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施政方針(令和6年度)

印刷用ページを表示する 更新日:2024年3月2日更新

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令和6年度施政方針 [PDFファイル/578KB]

 

令和6年度の予算案をはじめとする議案をご審議いただくにあたりまして、市政運営の所信の一端と施策の主な内容について説明申し上げます。

はじめに、元日に発生しました能登半島地震において犠牲となられました多くの方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、今もなお避難所等で不自由な生活を余儀なくされている皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。

振り返りますと東日本大震災の際には、本市におきましても全国各地をはじめ世界各国より暖かいご支援を賜りました。辛く厳しい状況の中、多くの皆様から手を差し伸べていただいたことに対する感謝の気持ちは幾年過ぎようとも、決して忘れることはありません。

被災した経験がある私達だからこそできる被災地に寄り添った支援を、東日本大震災が繋いだ絆を胸に、機を捉えて行ってまいることを、ここにお誓い申し上げます。

さて、昨今の社会情勢に目を移しますと、猛威を振るいました新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が、昨年5月に5類へ移行したことを機に経済活動の正常化が進み、回復に向けた明るい兆しが見え始めております。

国におきましては、30年ぶりの高水準となる賃上げなどによる「賃金と物価の好循環」と人への投資などによる「成長と分配の好循環」を目指し、あわせて、少子化対策・こども政策の抜本強化、GX・DX化の加速などの大胆な改革を進めることとしております。

本市におきましては、高齢化の進展等に伴う社会保障関係費の増加のほか、重点課題やエネルギー価格・物価高騰への対応など、今後も厳しい財政運営が続くものと認識しております。

この状況を打開し本市が持続可能なまちとなるためには、さらなる行財政改革の推進とともに、前例や慣習にとらわれない新たな視点と柔軟な発想が求められます。

令和6年度も継続して市民の皆様との対話を重んじ、いただいたご意見を真摯に受け止めながら、何事にも果敢に挑戦する決意をもって市政運営に邁進していく所存であります。議員各位をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

市政運営の基本方針

続きまして、令和6年度の市政運営の基本方針について説明申し上げます。

本市の7つの重点課題である「庁舎整備」「市立病院のあり方」「学校再編」「ごみ処理事業」「門前町再生」「産業創出再生」「浦戸の再生」への対応といたしましては、その解決に向け、大所高所からの議論をしっかりと重ね、将来への道筋を示してまいります。

令和6年度は、第6次長期総合計画がスタートして3年目を迎え、前期計画期間の折り返しの年でもあります。目指す都市像「海と社に育まれる 楽しい塩竈」の実現に向けた歩みを着実なものとしていくため、これまでの実績を踏まえながら社会環境等の変化に対応した軌道修正を行い、市民の皆様のニーズに即した施策の展開に努めてまいります。

一方、国においては次元の異なる少子化対策として、「若い世代の所得を増やす」「社会全体の構造・意識を変える」「全てのこども・子育て世帯を切れ目なく支援する」の三つの基本理念のもと、少子化トレンドを反転させるべく政策を強化しております。

本市といたしましても、子どもたちの健やかな成長への支援と、安心して子育てができる環境の整備・充実に重点的に取り組んでまいります。

また、「未来への礎の創造」に向け、市制施行80周年を契機に蒔いた種を1つ1つ大事に育て上げるとともに、100周年を見据えた特色ある取組を推進し、子どもたちをはじめとした様々な世代の方々に本市が持つ個性や魅力を感じていただくことにより、まちづくりのエネルギーとなるシビックプライドの醸成に努めてまいります。 

重点課題への対応

はじめに、私が市長就任以来、特に、重点課題と位置付けている7つの重点事業についてご説明いたします。

主にハード整備を伴います重点課題への対応といたしましては、まず「ごみ処理施設」を優先的に整備する方針を定め、基本計画の策定など現地再建に向けた取組を進めているところであります。

また、「庁舎」「市立病院」につきましても、施設の老朽化等に鑑み、これ以上の先送りは困難であるとの認識のもと、建設候補地の選定にあたっての適地調査や財政負担のシミュレーションなど、様々な角度から検討を重ねてきたところであります。

