「押し買い」とは?
「押し買い」とは、一般に古物商等が相手方から買取や査定の依頼を受けることなく、不意に自宅等を訪問して貴金属等の買取を行う営業のことを言います。
その中でも悪徳なものは、半ば強引に何らかの品を買ったことにして持ち去ってしまうこともあります。
狙われやすいターゲットとその手口
特に狙われやすいのは高齢者で、恐怖心をあおったり、認知症につけこんだりします。
また、性急な判断を迫り、証文なく取引を終え、早急に立ち去ります。
具体的には、一般家庭を業者が訪問し、家庭にある様々なものを言葉巧みに提示させ、極端な安値を告げ、持ち主が納得していないにも関わらず勝手に買い取ったことにして持ち去ったりします。
中には、品物を持ち去った後に勝手に転売したり、暴力・暴言を用い相手を心理的に圧迫、「売買契約が成立したことにしろ!」と強要する業者も報告されています。
狙われやすい品物は?
- 貴金属等の宝飾品
- 着物
- 毛皮
- 骨董品
- 自動車
- バイク
被害に合わないために注意しておきたいこと
- 電話勧誘を鵜呑みにしない
- 悪質業者の勧誘トークに注意
- 家に入れない《安易に家には入れず、家族や近隣者に立ち会ってもらうなど、1人ではなく複数人で対応するようにしましょう!》
- 相手を確認《許可を受けた古物商は「許可証」及び「行商従事者証」を携帯することが義務付けられています。確認を!》
- 毅然と断る
- 買取条件などの書面の交付を受ける《納得して買い取らせる場合は、買い取り条件や買取品一覧の書面を作成させ、控えを受け取りましょう!》
- 消費生活相談窓口に相談《下記相談窓口に気軽にご相談を!》
- 警察に通報《脅迫まがいの勧誘を受けた場合やトラブルになりそうな場合は、「警察に通報する」旨を伝え、それでも退去しない場合は、速やかに警察に通報しましょう!》