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平成28年10月定例記者会見
先週土曜日に開催されましたGAMAROCKは、天候が心配されましたが、平間さんの「何としても10年間続けていきたい」、「一日も早く復旧復興を達成してもらいたい」という思いが通じて、晴れたものと思っています。大勢の方に参加いただき、また国内のロックフェスティバルの一つとして定着しつつあるのかと、平間さんに感謝申し上げるところです。
また、9月定例会でありますが、9月29日終了いたしました。特に今回は放課後児童クラブを指定管理者にすることについて提案させていただきましたが、議員の皆さまから、温かいご指導もいただきました。私の思いは、共働き世帯の子どもたちの居場所を作ってあげたい。子どもたちの自発的な活動を行政が温かく見守ってあげられる放課後児童クラブにしていきたい。ということであります。
今までは、どちらかというと行政からのお仕着せ的な色合いが強かったのかな、と反省しており、今回、指定管理者制度を提案させていただきました。付帯条件付きで認めていただきました。付帯条件については、しっかり目的が達成できるよう努力してまいりたいと思います。
明日、10月1日は「第2回みなと塩竈ゆめ博」がいよいよスタートです。12時からオープニングセレモニーが開催されますので、記者クラブの皆さまもぜひ、出席していただきたいと思います。
健康福祉部 | |
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産業環境部 | |
震災復興推進局 | |
水道部 | |
教育委員会 教育部 |
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教育委員会 教育部 |
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その他 | |
[長寿社会課(364-1204)・健康推進課(364-4786)]説明項目の資料[PDFファイル/168KB]
高齢者の健康づくりの一つとして、本市ではダンベル体操を推奨しています。玄米で作ったお手玉をちょっと長くしたようなものを握って、軽易な体操を行うものです。現在、市内の様々な場所でダンベルサークルの活動が行われており、すでに50団体ぐらいあるようです。10月26日水曜日には、毎年開催しておりますが、塩釜ガス体育館の第一競技場で「脳げんき教室交流会」を開催いたします。
今回は、レクリエーション、創作ダンベル、5団体のサークル活動発表なども行われます。
高齢者の方々が、ふるさと塩竈でいきいき生活していただく努力を引き続き行ってまいります。
50の行事を10月1か月に集中して行います。
本市はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンというもので、鹽竈神社、魚市場、仲卸市場等が二つ星の評価をいただいておりますし、食材王国の一翼を担い続けていると思っております。
食欲の秋でありますので、「見て、触れて、食べていただく」ことをテーマにさせていただいております。日曜日のどっと祭りでも、魚に触れていただく機会を作ろうと、関係者の方々にも智恵を絞っていただいております。また、神々の月灯りの際には、併せて酒蔵めぐりを開催するほか、もとまち茶屋や釜‵SBARなども開催します。
昨年は青葉区、宮城野区から多くの方にお越しいただきましたが、最大のターゲットと考えておりました泉区の方々のお越しが残念ながら少ない状況でした。今年は、そういった方々をいかに塩竈に誘導するかということで、JRの方とも活発な意見交換がなされております。塩竈駅長からは主催者に気合を入れていただいたという話も伺っております。
ぜひ、10月が本市にとっても実りの秋となるよう大いに期待しております。
[復興推進課(355-6598)]説明項目の資料[PDFファイル/553KB]
浦戸については、防潮堤の高さの引き下げが県から示されました。今まで高さが決まらないために、防潮堤はもとより、集落のまちづくりがストップしておりました。今回、高さが決定したことにより、関連する漁業集落再編が大幅に促進されるのではないかと思っております。実は本市の震災復興計画の中で一番遅れておりますのが、浦戸の集落再編事業でありますので、気合を入れて取り組んでまいります。
[水道部工務課(364-1413)]説明項目の資料[PDFファイル/166KB]
現在、浄水場については、(株)明電舎に管理を委託しております。直営管理以上の管理をしていただいていると評価しております。東日本大震災の反省材料として、本市ではライフラインの復旧が、短いところで1週間、長いところで10日ぐらいかかってしまいました。水道部には「1週間と言わず、もっと短い時間で」と、当時対策本部で、職員に叱咤激励しましたが、そういった反省を踏まえ、今回、施設管理を委託していることをきっかけとして、(株)明電舎と防災応援協定を締結することになりました。本市に分室がありますので迅速な対応をしていただけるほか、明電舎東北支社からは状況に応じた対応を、場合によっては全国の各支店から本市に応援隊を派遣していただくことができます。
ライフラインの一翼を担う水道の断水期間を一日でも二日でも短縮する努力を行ってまいります。
10月19日に協定の締結式を行います。
[学校教育課(365-3216)]説明項目の資料[PDFファイル/178KB]