このうち、市役所本庁舎は、建築後63年が経過し老朽化が著しいことに加え、現所在地が津波浸水想定区域に指定され危機管理上の対策が急務であります。

さらに、国からの財源措置が講じられる「緊急防災・減災事業債」の適用期限が令和7年度までとされており、財政運営上その活用が非常に有利であること等を踏まえ、令和5年度より基本構想の策定に着手し、建て替えについての取組を加速してまいります。

市立病院につきましては、地域において果たすべき役割や適正規模などの議論を深めてまいりました。

その一方、本庁舎とタイミングを合わせた施設整備は財政負担が過大となる可能性が高いことから、ごみ処理施設や市役所本庁舎の整備事業費を精査しながら財政計画との整合を図るなど、今後の取組について引き続き検討してまいります。

「学校再編」につきましては、学校関係者や地域の方々と配置やその方向性等について意見交換を重ね、課題を共有しながら機運を高めてまいりました。令和6年度においては、今後の児童生徒数の推移等を見据えながら、規模の適正化についての基本的な考え方を取りまとめてまいります。

「門前町再生」につきましてはこれまで、ほこみち制度を想定した門前町カフェタイムなど、新たな賑わいづくりに取り組んでまいりました。今後もワークショップを継続するとともに、歩道や空き地などを活用した行政・市民・事業者が共に考え参画できるイベント等を実践してまいります。

また、シャッターオープン・プラス事業とあわせて、新たに「空き店舗等利活用促進改修支援事業」を実施し、出店希望者のみならず空き店舗の所有者を支援するなど、商業集積の後押しをしながら門前町の活性化につなげてまいります。

「産業創出再生」につきましては、水産食材の供給基地としての「みやぎの台所・しおがま」の創造に向けて、魚食普及活動や「三陸塩竈ひがしもの」のブランド力向上、インターネットを介した通信販売を行う事業者の支援に継続して取り組んでまいります。

仲卸市場では、ブリッジプロジェクトの皆様が中心となり、朝勝やマルシェの開催、セブンストリートの整備など、新たな客層の掘り起こしやリピーターの確保にご尽力いただいております。経済が回復基調となっているこの機会を逃すことなく、これまでの関係者のご努力や取組に呼応し、空き盤台チャレンジオープン事業による新規出店や衛生環境の改善にかかる施設整備を支援するなど、更なる賑わいづくりを促進してまいります。

また、更なる魚市場地区の魅力創出のため、海とともに歩んできた本市の恵みを体感できる魚市場内のおさかなミュージアムをリノベーションし、子どもたちが学び憩える環境を創出してまいります。

「浦戸の再生」につきましては、令和5年度に「浦戸再生プロジェクト」の一環として、情報発信やプロモーションを担う2名の地域おこし協力隊を新たに任命いたしました。活動は緒に就いたばかりですが、浦戸再生への大きな一歩であり、移住者ならではの発想力を生かし関係人口の創出・拡大に向けて活動していただけるよう、地域の皆様をはじめ島おこしに関わる団体の皆様と連携し取り組んでまいります。

また、桂島の防災集団移転跡地につきましては、令和5年度から実施しております芝生の定植をきっかけに、島の持つポテンシャルを更に生かすべく新たな活用策を検討してまいります。

さらに、高齢化等に伴う「買い物困難者」への生活支援として、島内で買い物ができる環境を整える「浦戸地区買い物支援事業」を新たに実施してまいります。

加えて、現在、設計に着手しております朴島の浮桟橋につきましては、令和6年度より設置工事に取り組み、早期の供用開始を目指してまいります。

第6次長期総合計画

第6次長期総合計画では、令和13年の将来人口の目標を5万人と設定しておりますが、昨年公表されました国立社会保障・人口問題研究所の推計では、目標年に最も近い令和12年の本市の人口は約4万7千人とされ、大変厳しい見通しが示されております。

