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糖尿病の合併症の一つに「糖尿病性腎症」があります。この病気は自覚症状がないままに、じわじわと進行します。そのまま放置して重症化すると腎不全に陥り、人工透析や腎臓移植などの治療が必要になります。
人工透析とは「働かなくなった腎臓の代わりに、特殊な装置を使い、血液を体の外に出し、きれいにして戻す」という治療法です。週2~3回病院へ通い、4~5時間かけて行われるため、時間的にも制限を受けることとなります。また、1人あたり年間約500万円という高額の医療費がかかります。
糖尿病性腎症は、適切な生活習慣で発症や重症化を予防することができますので、この機会に生活を振り返ってみましょう。
糖尿病性腎症の可能性がある方に、症状を悪化させないよう医療機関への受診勧奨を実施します。
令和3年度国保特定健診受診者のうち、HbA1cが7.0以上の方
令和3年度国保特定健診受診者のうち、腎機能検査結果によりe-GFRが50未満の方
現在、糖尿病で治療を受けられている方に、保健師や管理栄養士による訪問や電話で、生活習慣改善のサポートを実施します。
治療の効果を高めるために、かかりつけ医と協力しながら進めていきます。
※上記にあてはまる対象者の方には、6月下旬に案内を発送します。
※塩竈市国民健康保険の資格喪失後は参加できません。
※対象者以外の方はご相談ください。
概ね6カ月間、訪問や電話で生活習慣改善をサポートします。
参加料は無料です。
対象者の方には申込書を送付しますので、必要事項を記入の上、かかりつけ医へ直接お渡しください。
対象者の方に送付した案内文書に同封の返信用封筒で申込書を送付してください。申込受付後、塩竈市からかかりつけの医療機関に連絡をします。
令和3年8月31日(火曜日)
※期限を過ぎてしまった場合はお問い合わせください。
糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害が3大合併症と言われています。
その他にも動脈硬化性疾患、糖尿病足病変、骨病変、歯周病など様々な合併症を引き起こします。
ブドウ糖と血液中のヘモグロビンが結びついたもので、過去1~2カ月間の平均的な血糖の状態を示しています。
腎臓が老廃物を排泄する能力を調べる検査です。クレアチニン(Cr)値と、性別・年齢から推算します。