながら議論を重ね、目指すべき方向性を示してまいりたいと考えております。

次に、第6次長期総合計画につきましては、令和8年度が「前期基本計画」の最終年度となります。

前期基本計画の重要目標達成指標として「塩竈市への愛着・誇りを70%に高める」ことを掲げており、アンケート調査によりますと、その割合は令和元年度では65%でしたが、令和7年度では69.8%に達しており、これまでの取組が実を結んできたものと感じております。

前期基本計画仕上げの年となりますので、目標達成に向けた確実な前進のみならず、これまでの取組を総括し、次の5年間のまちづくりの指針となる後期基本計画の策定を見据え、課題をしっかりと見極め、市民の皆様や事業者の皆様と行政が一体となり、「海と社に育まれる楽しい塩竈」の実現に向けた取組を進めてまいります。

さらに、未来への礎の創造に向けた取組として、古くからの海の玄関口である「港」、本市の歴史・文化の象徴である「社」、その社のもとで栄えてきた「門前町」、これらの「点」と「点」を改めて「線」として繋ぎ、そして「線」を「面」に広げ、まちなかが楽しさであふれる将来像が描けるよう、市制施行100周年に向けた様々な取組を進めてまいります。

重点課題への対応

続きまして、私が市長就任以来、重点課題として位置付けている7つの重点事業についてご説明いたします。

ハード整備を伴います「ごみ処理施設」、「市役所本庁舎」、「市立病院」につきましては、優先順位を定め、慎重に検討を重ねてまいりました。

「ごみ処理施設」は、市民生活に欠くことのできない根幹的なインフラであることから、重点課題の中でも最優先と位置づけ、取組を進めてまいりました。

単独整備を断念し、将来的な廃棄物処理の在り方についてあらゆる可能性を検討した結果、令和7年9月に宮城東部衛生処理組合への加入に向けた申入れを行ったところであり、引き続き広域化を念頭にごみ処理施設の課題解決に向けた取組を進めてまいります。

なお、広域化にかかる協議はこれから始まるところであり、結論に至るまでには期間を要しますことから、現施設の稼働を継続する必要があるため、令和7年10月に策定した塩竈市清掃工場延命化計画の方針のもと、優先度や重要度を踏まえた上で、延命化工事に取り組んでまいります。

「市役所本庁舎」につきましては、令和7年度に実施した安全性・耐久性調査により、東日本大震災規模の地震に耐えられる安全性が確認されました。

一方で、耐久性は表層劣化により長期的な低下が懸念されますが、補修や定期診断を行うことで延命が可能と診断されています。

また、今回の調査で危険と診断された壁面の浮きや欠損などにつきましては、早急に対応を行っており、今後も適切な管理に努めてまいります。

なお、新庁舎整備につきましては、基本構想・基本計画策定時に有利な財源として活用を検討しておりました「緊急防災・減災事業債」の適用期限が令和12年度まで延長されたことを踏まえ、改めてごみ処理施設の整備等を勘案しながら検討を進めてまいります。

「市立病院」につきましては、安全・安心な地域医療の提供に向け、令和7年度から実施している調査・実施設計業務が間もなく完了いたします。

令和8年度には本格的に病棟を中心とした病院改修事業に取り組み、利用される方の療養環境の向上と職場環境の改善を図ってまいります。

また、現在、国や県において地域医療の連携・再編・集約化を検討していることから、その動向を注視しながら、市立病院が果たすべき役割や機能などにつきましては検討を進めてまいります。

「学校再編」につきましては、令和7年3月に策定した学校規模の適正化等に関する方針案をもって、教職員やPTAの方々、学校運営協議会、附属機関会議等との意見交換を実施し、具体案の作成作業を進めているところであります。

令和8年度においては、具体的な方策を含めた方針案について意見交換を行い、方針の完成に向けて取り組んでまいります。

「門前町再生」につきましては、恒久的な賑わいを創出していくため、これまでの実証実験等の取組により得た課題を整理しながら、観光導線の強化を含めたエリア全体の整備に関する基本構想を策定するとともに、宮町庁舎跡地の利活用に向けた民間活力の導入可能性調査を実施してまいります。

また、歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)につきましても、関係機関や関係者の方々への理解と協力を得ながら、指定に向けて引き続き取り組んでまいります。