本市の人口減少と少子化の進行に歯止めをかけ、個性豊かで調和のとれた持続可能なまちとしていくためには、「学び」「結婚」「出産・子育て」「定住」などの各ライフステージにおいて、個性や特色を生かした質の高い行政サービスを提供し、多くの方々から『選ばれる塩竈』となるよう取り組んで行かなければなりません。

このことから、第6次長期総合計画に掲げる施策のうち、ライフステージに合わせた横断的な施策展開の中で、『未来への投資』に主眼を置き、特に重点的に取り組む分野についてご説明いたします。

はじめに、妊娠期から子育て期までの支援について申し上げます。

全ての妊産婦、子育て世帯、子どもを対象とした一体的な相談体制を構築し、切れ目のない伴走型の支援を提供するため、令和6年度から、母子保健を担う子育て世代包括支援センターと児童相談等を担う子ども家庭総合支援拠点の機能を併せた「こども家庭センター」を開設してまいります。

センターの運営にあたっては、これまでの相談支援に加え、支援の必要性の高い世帯を計画的・効果的に支援するためのサポートプランの作成や、関係機関等との連携体制の充実に取り組み、一人ひとりに寄り添ったきめ細かなサービスを提供してまいります。

また、産前・産後の子育て不安の解消と孤立予防の支援といたしましては、妊娠期から子育て期までの各種講座や相談会をニーズに合わせて開催しながら交流を促進してまいります。

さらに「産後ケア事業」では、新たに医療機関等への宿泊型のサービスを開始するほか、県内での受入施設を拡大するなど、事業を拡充してまいります。

保育事業につきましては、令和6年4月から新たに私立保育園として2施設が開園し、公立保育所1施設を民営化することとなりました。スムーズな運営が開始できるよう行政としてサポートするとともに、私立幼稚園の認定こども園移行に向けた整備についても引き続き支援してまいります。

また、要望の高い「病児対応型の保育」につきましては、令和7年度からの事業開始に向け、事業者による施設整備を支援してまいります。

さらに、保育士等の資質向上のため、保育の基本や実践、発達支援にかかる各種研修を公立・私立保育園等の合同で開催することにより、市全体でより質の高い保育サービスの提供に努めてまいります。

次に、学校教育についてであります。

小中学校での学びの充実に向けた取組といたしましては、すべての子どもたちが「できる・わかる」喜びを味わえる「個性を生かす学び」と「協同的な学び」を実践するとともに、生活や学びの基盤づくりのため、幼保小及び小中連携を深め、様々な交流活動へと繋げてまいります。また、一人ひとりの理解度に応じて学習できるAI型ドリル等を活用した継続的な学びを通して、基礎的な学習の定着を図ってまいります。あわせて、教職員への研修を充実させるなど、タブレット端末の更なる利活用を推進してまいります。

次に、安全・安心で快適な教育環境の整備といたしましては、土砂災害警戒区域に指定されている小中学校敷地内の急傾斜地等を調査・評価する基本計画を策定し、落石防止などの必要な措置を講じてまいります。

また、猛暑日が続く昨今の状況を踏まえて、給食調理員の熱中症対策のため、新たに休憩室にエアコンを設置するとともに、各小中学校の体育館の照明器具につきましては、環境に優しいLEDへ順次交換し、電力使用量とCO2排出の削減を図ってまいります。

次に、放課後や週末等の児童の居場所となる放課後児童クラブにつきましては、特に登録児童数が増加傾向にある杉の入、玉川小学校の受入人数を増やしてまいります。

また、生活困窮世帯の子どもを対象とした「子どもの学習支援事業」により、日常生活習慣の形成や社会性の育成を支援するとともに、学習にとどまらず進路相談等も充実させるなど、貧困の連鎖を防いでまいります。

スポーツにつきましては、子どもたちや高齢者などの様々な世代が気軽に親しめるよう、中の島公園スポーツ広場の設備を充実させてまいります。令和5年度は、移動式バスケットゴールとミニサッカーゴールを整備いたしましたので、今後は既存のテニスコートなどのスペースの有効活用について検討してまいります。

