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平成28年1月定例記者会見
新年あけましておめでとうございます。東日本大震災からまもなく5年目を迎え、大変重要な時期に差し掛かっています。本市においても、復興実感から平成27年度は復興を飛躍させるという目標を掲げて復旧復興に取り組んでおりますが、思ったような成果をあげられず、被災者の皆さんには申し訳なく思っております。
復旧復興という言葉で片付けるというだけではなく、本当の意味での東日本大震災からの復旧復興と、このまちの未来にむけたまちづくりをしっかりと峻別して、地域の皆さんへの説明責任を果たしていかなければならないと思っております。
本日は塩釜魚市場の「初売りの儀」、記者クラブの皆様にもご出席いただきました。昨年101億7千6百万円の水揚げを記録することができましたが、これは決して私たちの到達点ではないと思います。
本来、終始均衡が図られるのは120億から130億と言われる中で、依然として100億強という数字の水揚げしかできないことに、私たちはもう一度何をやるべきか、反省するきっかけとしていかなければならないのではないかと思っています。
また、本市の行政につきましては、我々の努力で変えられる分野があると思います。例えば、社会福祉の向上は地域社会が率先して取り組まなければならない課題です。具体的に申し上げれば、少子高齢化社会をいか乗り切っていくか。その一番端緒なものが社会福祉の向上です。本日、国民健康保険税の引き下げ、子ども医療費の拡大について報告させていただきますが、それだけが全てではありませんが、こういった分野に我々行政はどれだけ踏み込んだ施策を転換できるかということが、今年は問われる場になるだろうと思っています。しっかりと実を実らせるような取り組みをいたしてまいりたいと思います。
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震災復興推進局 |
[保険年金課(355-6497)]説明項目の資料[PDFファイル/203KB]
私が就任した当時、本市の国保税が高いという事実は認めざるを得ない状況でした。当時、本市の国保税の収納率が79%程度と県内で一番低い状態でした。それが原因だということでありました。
その後、市民の方々にも収納率向上のための対策をお願いするとともに、職員にもなぜ本市だけが県内で7,8%も収納率が低いのが問いかけてきました。その成果として収納率も向上し、平成24年度国保税を3.88%引き下げました。その後平成26年度3.22%、平成27年度は3.33%の引き下げを行いました。
そして今回、28年度以降分の国民健康保険税額を6.05%引き下げます。平均改定額は9,148円になります。この結果、一番高いと言われていましたが、県内35市町村の平均より下回るはずです。
市民の方々にもご理解いただきながら、収納率は87%程度まで上がってきています。県平均が90%程度ですので、未だ低い状況は変わっておりませんが、市民の方々の意識と行政の取り組みによって、こういう制度が変えられるということを如実に理解いただくのが国保税の引き下げではないかと思います。これは途中経過であります。県平均の90%に近づけ、引き続き国保税の引き下げの努力をしてまいりたいと思います。
[保険年金課(355-6497)]説明項目の資料[PDFファイル/203KB]
28年4月から子ども医療費の外来分を中学生3年生まで拡大します。すでに県内町村では、中学校3年生まで拡大されていますが、県内13市では、中学校3年生まで拡大しているのは7市程度だと思います。その他は小学3年生又は小学6年生の水準となっています。
町村と市では、取り組みが顕著に取り組みの傾向が分かれています。ただ、基本的にこういったことを市町村の課題として取り組むべきなのか、本来、国の制度として義務教育期間中の子ども医療費は
外来入院とも国が負担する。というのがあるべき姿だと、おそらく首長たちの一致した見解ではないかとは思います。こういったことで国の制度としてではなく、市町村の独自事業として競争することに徒労を感じますが、本市としては義務教育期間である中学3年生までの定着をしっかりと図ってまいります。
[長寿社会課(364-1204)]説明項目の資料[PDFファイル/607KB]
地域の支え合い活動の推進を目的とした講演会及び事例研究会を開催します。今回講師を引き受けていただく池田昌弘さんとお話させていただく機会がありました。コミュニティの見方、考え方が私たちと全く違う概念で、物事をすすめようとされていることに、私自身大変、目からうろこという感じでした。町内会長さんのみならず、大勢の方々に地域コミュニティというものについて理解をいただく機会になればと思っています。
[水産振興課(364-2222)]説明項目の資料[PDFファイル/586KB]
塩竈市魚市場は生鮮マグロの水揚げが日本有数を誇る港ですが、遠洋トロール船による冷凍キンメダイの水揚げ量が日本一です。そこで今回、キンメダイを使ったオリジナルレシピを提案していただき、キンメダイの美味しさを皆さんに知っていただくため「レシピコンテスト」を開催します。2月13日土曜日の開催で、午前の部が高校生部門、午後が専門学生や大学生を含む学生部門になります。私も審査員として参加します。
Q.キンメダイはもともと塩竈とのかかわりはあるのか?
A.東北ではお祝いなどでは吉次が主流で、キンメダイは関東以西で珍重されています。せっかく水揚げが多い魚なので、地元の方々にも食べていただきたいということで、キンメダイを使ったレシピコンテストを開催することにしました
Q.なぜ塩釜に水揚げされるようになったのか?
A.キンメダイを揚げてくる遠洋のトロール船というがありまして、全国で7隻ぐらい操業しているうち、5隻ほどが塩竈に水揚げしている状況です。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/195KB]
文化庁の平成27年度文化芸術による子どもの育成事業として補助金を活用して行う事業です。キャプテンバルボアという子どもに大人気のヒーローショーと参加者が一緒に体操をする新感覚観劇体験のイベントです。ふれあいエスプ塩竈で1月28日木曜日に開催します。
多くの方にお越しいただきたいと思います。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/128KB]
JAXA(宇宙航空研究機構)コズミックカレッジでは、夏休み冬休みを活用し、様々な講演会など継続して開催していただいています。
今回は、「熱気球を飛ばしてみよう」ということで、ビニールの袋に温風を吹き込んで打ち上げるというもので、こういった取り組みから宇宙への関心を持ってもらおうというものです。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/179KB]
塩竈市杉村惇美術館も1周年を過ぎ、大勢の方々にご来訪いただきました。その関連企画として昨年「かるたワークショップ」を行いました。未来に残したい宮城の姿をかるたに込めようと、昨年12月5日に読み札の句を作り、26日には絵札を制作しました。今回、その「巨大かるた」を使ったかるた大会を開催します。塩釜のみならず、ふるさと宮城に対する愛着心が高まればと思っています。
[市民交流センター(365-5000)]説明項目の資料[PDFファイル/440KB]
塩竈夢ミュージカルが2月20日、21日に開催されます。今年の演題は「アブラゲとアップルパイ」です。丹野久美子さんの作でありますが、2008年から2013年ぐらいまでは、塩竈の史実を題材にした作品でしたが、2014年からは現代の問題、課題をテーマにした作品を上演しています。
今年の「アブラゲとアップルパイ」は、身近にある稲荷神社が題材になっているようです。最近塩竈夢ミュージカルは完全に一つのイベントとしてしっかり定着しています。ぜひ会場にお越しいただければと思います。
Q.劇団員は公募しているのか?
A.団員は毎年公募していますが、2月3日ぐらいの方は継続の方です。
[復興推進課(355-6574)]説明項目の資料[PDFファイル/470KB]
災害公営住宅ニュースを発行しました。浦戸の災害公営住宅の整備状況やその他の施設整備の着工状況について掲載しております。