「産業創出再生」につきましては、水産食材の供給基地「みやぎの台所・しおがま」を、内外に向けて幅広く発信するとともに、全国トップレベルを誇る生鮮まぐろの水揚げ港としての強みを活かし、関係者と議論を深めながら「三陸塩竈ひがしもの」に次ぐ「本マグロ」のブランド化に取り組んでまいります。

また、市内外のイベントで解体ショーや試食・販売を行うため、コンテナハウス型のブースを新たに導入するとともに、魚食文化の普及啓発や消費拡大を目指し、大型量販店や交流都市との連携による幅広いプロモーション活動を強化してまいります。

塩釜水産物仲卸市場につきましては、施設の老朽化、後継者不足による組合数の減少など様々な課題を抱えておりますが、ブリッジプロジェクトの皆様による取組により、施設のリノベーションや将来の在り方についての議論が活発化しております。

本市としましても、新たな時代に即した経済と賑わいの中心・観光拠点となるよう、その取組を支援してまいります。

「浦戸の再生」につきましては、浦戸診療所2階に必要な修繕等を施し、お試し移住やワーケーションが可能な移住体験施設として整備し、移住・定住の促進に取り組んでまいります。

また、幅広い世代の皆様から浦戸諸島への興味や関心を寄せていただけるよう、子どもたちの校外学習支援や桂島防災集団移転跡地の利活用を兼ねた芝生定植ワークショップをはじめとしたイベントを継続してまいります。

さらに、島内での買い物環境を拡充するなど、島民の皆様に満足していただけるよう生活支援に努めてまいります。

第6次長期総合計画

続きまして、第6次長期総合計画に基づく令和8年度の主要施策について、主な分野ごとに述べさせていただきます。

はじめに、子どもたちの笑い声があふれるまちを目指す「子ども」の分野について申し上げます。

本市が持続可能なまちとして輝き続け、住まう人々が幸せを実感できるよう、子育て世帯のライフステージに応じた切れ目のない、きめ細かな支援を組織横断的に取り組み、子育て世帯に選ばれるまちづくりを推進してまいります。

まず、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援についてであります。

「第3期のびのび塩竈っ子プラン」に基づき、子どもがのびのびと健やかに育つまち、親が安心して子どもを産み育てられるまち、地域社会が子どもの育ちと子育てを支えるまちづくりに取り組んでまいります。

また、全ての妊産婦、子育て世帯、子どもへの一体的な相談支援を行うための総合窓口「こども家庭センター」を中心に、関係機関との連携体制を強化・充実しながら、多様な家庭環境に寄り添ったきめ細かなサービスを提供してまいります。

さらに、妊産婦等へ出産や子育てに係る支援給付などの経済的支援や妊婦等包括相談支援事業、産後ケア事業等を通じた身体的・精神的なケアを含む伴走型の相談支援を行うとともに、子育ての不安解消と孤立予防を目的とした各種講座や相談会を開催するなど、安心して出産・育児ができる環境を強化してまいります。

令和8年度には、健康状態や発育状況を確認し、疾病等の早期発見を目的に、新たに1か月児の健康診査費用の助成を開始するとともに、妊婦へのRSウイルスワクチン定期接種を開始し、安心して子育てができるよう支援してまいります。

あわせて、新たな命の誕生をお祝いするギフトや育児のリフレッシュに使えるチケットの贈呈、子育て中の保護者を対象とした交流・リフレッシュイベントの開催や子どもに優しい設備やサービスを提供するサポート協力店の募集を継続し、子どもの健やかな成長を支えてまいります。

保育事業につきましては、令和7年度から公立保育所が医療的ケア児保育支援事業、民間保育施設が病児保育事業を開始し、また、1つの私立幼稚園が認定こども園に移行するなど、待機児童の解消や受入れ環境の充実、多様な保育サービスを提供しているところです。

令和8年度は、さらなる保育ニーズに対応するため、保護者の就労状況などを問わず、月一定時間まで保育所などに通うことができる「こども誰でも通園制度」の本格実施に向け、導入する事業者に対して行政としてサポートするとともに、整備補助を行ってまいります。

次に、学校教育についてであります。

変化し続ける社会情勢の中で、未来を自ら切り開く力と自己実現を目指す意欲や態度を育むため、第2期塩竈市教育振興基本計画の理念である「ともに学び 時をつなぎ 人が輝く」教育の実現を目指し、未来に羽ばたく塩竈っ子の育成に引き続き取り組んでまいります。

