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本市魚市場は、東日本大震災により甚大な被害を受けましたが、関係者の皆さんのご尽力により、震災後1カ月ほどで水揚げを再開することができました。
しかしながら、建物も漁港施設も大きなダメージを受けており、早急に根本的な対策を行う必要があり、国の支援をいただきながら、宮城県と協力して、平成25年から岸壁の災害復旧工事と新魚市場の整備事業を実施してまいりました。
本市では、旧施設を最大限に残しつつ、これまで通りの水揚げ作業も実施しながら、工事区域を4つに区分し、段階的に施設整備を進めることで、宮城県の災害復旧の進捗と調整しつつ新魚市場の整備を進めてまいりました。
平成27年4月には新魚市場施設の第1号として東棟が完成し、平成28年8月に中央棟、平成29年10月に南棟の完成をもって、全面供用が開始されました。
新魚市場は、密閉型の荷さばき所をはじめ、高度衛生管理に対応した施設であり、これまで以上に消費者の皆さんへ、安心・安全でおいしい魚をお届けしてまいります。
また、南棟の2階には、魚市場についてはもちろん、塩竈の水産業や水産加工業について、3つのテーマで、参加体験しながら楽しく学ぶことができる「おさかなミュージアム」や展望デッキもあり、市民の皆さんをはじめ、多くの方が集える場としての機能も有しております。
この新魚市場が、名実ともに本市水産業復興のシンボルとなるよう、しっかりと取り組んで参ります。
第1期竣工:平成28年10月
第2期竣工:平成29年10月
主な設備施設
1階・荷さばき所(主に漁船水揚げ)・低温室
2階・展示施設・管理事務所・事務室・検査室など
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竣工:平成28年8月
主な設備施設
1階・荷さばき所(補完施設)
2階・魚食普及スタジオ・売店・食堂・会議室(大・中・小)
3階・貸事務室
施設の利用については、「塩竈市魚市場(魚市場管理事務所)」をご覧ください
竣工:平成27年4月
主な設備施設
1F・荷さばき所(主に陸送冷凍魚を扱う)
2F・船員休憩室(和室・洋室)など
塩釜産水産物のおいしさをPRするとともに、魚食の普及、地産地消の拡大を図るため、毎年10月上旬に「塩釜魚市場開放どっと祭」を塩竈市魚市場と塩釜水産物仲卸市場の2会場において開催しています。
旬を迎える塩竈ブランドマグロ「三陸塩竈ひがしもの」鉄火丼や鉄火巻き体験、マグロ解体ショー、模擬セリ、水産物や水産加工品の販売、子ども向けお楽しみコーナーなど、「見て!食べて!楽しんで!」、塩竈の水産を堪能できます。
(※事業内容は変更される可能性がありますので予めご了承願います)