また、竣工から37年が経過し、設備全般の老朽化が進んでいる塩釜ガス体育館につきましては、2か年計画で大規模改修を行い、安心して利用できる環境の整備に取り組んでまいります。

次に、子育て世帯の移住・定住の促進に向けた主な取組について申し上げます。

令和4年度から実施しております「新婚さんいらっしゃい事業」において、以前お祝いをさせていただいた若いご夫婦から、お子さんが誕生したという嬉しい報告をいただきました。より一層子育てしやすいまちとして本市を選んでいただけるよう、「“こんにちは赤ちゃん”誕生お祝いギフト贈呈事業」や「子育て・三世代同居近居住宅取得支援事業」とあわせて継続し、次代を担う世代を応援してまいります。

まちの魅力向上に向けては、緑豊かな公園の整備が重要であると捉えております。

伊保石公園の再整備につきましては、令和3年度に基本構想を策定し、令和4年度からはサウンディング型の市場調査等をもとに基本計画を取りまとめております。令和6年度は、アンケート調査においてニーズの高かったアスレチック等のレクリエーション施設の整備について、民間活力の導入を視野に入れながら取り組んでまいります。あわせて、小さな子どもたちが安全に遊べる遊具等を新設し、楽しめる公園づくりを進めるとともに、課題である駐車場不足に対応するため、スペースを拡張してまいります。

以上が、子育て世帯の移住・定住の促進や、子どもを産み育てやすい環境整備に向けた主な取組でございます。

以降につきましては、第6次長期総合計画に掲げる分野のうち、「福祉」「生活」「産業」「交流」「文化」において、特に重点的に取り組む事業をご説明申し上げます。

はじめに「福祉」の分野について申し上げます。

令和6年度から、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、住民一人ひとりが役割を持ち共に創っていく地域共生社会を目指す取組をまとめた「塩竈市地域福祉計画」がスタートいたします。今後は計画に基づき、介護や健康増進、障がい等の各分野の福祉計画との整合を図りながら、総合的な相談支援を充実させ、地域資源を生かした包括的支援体制の整備に努めてまいります。

また、障がいのある方が地域で自分らしく生き生きと暮らしていけるよう、地域生活支援事業などの福祉サービスを提供するほか、相談事業に有資格者を配置するなど体制を強化し、様々なニーズや障がいの状況に配慮した、きめ細やかな支援を継続的に実施してまいります。

高齢者福祉の取組といたしましては、いつまでも健康で安心して暮らせる地域づくりのため、地域に根差した保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組み、健康寿命の延伸を図ってまいります。

また、平均寿命の高まりを踏まえた生活実態の変化への対応といたしましては、アンケート調査や介護保険・高齢者福祉推進委員会での意見を踏まえ、敬老金・長寿祝金について見直しを行ってまいります。

あわせて、高齢者それぞれの生活環境や介護の状況などに合わせた必要なサービスを選択できる「高齢者見守り事業パッケージ」を提供し、住み慣れた地域でいつまでも安全・安心に生活し続けていただけるよう取り組んでまいります。

次に、「生活」の分野についてであります。

防災・減災の取組といたしましては、災害現場や避難所の状況等を災害対策本部にて把握できる可動式の遠隔カメラを新たに整備し、避難所のニーズに即した運営を支援するとともに、防災ポストによる身近な情報の収集に努め、災害対応に役立ててまいります。

空き家問題への取組といたしましては、令和5年度に策定しました空家等対策計画に基づき、総合案内窓口の設置や特定空家等の除去にかかる助成制度創設に向けた検討など、組織横断的に空き家対策の強化を図ってまいります。

さらに、住宅の耐震診断や耐震改修工事、通学路沿い等にある危険なブロック塀の除却費用への助成を継続し、安全・安心に生活できる都市環境の整備に努めてまいります。また、「宅地耐震化推進事業」につきましては、令和5年度に市内5か所において実施いたしました第二次スクリーニング調査の内容を踏まえ、道路法面に軽易な変状が生じている地区の実施設計を行ってまいります。