また、本市が目指す授業を実現するための「ともに学び 時をつなぎ 子どもが輝く授業 ~しおがま学びの10の視点~ 」を踏まえ、各学校の実情に応じた授業研究が促進されるよう教科の専門家を講師として派遣するなど、学校を支援してまいります。

さらに、語彙力や読解力といった基礎学力の定着が期待できる「朗誦教育」を推進するほか、学習支援及び子どもの居場所づくりを行う「寺子屋しおサポ」を本格実施し、大学生ボランティア等の協力を得ながら学力向上の取組を推進してまいります。

あわせて、情報教育を支える基盤的なツールである学習支援クラウドやAI型ドリル等を積極的に活用し、情報活用能力などこれからの社会を生き抜くために必要な力を育むとともに、家庭での学習環境の充実を図ります。

加えて、民間企業との連携を図り、様々な職業や地域文化等を体験的に学べるオンライン授業を実施するなど、多様な学びの機会の提供と幅広い知識の習得を支援してまいります。

安全・安心な教育環境の整備といたしましては、老朽化が進む学校給食施設の今後の在り方について、これまで検討を重ねてまいりましたが、さらに詳細な分析を進め、各種事業手法を比較することにより、最適な給食提供方式のあり方について検討を深めてまいります。

また、令和8年4月から、全国の公立小学校の給食費について、国による負担軽減が開始される予定です。令和8年度においては、国の基準額を超過する給食費について、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、保護者の負担軽減を図ってまいります 。

衛生環境の向上及び避難所機能の強化につきましては、小中学校のトイレの洋式化を進めるとともに、災害予防のため、敷地内の急傾斜地対策を実施してまいります。

生活困窮世帯の子どもに向けた教育支援につきましては、学習環境の支援や、進路相談を実施し、貧困の世代間連鎖の防止に努めてまいります。

次に、子育て世帯の移住・定住の促進に向けた取組についてであります。

子育て世代の転入促進に向けては、子育て・三世代同居近居住宅取得支援を基軸としておりましたが、令和8年度から中古住宅取得者に対する補助を増額するとともに、新婚世帯の賃貸物件の家賃や引越費用等への補助を備えた「塩竈市住まいるスタートパッケージ」として提供し、若い世代の移住促進に力を注いでまいります。

また、昨年、東北初となるアクティビティ施設がオープンした伊保石公園につきましては、多世代が交流できる酷暑対策を兼ねたテラスの整備や、管理棟のトイレを子育て世帯が利用しやすいように改修するほか、子どもの遊び場のバージョンアップなどに努め、利便性・快適性の向上、子育て環境の充実を図ってまいります。

次に、みんなが生き生きしているまちを目指す「福祉」の分野についてであります。

本市の地域福祉計画の理念である「地域で支え合い、みんなで認め合う、安心・安全なまちづくり」の実現を目指し、新たに社会福祉協議会が策定する「地域福祉活動計画」と連携して、より一層地域福祉の推進を図るため、福祉課題解決の調整役を担うコミュニティソーシャルワーカーを配置してまいります。

あわせて、サロン活動を通じた総合相談機能の強化、町内会などの自主組織による自主・自立活動の支援を行うとともに、民生委員空白地帯への対応も行ってまいります。

また、本市が目指す「地域共生社会」の実現において重要な役割を担っております社会福祉協議会は、新年度より名称を「しおがま社会福祉協議会」とし、持続可能な運営基盤を安定させるため、業務の見直しと運営体制の再構築を進めております。

一方で、事業譲渡に伴う人材・財源不足の解消が重要な課題となっており、本市といたしましても、社会福祉協議会の安定した運営に必要な連携支援のため、引き続き人的・財政的支援を行ってまいります。

障がい福祉サービスに関しましては、電子申請手続きを開始し、利用者の皆様の利便性向上・負担軽減に取り組んでまいります。

高齢者の見守りに関しましては、これからも安心して暮らしていただけるよう、見守りサービスの導入に係る費用や安否確認を行う配食サービスへの助成、民間事業者との見守り協定の活用など、ニーズや環境を踏まえ、見守り体制の充実や新たな支援策の検討を進めてまいります。

