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本市では、職員の長期的な人材育成の基本的方向性を定めるものとして令和7年3月「塩竈市人材育成・確保基本方針」を策定し、職員の人材育成に取り組んでいます。
この計画では、第6次長期総合計画で定める「海と社に育まれる 楽しい塩竈」の実現に向け、目指すべき組織像や、目指すべき職員像、身につけるべき能力を明示するとともに、人材育成にむけた具体的な取り組み内容を定めています。
塩竈市人材育成・確保基本方針は、「第6次塩竈市長期総合計画」に掲げる都市像、基本理念に基づき、持続可能なまちづくりを実現するために、国の指針を踏まえ、市の人材関連計画と連携しながら本市職員の人材育成・確保の取組みを計画的・総合的に進めるための方針です。
第6次長期総合計画の都市像である『海と社に育まれる 楽しい塩竈』をの実現に向け、以下の3つの価値観に基づいて「求められる職員像」を定めています。
「シビックプライド」とは、「塩竈市に対する誇りや愛着だけではなく、地域社会に貢献しようとする積極的な当事者意識」をあらわす言葉です。
長期総合計画の目指す都市像である市民の求める暮らしを実現するには、職員一人ひとりが自らのシビックプライドに基づいて、「市民ファースト」の姿勢を基本に、「地域貢献意欲」を持ちながら組織目標を共有し、同じ方向を目指して仕事に向き合うことが必要です。
「人間力」とは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」をあらわす言葉です。
多様な主体と一緒になって「塩竈市で暮らす価値」を創りあげていくためには、職員一人ひとりが実務のスキルに加え、積極的にリーダーシップや事案対応力を発揮し問題の解決を図ることが重要となります。また、コミュニケーションスキルや 心理的安全性をもって様々な立場の個人や団体との交流することで、相互啓発力を高めていくことが必要です。
「価値共創力」とは、「社会に変化をもたらす新しい価値を共に生み出す力」をあらわす言葉です。
新しい価値を生み出すためには、職員一人ひとりが課題発見力を持って、地域社会の中に存在する問題点や改善点を見つけ、クリティカル・シンキングで多角的な 視点による分析・思考を重ね、目標設定力により明確なゴールを設定した上で、具体的な行動に移す実行力が必要となります。
また、個人の力だけではなく、チームビルディングにより互いの強みを活かして問題解決にのぞみ、協創力により地域住民や関係団体との関係性構築を図り連携や協働することで、発想・創造力による新しい価値や新たな行動が生まれます。