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平成28年11月定例記者会見
東日本大震災から今日で5年8カ月目に入っております。今日が2063日目です。改めて振り返ると、一定程度震災については想定をしてきたといいながら、この5年7カ月については、想定外といったようなことが数多く発生してしまったということに、反省しきりであります。
特に5年7カ月経っても、まだ仮設住宅にお住まいいただくということも全く想定しておりませでした。4年ぐらいで、災害公営住宅にお住まいいただくよう取り組んで参りましたが、もう、6回目の冬を仮設住宅でお過ごしいただくことに、大変忸怩たる思いであります。一刻も早く冬の寒さや夏の暑さを心配しないでお暮しいただく環境を提供させていただかなければならないと思っております。
昨日(10月31日)まで第2回「しおがまみなとゆめ博」を開催させていただきました。第2回ということで、昨年度との比較をしなければならないと思っております。基本的には3年間は開催することを目標にしてまいりました。前半線は観光客あるいは交流人口の方々の入込も比較的多かったのかなと思っておりましたが、月半ばから後半にかけてはインパクトがなかったというのが、私個人としての率直な感想であります。本日(11月1日)商工会議所の臨時評議会が開催されますので、その中で「ゆめ博」への感謝の言葉と併せ、問題提起もさせていただければと思います。
また先週は、東北市長会が福島県相馬市で開催され、特別決議を6本行いました。一つは東日本大震災からの早期復旧復興であります。二つ目は、岩手県の台風10号の被害の対応についてであります。50名を超える方々がお亡くなりになられたと思いますし、未だに行方不明者の発見がままならない状況の中で、塩釜地区消防事務組合でも行方不明者の捜索活動に職員を派遣いたしました。ただ、現場の状況が複雑なようで、2週間の支援活動で戻ってきました。岩手の方々に状況を確認しましたが、まだまだ大変だというお話をいただいたところでありますが、それにしては行政同士の支援要請というものがないということであります。その他には、原発の復旧復興、岩手県で取り組んでいるリニアコライダーを東北で力を上げて取り組ませて欲しいという特別決議でありました。
さらに今回の東北市長会では総務省の方がお越しになり、昨今の状況についてご説明いただきました。
一つは「地方税制の動向と課題」であります。消費税率の引き上げの時期の変更がありました。自動車取得税の廃止等について国で計画しておりましたが、高齢者の福祉についても消費税率2%アップで、こういったことをやると発表しておりましたが、延期により、これらの実現がはっきり言えば、不可能な状況であります。
この状況について、今後どう取り組むかという説明があったのですが、我々自治体とすれば、市民の方々にご説明をしているということで、これからが大変だなと思っております。併せて消費税の導入を見送ったことで、地方交付税が28年度16.7兆円であります。それが当初で16兆円。0.7兆円削るという話もその場で話されました。まだまだ復興途上でありますが、一方で、地方交付税は削ります。と、地方行政を預かる立場として、これからどんなことをやらなければならないのだろうと、その対策を早急に講じなければならないと思っております。
また、29年7月からマイナンバー制度が本格稼働いたします。特定個人情報の取扱いについて、適正に行えるのか大きな不安を感じておりますが、改めて国のガイドライン等を確認しながら、来年7月の本格稼働に向けて、しっかりと特定個人情報等が守られるよう頑張らなければならないと思っております。
市民総務部 |
塩釜高校の生徒が開発した塩竈発の新商品!塩竈特産の「藻塩」を使ったバスソルト |
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震災復興推進局 | |
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その他 |
[生活福祉課(364-1131)]説明項目の資料[PDFファイル/168KB]
塩釜高校が部活横断型プロジェクトで多くの生徒が関わり、インターアクト同好会の皆さんがプロデュースと販売を手掛けるバスソルト「藻塩のささやき」を、地域貢献活動の一環として仮設住宅の入居者の皆さんにプレゼントしていただけることになりました。
Q.バスソルトとは?
