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このページでは、塩竈市の名所「鹽竈海道」について説明しております。
鹽竈海道(北浜沢乙線)は、県事業として平成元年度から20年の歳月をかけ整備が進められ、平成21年12月に完成しました。
塩竈市の都市軸を形成し、塩釜港、塩竈市中心部と三陸自動車道、仙台北部中核テクノポリスを結ぶ幅員18mの主要幹線道路となっています。
また、中心商業地であり、門前町の歴史的地区である沿線には、歴史的な酒蔵などの町並みや、鹽竈神社の3つの参道、そして神輿御巡幸など祭りの舞台ともなります。
このことから、歴史的観光軸として観光客の回遊性を促し、商業と観光の活性化を図るため、“道そのものが博物館”というコンセプトのもと、沿線の記憶を道標や和歌、文学碑などで展示し、電線の地中化や横町の整備なども行っています。
なお、平成19年度には、国土交通省の「日本風景街道」に選ばれています。
「他とは違う歩道」
最寄駅や駐車場を出てまず目に入るのは鹽竈海道の道路です。
その歩道部には、門前町らしさを出すため、塩釜神社の表坂で用いられている稲井石と風合いの似ている黒御影石をビシャン仕上げにて設置しています。
「塩竈百人一首」
その1で紹介した道路を歩いてまず目に入るのは、歩道の脇に設置された石板でしょう。
この石板には、塩竈に由来する和歌が百首集められており、沿線沿いに埋め込まれています。
また、この「塩竈百人一首」の現代訳が載った「鹽竈海道パンフレット」を配布しています。
「屏風サイン」
海道沿線には「塩竈百人一首」の他に「屏風サイン」が存在します。
これは塩竈を舞台にした「伊勢物語」、「好色一代男」、「宇治拾遺物物語」、「都のつと」、「おくの細道」、「源氏物語」などの歴史的文学を屏風型のサインで展示したものです。
「せせらぎ」
海道沿線において、市民の方々から要望が多かった水辺の空間をせせらぎ(曲水)として設置しています。
「道標」
海道各所に道しるべを設置することで、歴史的な地名を後世まで伝える役割を担っています。
「歳時記装置」
塩釜神社の表坂の参道口に設置されているモニュメントで、1日6回、各20分ほど「舞姫」、「好色一代男」、「遊女」、「よしこの衆」など、人形8体が酒樽から登場し塩竈固有の音楽に合わせ踊るカラクリとなっています。
「灯ろう」
海道沿いに等間隔で並べられており、夜間は街灯としても使用されています。その光景は海道の雰囲気も相まってロマンチックなものとなっております。
鹽竈みなと祭りは毎年「海の日」に行われ、日本三大みなと祭りの一つにも数えられています。
詳しくは塩竈市観光物産協会のHPをチェック!!→「塩竈市観光物産協会」<外部リンク>