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本市の中心部は周囲三方を丘陵で囲まれた閉鎖的な地形であり、一方中央の低地は排水性に乏しい地形的環境であることに加えて、丘陵のかなりの部分が宅地化にともなって、流水の保水、遊水機能の低下がみられたことによる、浸水災害が発生しています。
塩竈市では平成6年に「総合治水計画」を定め、ポンプ場などの根幹施設の整備で1時間あたり52.2ミリ降雨に備える整備を行なっております。また、さらなる安全性向上のために宅内貯留施設の整備に取り組んでいます。
〇10年確率(52.2mm/h) = 根幹(管渠、ポンプ場、調整池、貯留管)施設として整備する。
〇30年確率(69.6mm/h) = 補完(宅内貯留)施設を整備し、当面の安全度の向上と将来の安全度達成のために整備する。
完成した雨水ポンプ場
近年の塩竈では郊外の団地化が進み、里山や畠など保水機能が失われています。また、ゲリラ豪雨のように激しい雨が日本各地で記録されていますが、構造物による対策ですべての被害を防ぐことは不可能です。テレビやラジオで激しい雨の予報に接した時には、市民それぞれが安全のための備えを心がけましょう。一時間あたりの雨量が30ミリを超える予報では水害のほかにもがけ崩れなどの土砂災害の危険も増加します。避難の準備を心がけましょう。
災害の危険性が高まったとき、下記警戒レベルに応じて、市から避難情報が発信されます。
適切な行動をとってください。
警戒レベル1 : 早期注意情報
警戒レベル2 : 大雨・洪水・高潮注意報
警戒レベル3 : 高齢者等避難
警戒レベル4 : 避難指示
警戒レベル5 : 緊急安全確保
塩竈市の指定緊急避難場所・指定避難所はこちらでご確認ください
防災無線(屋外スピーカー)の放送内容は電話でも確認できますTel022-364-1260
防災無線(屋外スピーカー)の放送内容はコミュニティエフエムのラジオでも聞くことができます。周波数はFM78.1。ベイウェーブです。
市役所に連絡をとりたいときは災害専用電話にお願いします。Tel022-355-6905
1時間あたりの降雨52.2ミリに対応できるよう、ポンプ場の築造、貯留管の整備等の対策を進めています。しかし、雨に対して弱い場所もあることから、その場所を知りできるだけの備えをすることが大切です。
●下水道認可区域内
・もしも1時間当たり52.2mmの雨が降ったら
浸水想定区域図(計画規模10年確率)R3年度現在 [PDFファイル/932KB]
・もしも1時間当たり69.6mmの雨が降ったら
浸水想定区域図(既往最大降雨30年確率)R3年度現在 [PDFファイル/512KB]
●浦戸地区
・もしも1時間当たり69.6mmの雨が降ったら