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第2章環境負荷の少ないまちづくり 、1 健全な水循環の形成
本文
1節健全な水循環の形成
現状と課題
- 市民生活の向上や産業の発展のために、水源の確保及び給水サービスの充実に努めてきました。今後も、水道の使命である安全で良質な水をできるだけ安価に安定供給するとともに、水の資源としての有限性や環境問題などに的確に対応することがなお一層強く求められています。また、地震などの災害時の速やかな給水対応など市民がいつでも安心して水道を利用できる施策を推進していく必要があります。
- 下水道は、住環境の改善や公衆衛生の向上を図り、松島湾の水質保全を図るために欠かすことのできない施設であります。平成11年度末現在で下水道の人口普及率は90.3%に達しており一日も早く全ての地区での汚水整備が望まれています。そのために伊保石地区、貞山地区及び点在する未整備地区の整備促進や整備済み区域内の水洗化率の向上に取り組む必要があります。
- 浦戸地区においては、これまで生活雑排水並びにし尿を併せて処理できる合併浄化槽の普及に努め、平成11年度までに73基設置し、水域環境の保全に努めてきました。今後もより一層の水域環境の向上に向けて、漁業集落排水事業との調整を図りながら、浦戸地区の合併浄化槽の普及を図る必要があります。
- 新町川においては、環境改善が進み、魚の遡上が見られるまでになりました。今後も水路の環境改善を進め、生活にうるおいを与えることができる水辺環境の形成に努める必要があります。
基本目標
- 市民がいつでも安心して利用できる上水道事業の充実を図ります。
- 松島湾の水質保全と良好な都市環境の形成、市の健全な発達及び公衆衛生の向上を図るために下水道事業を推進します。
- 水の有効利用を図るため、雨水の再利用を促進します。
- 松島湾の水質保全と浦戸地区の公衆衛生を保持するために、浦戸地区の排水対策を推進します。
- 市民の親水性の向上を図るため、水辺環境の整備に努めます。
施策の体系
健全な水循環の形成
- 上水道事業の充実
- 下水道整備の促進
- 雨水の再利用の促進
- 浦戸地区の排水対策の推進
- 水辺環境の整備
施策
- 上水道事業の充実
- 安定給水を確保するため、水源の維持、水質の保全、渇水や地震などの災害に強い水道施設の整備などを推進します。
- 市民への給水サービスの向上を図るため、多様な市民ニーズに的確に対応する効果的な体制を構築するとともに、水道事業の積極的な情報発信を推進します。
- 健全な経営の維持に努め、経営基盤の強化を図るため、適正料金の確立や組織・業務の効率化を推進します。
- 下水道整備の促進
- 整備率100%に向けて伊保石地区と貞山地区の整備を行います。また市内に点在する未整備地区の整備促進を図ります。
- 水洗化率を向上させるために普及活動を行います。
- 雨水の再利用の促進
浸透性補装など雨水の再利用のための技術導入を進め、水の有効利用を図ります。
- 浦戸地区の排水対策の推進
- 浦戸地区の生活雑排水の処理については、漁業集落排水事業との調整を図りながら、合併浄化槽の普及を促進します。
- 合併浄化槽については、促進のための啓発を図るとともに、設置に際しての事前審査並びに保守点検の徹底を図ることにより適正な処理に努めます。
- 水辺環境の整備
市民が集い、安らぎ、水に親しむことができるよう、水辺環境の整備に努めます。
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