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第2章安らぎの生活を支えるまちづくり、1節 子育て支援

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

本文

1節子育て支援

現状と課題

  • 子育てと仕事の両立の困難や育児に対する心理的・肉体的負担、また子育てコストの増大などを原因とする少子化が予想を上回る速さで進行しています。
    少子化対策として子どもを安心して産み育てる環境が求められており、子どものより良い発達と女性が安心して働ける環境づくりに向けた保健・医療・福祉・教育などが連携した総合的な対策が求められています。
    本市の出生者数は、平成元年612名から平成11年は476名と減少しています。また、一方で働く女性の数は昭和50年から平成7年までの20年間で30%増加しています。
  • 核家族化や身近な地域コミュニティにおける交流機会の減少などにより、子育てに関する知識を得る機会が少なく、子育てに悩みながら孤立する傾向が見られます。そのため、地域子育て支援センターなど地域における相談体制の充実を図る必要があります。
  • 保育所の入所状況は、平成元年度の8,135人から平成11年度には7,067人に減少しています。このような中、今保育所に求められるものは量から質へと変化し、特に、幼児を中心とした8時間保育から、乳児を含む低年齢児保育と11時間を超える長時間保育の需要が高くなっています。
  • 離婚、病死、事故死などにより母子・父子家庭が増加しており、生活の支援とともに、子どもの養育、生活に関する相談体制の充実が求められています。
  • 共働き家庭の増加、児童の虐待、夫の暴力などの家庭における問題の深刻化など、児童を取り巻く環境は厳しくなっています。本市では、児童館やふれあいエスプなどが子どもの遊びや生活の場としての役割を果たしてきていますが、今後とも地域、学校、行政などの連携を強化するとともに、子どもが心身ともに健やかに育つ地域環境の整備を推進していく必要があります。

基本目標

  • 安心して子どもを産み育て、健全に成長できる環境を形成するため、総合的な子育て支援対策を推進します。
  • 保育ニーズに的確に対応するため、多様な保育サービスを提供します。
  • 児童の健全育成を図るために、地域ぐるみの支援を行います。

施策の体系

子育て支援

  1. 総合的な子育て支援対策の推進
  2. 保育サービスの充実
  3. 児童の健全育成

施策

  1. 総合的な子育て支援対策の推進
    1. 保健・医療・福祉・教育・地域づくりなどの他分野からなる推進計画を策定し、家庭・地域・行政が協力して、安心して子どもを産み育てることができ、子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを進めます。
    2. 育児相談や育児サークルの支援など子育て支援センターの機能の充実を図ります。
    3. 育児ボランティアの育成など地域コミュニティにおける子育て支援体制を構築します。
    4. 妊婦健診、乳幼児健診及び出産・育児に関する相談指導など母子保健の充実を図ります。
    5. 教育や学習などさまざまな機会を通じ、子育ては男女がともに担うという意識の啓発に努めます。
    6. 母子・父子家庭に対しては生活の安定と向上を図るため、各種手当てや援護サービスの充実に努めます。
  2. 保育サービスの充実
    低年齢児の受け入れや延長保育、一時的保育など保育所の子育て支援機能を充実するとともに、良好な保育環境の形成を図るために、施設の適正な配置や改善を図ります。
  3. 児童の健全育成
    1. 共働き家庭の子どもたちが放課後や長期休暇を安全に過せるように、放課後児童クラブの充実を図ります。
    2. 子どもたちが気軽に集まり、遊びを通して創造性、社会性を育む環境を形成するとともに、ボランティアの育成や地域ぐるみで子育ての支援に取り組むための拠点となる児童厚生施設などを充実します。
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