また、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、退院直後の在宅生活へのスムーズな移行や病状不安定期における在宅生活を支えるため、新たに看護と介護を一体的に提供する看護小規模多機能型居宅介護事業所の整備に向けた事業者の誘致・支援に取り組んでまいります。

健康づくりの推進に関しましては、塩釜地区二市三町で足並みを揃えて、50歳から69歳を対象とした胃がん検診・胃内視鏡検査を開始し、疾病の早期発見に向けた環境整備に努めてまいります。

また、特定健康診査に加えて、国民健康保険加入者向けに35歳から39歳の方を対象とした健康診査を新たに実施し、若年層の生活習慣病予防を図ってまいります。

次に快適に住み続けられるまちを目指す「生活」の分野であります。

まず、災害に強くしなやかなまちづくりに向け、緊急避難路の整備に取り組むほか、指定避難所へポータブルバッテリーと充電用ソーラーパネルを配備し、防災対応を強化してまいります。

また、消防団の活動服一式の整備を行うとともに、模擬家屋を活用した実践的な消防訓練を実施し、消防団の活性化と地域防災力向上を図ってまいります。

社会問題化している空き家の対策につきましては、古民家や空き家の再生に取り組む団体との包括連携協定の締結や空家等管理活用支援法人の指定を開始するなど、多様な主体と連携した体制の整備に努めてまいりました。

今後は、危険空家の把握や発生の抑制、空き家バンクの利活用を推進するとともに、新たに特定空家等の除却を目的として融資を受ける方への利子補給制度を創設するなど、ニーズに応じた対策の強化に努めてまいります。

さらに、住みたい・住んでみたいまちづくりを進めるため、令和7年度に引き続き、まちづくりの基本方針を定める都市マスタープランの見直しと、持続可能なコンパクトシティの形成を目指す「立地適正化計画」の策定に取り組んでまいります。

次に、活気があり、誇りをもって働いている人がたくさんいるまちを目指す「産業」の分野であります。

本市の基幹産業である水産業・水産加工業は、驚異的な円安や物価高、消費低迷、人手不足等により、引き続き厳しい状況に直面しています。雇用を維持し、活気に満ちた地域産業を取り戻すため、事業者が取り組む販路拡大や生産性の向上等への支援を力強く進めてまいります。

地域経済の振興に関しましては、魅力ある個店の集積を図り、さらなる賑わい創出につなげていくため、シャッターオープン事業の制度を見直し、対象となる要件やエリアの拡充を図ってまいります。

ベイエリアの賑わいづくりとしましては、令和7年度に実施しました旅客ターミナルブランディング事業の成果を踏まえ、新たにマリンゲート塩釜のリノベーション設計業務に取り組んでまいります。

次に、何度でも訪れたいまちを目指す「交流」の分野であります。

令和8年3月に改訂予定の「第二期塩竈市観光振興ビジョン」の推進にあたり、多様な関係者との連携と協力により、地域資源を生かした観光まちづくりによる誘客と消費の拡大を目指してまいります。

また、日本三大船祭りに数えられる「塩竈みなと祭」の海上渡御に不可欠である御座船2艘の老朽化に伴い、令和8年度よりみなと祭協賛会が新造する運びとなりましたので、その趣旨に賛同し、本市に寄せられた寄附金を補助金として交付し、港町塩竈の賑わい創出、伝統文化の保存と継承に努めてまいります。

さらに、本市の魅力発信のため、シティプロモーションの強化を行い、SNSなど多様なツールを活用し、内外に向けた情報発信を強化するとともに、ふるさと納税の推進をはじめ、塩竈ファンや関係人口の増加を図ってまいります。

次に、日常に彩りがあるまちを目指す「文化」の分野であります。

楽しく健康的で感動を伝える生涯スポーツの普及推進を図るために、屋外スポーツ施設のグラウンドの環境整備を充実するとともに、一流アスリートを招聘し、共に体を動かし、高い技術・経験に触れられる機会を設け、市内の運動人口の裾野拡大を図ってまいります。

また、中学校における部活動の地域連携・展開、環境の整備を図るため、検討委員会を組織し、ガイドラインの策定を進め、地域の皆様との連携により、子どもたちにとって質の高い教育環境を提供するとともに、教員の負担軽減や働き方改革の促進を目指してまいります。

