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簡単に説明すると、次のような社会と考えられます。
「参画」とは、単なる「参加」ではなく企画・立案から決定・運営までを主体的に担うことをいいます
女性の社会参加は進んでいるとはいえ、性別による差別は依然として社会のあらゆる場において見られます。
また、私たちは長い歴史の中でつくられた慣習について、特に問題意識を持つこともなく、結果として男女の自由な生き方を阻んできてしまいました。
一方で、これからは少子高齢化や、国際化・情報化が進んでいくことにより、様々な考え方や価値観、ライフスタイルが生まれていくことでしょう。
そうすると、「男は仕事・女は家事」といった固定的な考え方は時代の流れに逆行し、みんなが暮らしやすい社会づくりはむずかしくなってしまいます。
男女が社会のあらゆる場面に平等に参画し、それぞれの個性を生かしながら、自分たちの社会を豊かにつくり上げていくことが必要なのです。
憲法では、基本的人権の尊重や法の下の平等、家庭生活における個人の尊厳と両性の平等などが示されており、法律や制度のうえでは男女平等は達成されつつあります。
しかし、現実には古い慣習や固定的な考え方のもと、女性だからということで不平等な扱いを受けている現実があります。