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第3章健康に暮らせるまちづくり、1節 健康づくりの推進

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

本文

1節健康づくりの推進

現状と課題

  • 妊娠期・出産・乳幼児期・学童・思春期・青年期までの一貫した母子保健体制の確立と子育て支援体制の充実が求められており、保健、医療、福祉、教育などの関係機関と連携しながら、施策を総合的に推進していく必要があります。
  • 近年の少子化傾向の中で、母親の孤立、育児不安、虐待、10代のシングルマザーの増加傾向など、新たな問題が発生しています。
  • 健康を増進し、栄養・運動・休養などを中心とした生活習慣の改善など疾病を予防する一次予防に重点をおいた保健予防対策を推進し、早死や要介護状態を減少させ、健康寿命の延伸を図っていくことが課題となっています。
  • 法改正により14年を目途に精神保健福祉事業の一部が市に権限委譲されることを受け、関係機関と連携を図りながら、精神障害者の社会生活能力の向上に向けた支援体制の充実を図る必要があります。
  • 心身症、うつ病、アルコール、薬物依存、思春期の心のケア、ストレスなどの相談も多くなってきており、これらへの対応も求められています。
  • 幼児や学童のむし歯、中高年者の歯周病が増加しており、歯と口腔の予防への関心を高めるとともに、市民一人ひとりの健康状態やライフステージに応じた歯科保健の施策を推進する必要があります。
  • 特定疾患、小児特定疾患などの難病患者対策は、専門医療機関及び保健所が中心に医療費の助成、相談を行っていますが、重症患者については、支援が不十分な状況にあります。今後、難病患者の相談体制の充実と合わせ、保健福祉サービスの支援を図る必要があります。
  • 健康推進員活動と関連し、市民の健康意識の向上とともに各種検(健)診の受診率は増加し、基本健康診査約60%、がん検診は30%前後となっています。今後も受診率の向上を図るとともに精度管理の向上、検診後の事後指導の充実を図る必要があります。
  • 乳幼児、学童などの感染症予防と健康増進のための予防接種については、正確な情報の提供を行うとともに、予防接種の周知、啓発に努め接種率を高める必要があります。
  • 生活習慣病予防対策の一環として、壮年期からの軽度痴呆の早期発見・早期対応を目的に脳の健康相談を実施し、一定の成果を上げてきており、今後とも相談体制の充実を図り、心身ともに健康な高齢者層の増加を図る必要があります。

基本目標

  • 子どもたちが心身ともに健やかに生まれ育つため、母子保健の充実を図ります。
  • 健康寿命の延長を図り、生涯にわたり生きがいのある生活を送るため、食生活、運動、休養、労働など生活習慣改善への支援を行うなど成人保健の充実を図ります。
  • 精神障害者の社会復帰、社会参加を促進するため、精神保健の充実を図ります。
  • 歯と口腔の健康の保持増進を図るため、歯科保健の充実を図ります。
  • 難病患者並びに家族の負担軽減のため、必要な支援や相談体制の充実を図ります。
  • 疾病の予防及び早期発見、早期治療の促進するため、予防体制の充実を図ります。
  • 自分の健康は自分で守る意識を向上させるため、自主的保健活動を支援します。
  • 健康の保持増進を図るため、食生活に関する相談・指導体制を充実します。

施策の体系

健康づくりの推進

  1. 母子保健の充実
  2. 成人保健の充実
  3. 精神保健の充実
  4. 歯科保健の充実
  5. 難病患者の相談体制の充実
  6. 予防体制の充実
  7. 自主的保健活動の支援
  8. 食生活に関する相談・指導体制の充実

施策

  1. 母子保健の充実
    1. 妊婦健康診査、新生児訪問指導、乳幼児健康診査など一貫した健康管理体制と事後指導、相談体制の充実を図ります。
    2. 思春期の父性・母性の涵養、生命教育、虐待の問題など、母子保健の新たな課題については、母子保健連絡協議会を中心に、保健、医療、福祉、教育関係者と連携し、推進を図ります。
    3. 育児相談・交流会・育児グループなどの支援の充実を図り、安心して子育てができる地域づくりに努めます。
  2. 成人保健の充実
    1. 生活習慣病の予防・改善を図るため、健康相談、健康教育、市民の自主的保健学習などの支援を充実するとともに、改善目標の設定や達成に向けての検討を住民参加で行います。
    2. 健康診査受診後にヘルスアセスメントを行い、一人ひとりに的確な保健サービスを提供する指導体制の充実を図ります。
    3. 健康づくりに関する講演会の開催や広報などを通じて、健康意識の啓発・高揚を図ります。
    4. 障害者、虚弱高齢者などが住み慣れた地域で生活できるよう、地域リハビリテーションの充実を図ります。
  3. 精神保健の充実
    1. 精神障害者に対する正しい理解を促進するため、講演や健康教育などの啓発活動を促進します。
    2. 精神障害者のケアマネージメントを活用し、相談支援体制の整備を図ります。
    3. 患者会・家族会などの自助組織の育成支援の充実を図ります。
    4. ホームヘルプサービスなどの福祉事業、共同作業所、授産所、グループホーム、生活支援センターなど、社会復帰に必要な生活・就労・交流の場について関係機関と連携し、推進を図ります。
    5. メンタルヘルスボランティアの養成を図り精神障害者の生活支援活動を推進します。
    6. 保健所機能の活用を図りながら、メンタルヘルスについての相談や講演会を開催し、心の健康の保持増進を進めます。
  4. 歯科保健の充実
    1. 妊娠期から高齢期までのライフスタイルに応じた、歯と口腔保健に関する歯科健康診査及び相談指導体制の充実を図ります。特に、乳幼児期のむし歯の減少に努めます。
    2. 寝たきり者や心身障害児(者)への訪問歯科健康診査の拡充を図ります。
    3. 健康な歯で生涯が過ごせるよう、健康教育、歯科指導などを通じて歯科保健への普及啓発を進めます。
  5. 難病患者の相談体制の充実
    難病患者の実体把握を進めるとともに、必要な支援及び相談体制の充実を図ります。
  6. 予防体制の充実
    1. 健康推進員活動と連携し、各種検(健)診受診率の向上を図るとともに、実施体制の改善及び啓発活動を推進します。
    2. 予防接種の必要性、有効性を啓発するとともに、実施体制の充実を図ります。
    3. 若年期からの痴呆予防対策を推進するために、二段階方式の活用による脳の健康相談体制の充実に努め、軽度痴呆の早期発見、早期対応を図ります。
  7. 自主的保健活動の支援
    健康推進員、食生活改善推進員、健康教室OB会などの組織活動を育成支援するとともに、健康づくりを目指す諸団体とも連携し、市民や地域コミュニティの自主的な健康づくりの推進を図ります
  8. 食生活に関する相談・指導体制の充実
    ライフステージに合わせ、一人ひとりの健康状態に合った食生活に関する相談・指導が行えるよう栄養改善活動を推進します。
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