浦戸の小中教育の一環として、演劇活動を行っております。7年間くらいは浦戸の歴史を題材にした演劇を行ってきましたが、ここ3、4年は、現代の学校生活をテーマにした演劇活動を行っております。今、練習も最盛期に入ってきていると思います。今回のストーリーは、スマホが手放せない15歳の少女が、入院中の祖母は生死をさまよったのをきっかけに、祖母の思い出の花「クルマユリ」を探しに1人で浦戸諸島・石浜に向かう。というようなお話です。今回のストーリーから、高齢化社会、学校生活に何が欠けているのか?といったことをテーマとした内容であると聞いております。
今年は10月16日㈰には文化祭の一環として浦戸小中学校で、10月28日㈮には、壱番館遊ホールで公演させていただきます。
子どもたちの一生懸命な姿を多くの方々に、特に小中学生の方々にご覧いただければと思っております。
[生涯学習センター(367-2010)]説明項目の資料[PDFファイル/813KB]
第2回目となるシオーモ絵本まつりを開催します。今年度は、エスプ、市民図書館、杉村惇美術館の3カ所で開催いたします。主には塩竈のむかし話を題材にして行うほか、お配りした資料の中ページにある組み木とフルートの演奏でありますとか、杉村惇美術館では、「木田の大だこ」というむかし話を聞いた後、大だこを作るという造形ワークショップなども行われます。
ぜひ、期間中、大勢の方々にご来場いただき、塩竈ならではのむかし話をお聞きいただければ幸いです。
[市民交流センター(365-5000)]
太田代将孝さんは、本市で何度かコンサートを開催いただいておりますが、今回、「日本語で聴くミュージカル、ガラコンサート」を開催させていただきます。
お配りしておりますチラシに掲載の7名の方々については、それぞれ著名な活動をされている方々のようでありますので、普段聴くことのできないミュージカルをご堪能いただければと思っております。
[復興推進課(355-6596)][定住促進課(355-8347)]
Q.今後高齢者の孤独化を防ぎたいという思いから、清水沢地区の災害公営住宅に市内で初めて高齢者の老人憩いの家を併設したと伺っているが、市長としてこの施設に期待することは何か?
A.清水沢地区に170戸の災害公営住宅を整備しました。ただ、残念ながら、3号棟以外は、まだ半分以下の入居数であります。現在もPRさせていただいておりますが、先日新聞でも報道されましたとおり、災害公営住宅における本市の高齢化率は50%を超えており、多くのご高齢者の方に入居いただいております。そういった方々は、一人暮らしやご高齢者の二人暮らしということが多いと思います。そういった方々の居場所を作りたいという思いであります。桜ケ丘の市営住宅の集会施設で、老人憩いの家という形で1日6~7人ぐらいの方々が1週間に何回か集まって、歌を歌ったり、踊ったりということをなさっておりますが、今回の施設では、しっかりとスペースを確保しながら、町内会の方々と交流できる。できれば、町内会の方はこちら、ご高齢者の方はこちらというのではなく、一緒に相互に交流できる機会を作っていきたいと思っておりますし、そういった仕掛けを我々行政、そしてUR都市機構も手伝ってくださることになっておりますので、そのモデルケースとして施設を使っていきたいと思います。
Q.具体的な活用については
A.ダンベル体操とか、本市には、高齢者の方々が塩竈の歴史文化や身近な課題問題について勉強する「千賀の浦大学」というのがありますので、そのミニ版を展開できないかというようなことも検討しております。
Q.現段階で90戸程度空いているということだが、あまりいい状況ではないと思うが、なぜこれほど空いてしまったのか?市長としてどう分析しているか?
A.建設の遅れが全く原因にならないとは思いませんが、これまで被災者の方々に数回のアンケート調査で意向を確認しながら行ってきました。アンケート調査で「まだ決めかねている」という方々にも、早く決めていただきたいというお願いはしてまいりました。ただ義務付けまでは出来ませんので、早く決めていただきたい。それで災害住宅の抽選も行わなければならないという中で、本市は抽選会も延ばしてきました。今年1月になって、特定延長しなければならないという段階で、最終的なアンケートを行いました。未だに決めていないという方々がおられるのも事実です。そういった方々を中心に、今呼びかけを行っている状況です。
Q.他(北浜や錦町の災害公営住宅)がいっぱいな中で、清水沢地区の災害公営住宅だけが空きが出ている。その要因を伺いたい。例えば内陸部にあるからとか、駅から遠いからとか。
A.私たちは提供する立場ですので判定はしにくいですが、ただ、北浜に建設するという計画を示した際、津波を被った地域に建設するのかというような批判を受けました。私たちの復興の基本的なコンセプトは、今まで住み慣れた場所でまた頑張ろう。というものでしたので、被災者の方々の思いも変化してきたのかと思います。当時は議会からもお叱りを受けました。そういったことも配慮し、山の手に建設せざるを得なかったというのも事実です。全部海辺に建設するかということも当時は許されない状況でありました。
Q.今後も空き部屋については入居を促し、埋まらない場合は市営住宅として検討するということか?
A.そうですね。ただし、まずは潜在入居者の方々にぜひ入っていただきたいと思っておりますし、内覧会も頻繁に行っていかなければならないと思っています。
[観光交流課(364-1165)]
Q.これら3つの歴史的建造物は散歩コースのようになっているが、市としてPR、売り出していく考えはないのか?
A.去年のゆめ博でも行ったのですが、今年も旧ゑびや旅館や亀井邸も含めて、市内の回遊性を高めるため、ミュージアムスタンプラリーを開催します。昨年ゆめ博に合わせて10月から12月までとしましたが、今年は通年で行うことにし、マップも1年間使えるような形で作りました。
今後各施設にアンケート調査を行いながら、バージョンアップを図ってまいりたいと思っております。