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本年は、源氏物語が世に知られてから千年という節目の年に当たります。この塩竈は、源氏物語の主人公「光源氏」のモデルとされる「源融」がこよなく愛し、都人のあこがれの地であったと言われております。こうした縁(えにし)が、古都京都との交流を生み、その歴史探訪のために塩竈を訪れる人々が増えております。このように『鹽竈人』が築き上げた歴史や文化といった他にはない魅力が、わたしたちの進むべき道を示唆しております。
いま私たちは、時代の転換点に立っており、困難は伴いますが、このまちを未来の子どもたちに憂いなく引き継ぐ責任を果たさなければなりません。『足下に泉あり』このまちと市民を信じ、そして『一灯照隅』苦しいときだからこそ、信念を持って明かりを照らし続け、「日本で一番住みたいまち塩竈」の実現に邁進してまいります。
市民の皆様並びに議員各位のさらなるご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げます。