A.入浴剤のようなものです。
[水産振興課(364-2222)]説明項目の資料[PDFファイル/187KB]
塩竈市魚市場の南棟、本格的な荷さばき所の部分でありますが、10月31日で本市の施設が引き継がれ、今日から供用開始となりました。
屋根は幕屋根でドーム球場と同じで強度を有し、明りが入りやすく、温度管理も幕屋根を特殊加工することで遮温性が確保できているほか、入口のほうには網を設置しており、鳥害の心配がありません。本市として初めての高度衛生管理型の本格的な荷さばきが稼働できるという状況であります。
残り半分の施設は、来年10月ぐらいには供用開始できるのではないかと思います。ただ、周辺の外構工事が遅れております。今後、県において魚市場に入ってくる道路の整備を行っていただくことになっております。また、魚市場の背後にも高さ3.3mの防潮堤も出来るようになりますので、できる限り利用者の方に利便性や快適性を感じていただけるような周辺の環境整備もしっかり、行っていかなければならないと、改めて現場を見て感じております。
[観光交流課(364-1165)]説明項目の資料[PDFファイル/553KB]
アサヒグループホールディングス様から今年度も180万円の寄付金を頂戴いたしました。この寄付金を活用させていただき、「かれい釣り全国大会IN塩釜」を11月6日(日曜日)、午前6時出港で開催させていただきます。定員は400人で、参加費10,000円であります。かなり、申込も多いという状況であります。
また、カレイ釣りは外洋まで出ていくので、船酔いをされる方は厳しいのではないか、また被災した子どもたちが海と親しめるということで、湾内で釣りが楽しめる「親子ハゼ釣り大会」も同時に開催させていただきます。50組100名の定員であります。また、この他に、毎年11月末からお正月まで本塩釜駅前で「がんばっペイジェント」を開催しておりますが、こちらについてもアサヒグループホールディングス様からの寄付金を活用させていただき、年末を楽しんでいただいているところであります。
[復興推進課(355-6593)]説明項目の資料[PDFファイル/178KB]
北浜地区31戸が来年3月末までに入居いただきたいということで、現在建設中であります。この災害公営住宅の特徴は1階がピロティ形式(吹き抜け)になっています。もし、津波が来ても吹き抜けになり、お住まいのかたがたについては津波被害については安心してお住まいいただけるようになっております。資料の右側は錦町東地区の70コでありますが、こちらについても来年3月に入居いただける予定です。すでに完成しております錦町地区で、先週の日曜日だと思いますが、錦町図南会の皆さんが、災害公営住宅の方をお誘い頂き、芋煮会を開催してくださいました。災害公営住宅のコミュニティを図ることを目的に開催していただきました。
藤倉地区が、ようやく家が建ち始めております。4月に7件、9月に4件の引き渡しを終えまして、11月で10件。全ての引き渡しを完了させていただく予定であります。
都市計画道路の整備を進め、お住まい頂く方々が安心して藤倉で生活再建を図っていただくよう努力をしてまいります。
[教育総務課(355-8461)]説明項目の資料[PDFファイル/150KB]
塩釜蒲鉾連合商工業協同組合から毎年市内の小中学校の学校給食ということで蒲鉾を寄贈していただいております。
11月15日(火曜日)杉の入小学校において「かまぼこ贈呈式」が行われます。ちなみに、11月15日は今から約千年前、平安時代の1115年に初めて蒲鉾というものが歴史に登場したそうであります。その年号にちなみ、1115年を11と15に分けて、11月15日を「蒲鉾の日」にしたそうであります。
[生涯学習課(365-3216)]説明項目の資料[PDFファイル/227KB]
これは我々行政ももちろんでありますが、教育委員会についても地域の皆さんと交流を図る、意見交換を行う機会をもっと増やしていかなければならないということを、前の教育長時代にご要望を申し上げたところであります。そういったことを踏まえて「教育フェスティバル」がは始まったと記憶しております。
今年も塩竈ガス体育館において、様々なステージを用意しているほか、小さいお子さんから大人の方まで一日楽しんでいただくという企画であります。
また、当日は塩竈汁の試食や体験コーナー等も用意しております。11回目でありますが、まだまだ市民の方々に足を運んで頂かなければならないなと思っております。
市民の方々に、もっと学校教育に関心を持っていただくような企画力が必要ではないかと思っておりますので、次に向けてしっかりと頑張ってまいります。
[生涯学習課(365-3216)]説明項目の資料[PDFファイル/131KB]
市内の小学校6年生24人が子どもの目線で、今、塩竈がどういう状況であるか、どういったことを希望するかというご質問をいただき、それに対し、私からご答弁をさせていただきます。2時間ぐらいですが、議長役も全て子どもたちが務めていただくものであります。なお、過去にもこどもゆめ議会でご質問いただいた案件が形になったものも2、3ございますが、まだまだ子どもたちの「夢、希望」を叶えるためには、行政としての努力が必要だなと率直に反省をしているところであります。
Q.こどもゆめ議会の中で、実現したものもあるとのことだが、どんなことか?
A.しおがまのゆるキャラを募集したら良いのでは?という意見であったり、過去には「ゴミを出さなくするために」ということで、子どものフリーマッケットを実現したりですとか、恵まれないアジアの子どもたちの勉強のためにと、去年議会で出された部分について、自分たちで募金活動を行い、お届けしたということを実現いたしました。
[市民交流センター(365-5000)]説明項目の資料[PDFファイル/179KB]
遊ホールにつきましては、塩竈市遊ホール協会が運営を行っております。年間予算が約1,000万円であります。理事の方々が8名、幹事1名で、理事長が私であります。昨日(10月31日)も理事会を開催したところであります。行政側からのお仕着せではなく、市民の方々から遊ホールで、文化芸術の向上のためにどのようなことが必要なのか、発言をいただくというような内容であります。
その中で、2016年の事業で、「芸術銀河」という県の助成事業でありますが、音楽のアウトリーチを企画しております。各学校を訪問しながら、普段聴くことのできない演奏を子どもたちに味わっていただくということで、11月8日(火曜日)は月見ケ丘小学校、9日(水曜日)には第二小学校を訪問させていただきます。
また、午後には、清水沢東地区の災害公営住宅の入居者の方々や塩釜高校の音楽系部活動の生徒さんに琵琶の演奏を聞いていただきます。
今回演奏いただく熊田さんは、早稲田大学の琵琶サークルの師範をされている方でありますが、大勢の方に琵琶という伝統文化の素晴らしさを体感いただければと思っております
Q.伝説の中の島商店街とあるが何なのか?
A.架空の商店街ということで、バンド名です。