次に、「産業」「交流」「文化」の分野について申し上げます。

産業振興に関する取組といたしましては、地域雇用を支える事業者の皆様は、円安や物価・エネルギー価格の高騰等により依然として厳しい経営環境に置かれております。そのため、国内外での商談会への参加など、販路拡大に向けた取組を支援する「塩竈産品販路拡大支援事業」や、遠洋底びき網漁業漁船の水揚げを促進する「水揚漁船誘致促進事業」を継続し、本市の基幹産業である水産業・水産加工業の振興に取り組んでまいります。

また、観光振興に関する取組といたしましては、回復が著しいインバウンド向けのモニターツアーを実施するほか、災害協定を締結している他自治体との地域間交流にも力を注ぐとともに、市内の回遊性向上と観光ルートの定番化に取り組みながら、本市の魅力を様々な手段を通じ発信し、交流人口の拡大を図ってまいります。

豊かな地域資源や海に育まれた美食、その恵みを体感できる魅力的なライフスタイルなど、塩竈特有の魅力を広く発信するため、観光や移住・定住の促進、浦戸の再生などと連携したシティプロモーションを展開し、SNSを効果的に活用しながら「塩竈ファン」の獲得を推進してまいります。

生涯にわたって学びあえる風土づくりといたしましては、「塩竈学問所講座」や「地域のおしごと体験事業」などを引き続き実施し、市民をはじめ、未来を担う子どもたちのふるさと塩竈に対する誇りと愛着を深めてまいります。

また、塩づくりや舟釣り、塩竈神楽体験など、本市の地域特性を生かした体験活動ができる「しおがま“何でも”体感団」を継続するとともに、新たに、バスなどを利用して市内の公共施設や文化施設などを巡る「走る市政教室」を実施し、塩竈に誇りを持ち、ふるさとを大切にする人づくりを推進してまいります。

未来への礎の創造

続きまして、子どもたちを対象に市制施行80周年を契機として実施し、100周年を見据え継続していく未来への礎を築く事業について説明申し上げます。

「国際交流事業」につきましては、コロナ禍の終息等を踏まえ、令和5年度に韓国を訪問し、初めて海外での研修を実施いたしました。本市の子どもたちが異文化に触れながら自国の文化を再認識し、自己表現力や多文化共生社会への認識を高めながら、将来、国際社会で活躍できる人材となれるよう、引き続き実施してまいります。

また、新たな取組として、カメイこどもの夢づくり基金を活用し、幼稚園や保育所、小中学校等が取り組む独自のアイディアによる子どもの夢づくりや笑顔を育む事業に対して支援をしてまいります。

アート作品を制作する楽しさや経験を通し、未来の芸術・文化を支える人材の育成につなげる「アートプロジェクト事業」や、子どもたちが抱く「誰かのため」や「まわりを笑顔にする」ような夢の実現をかなえる「しおがまっ子夢応援プロジェクト」についても継続し、シビックプライドの醸成と未来を担う人材育成に努めてまいります。

結び

​​以上、市政運営に取り組む所信の一端と施策の方向性についてご説明いたしました。

今年は甲辰(きのえたつ)年、春の日差しが成長を助ける年と言われております。

市制施行80周年を契機に蒔いた種が、厳しい環境にさらされながらも、暖かい日差しを浴びて優しくも力強く芽吹き、100周年へと続く未来に向けて花開くように育ててまいります。

そのためにも、これまで先人たちが紡いできた塩竈の歴史や魅力を改めて学び・再認識しながら、本市が持続可能なまちとなるために必要なこととは何かを、職員一人ひとりが我が事として捉え、前例や慣習にとらわれない柔軟な視点を持ち、時代の変化に的確に対応しながら課題解決に向けて挑戦を続けていくことが重要であると考えております。

様々な課題が山積しておりますが、市民の皆様に「楽しみながらこれからも塩竈で暮らしていきたい」と感じていただけるよう、「海と社に育まれる 楽しい塩竈」の実現に向け、市の総力を挙げて誠心誠意取り組んでまいります。

市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。

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