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(1)生まれ (2)職業 (3)塩竈との関わり (4)文学碑の出典
◆正岡子規(まさおか しき)
(1)慶応三年~明治三十五年(1867~1902)。愛媛生まれ。 (2)俳人。歌人。
(3)明治二十六年七月、汽車で塩竈を訪れる。鹽竈神社に詣でて、当時の海老屋旅館で昼食し、船で松島へ。
(4)俳句は、紀行文『はて知らずの記』より。
◆田山花袋(たやま かたい)
(1)明治四年~昭和五年(1872~1930)。群馬生まれ。 (2)小説家。
(3)大正三年三月、大正六年十二月など、幾度か塩竈を訪れる。
(4)紀行文は、『山水小記』より。
◆与謝野寛(よさの ひろし)
(1)明治六年~昭和十年(1873~1935)。京都生まれ。 (2)歌人、詩人。
◆与謝野晶子(よさの あきこ)
(1)明治十一年~昭和十七年(1878~1942)。大阪生まれ。 (2)歌人、詩人。
(3)寛は、明治二十六年八月に鹽竈神社を訪れ、大正十三年九月には、夫婦で青根温泉に泊まり、塩竈を訪れる。
(4)歌は『明星』より。
◆齋藤茂吉(さいとう もきち)
(1)明治十五年~昭和二十八年(1882~1953)。山形生まれ。 (2)医師、歌人。
(3)何度か塩竈を訪れている。昭和六年十一月には、夫婦で塩竈を訪れ、当時の塩竈ホテルに泊。
(4)歌は『石泉』より。
◆若山牧水(わかやま ぼくすい)
(1)明治十八年~昭和三年(1885~1928)。宮崎生まれ。 (2)歌人。
(3)大正五年三月、東北の旅の途中、仙台から汽車で塩竈を訪れ、鹽竈神社に参拝し、松島に足を運ぶ。
(4)歌は『朝の歌』より。
◆北原白秋(きたはら はくしゅう)
(1)明治十八年~昭和十七年(1885~1942)。福岡生まれ。 (2)詩人、歌人。
(3)昭和十五年六月、松島から船で塩竈を訪れ、鹽竈神社に参詣、勝画楼で蝦蛄(シャコ)と蟹で昼食。
(4)歌は『海坂』より。
◆宮澤賢治(みやざわ けんじ)
(1)明治二十九年~昭和八年(1896~1933)。岩手生まれ。 (2)詩人、児童文学者。
(3)明治四十五年三月、十六歳の時、修学旅行の途中、石巻から船で塩竈(シオーモ)に。七ヶ浜に泊まり、翌日、汽車で仙台(センダート)へ。
(4)童話『ポラーノの広場』より。
◆高橋睦郎(たかはし むつお)
(1)昭和十二年~(1937~)。福岡生まれ。 (2)詩人、歌人。
(3)鹽竈桜の季節や佐藤鬼房との交友を深めるため、塩竈をたびたび訪れる。歌は、塩に縁のある「近(ちか)の塩竈」に対する「遠(とお)のザルツブルク」を詠んだもの。
(4)『歌枕合』(平成十七年)より。
◆佐藤鬼房(さとう おにふさ)
(1)大正八年~平成十四年(1919~2002)。岩手生まれ。
(3)二歳の時に塩竈に移り住み、働きながら句作に励む。戦後を代表する俳人。市内権現堂に〈鬼房小径〉がある。
(4)俳句は昭和三十年作、『海溝』より。