次に、みんなが主役になれるまちを目指す「協働」の分野であります。

市民協働によるまちづくりを持続可能なものとしていくためには、町内会や市民活動団体などが互いに連携・協力し合い、地域に根差した取組を積み重ねていくことが必要であると認識しております。

そのため、市民の皆様の創意工夫にあふれた自主的な企画や、地域課題の解決に向けた活動を引き続き支援するとともに、担い手不足により地域で行われていた伝統的な行事が減少傾向となり、地域コミュニティの希薄化、伝統文化の継承が途絶えることが危惧されますことから、実行委員会を立ちあげ、盆踊りイベント等の実施を支援してまいります。

また、市内外の公共・文化施設や施策を紹介しながら巡る「走る市政教室」を引き続き実施し、地域への愛着や誇りを深めていただくことで、ふるさとを大切にする人づくりを進めてまいります。

さらに、地域コミュニティの拠点となる集会所施設につきましては、老朽化が進んでおりますが、今後も地域コミュニティの活性化を図るため、これからも、安心・快適にご利用いただけるよう、町内会との連携を密にし、施設の維持補修を支援してまいります。

最後に、効果的・効率的で透明性の高い行政経営としましては、これまでに、民間企業と連携し、AIコンシェルジュや資料の動画変換サービスを導入し、業務効率化と市民サービス向上を推進してまいりました。

令和8年度は、人事評価システムの導入により、さらなる業務効率化に取り組んでまいります。

未来への礎の創造

続きまして、市制施行80周年を契機に、100周年を見据えた未来への礎の創造に向けた事業について説明申し上げます。

現在、宮城県において、港湾計画の改定を視野に入れ、概ね20年先の将来を見据えた「仙台塩釜港長期構想」の策定が進められております。

本市としましては、港奥部の賑わいが市全体へと波及していけるよう、地元自治体としての塩釜港区の活用ビジョンを取りまとめ、この機を逃すことなく関係機関へ強力に要望してまいります。

子どもたちが抱く微笑ましい夢、頼もしい夢の実現をサポートするプロジェクトにつきましては、これまでの取組に、様々な業種や専門家から学ぶことができる体験型のイベントを加え、子どもたちの成功体験や自己肯定感を養い、何事にも挑戦する意欲を育ててまいります。

また、中学生が異文化を体験することで、自国文化を再認識し、自己表現力や多文化共生社会への認識を深めていけるよう、国際交流事業を引き続き実施し、国際社会で活躍できる人材の育成に取り組んでまいります。

さらに、芸術・文化面でのまちづくりに統一感と彩を添えていくため、アート制作等の推進に取り組み、創造性や発想力、好奇心を育みながら、塩竈市らしい魅力の創出と未来を担う人材育成に努めてまいります。

地域の宝である子ども達には無限の可能性があります。その子どもたちが本市への愛着と誇りを持ちながら伸び伸びと健やかに育ち、やがて世界に羽ばたき、ふるさと塩竈のために活躍されることを願いながら、全力で支援してまいりたいと考えております。

結び

以上、市政運営に取り組む所信の一端と施策の方向性についてご説明いたしました。

今年は丙午(ひのえうま)年、情熱や変化を象徴し、逆境を乗り越えていく飛躍や成長のチャンスの年と言われています。

先行きの見えない社会情勢が続く中、重点課題を始めとした課題が山積しておりますが、一つひとつ向き合いながら、決して先送りすることなく、乗り越えた先に待つ明るい未来を迎えるべく、「雲外蒼天」を胸に掲げ、全力を尽くしてまいります。

また、最終年度を迎える第6次長期総合計画前期基本計画の総仕上げを行う重要な年となりますことから、計画事業を着実に実行し、5年間の検証・総括を行うとともに、令和9年度を初年度とする後期基本計画へしっかりと繋いでまいります。

そして、令和3年度の市制施行80周年を契機に蒔いた種が芽吹き、市制施行90周年、100周年、さらにその先へと続く未来の塩竈が魅力あふれるまちとなるよう、新しい歴史を市民の皆様とともに積み重ねてまいります。

これまで、塩竈を築き上げられた先人たちの想いを受け継ぎ、「海と社に育まれる楽しい塩竈」の実現に向け、市役所全職員が一丸となって、何事にも勇往邁進、取り組む所存であります。

市民の皆様並びに議員各位のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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