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糖尿病性腎症重症化予防事業

印刷用ページを表示する 更新日:2021年7月15日更新

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糖尿病の合併症の一つに「糖尿病性腎症」があります。この病気は自覚症状がないままに、じわじわと進行します。そのまま放置して重症化すると腎不全に陥り、人工透析や腎臓移植などの治療が必要になります。
人工透析とは「働かなくなった腎臓の代わりに、特殊な装置を使い、血液を体の外に出し、きれいにして戻す」という治療法です。週2~3回病院へ通い、4~5時間かけて行われるため、時間的にも制限を受けることとなります。また、1人あたり年間約500万円という高額の医療費がかかります。

糖尿病性腎症は、適切な生活習慣で発症や重症化を予防することができますので、この機会に生活を振り返ってみましょう。

医療機関受診勧奨

糖尿病性腎症の可能性がある方に、症状を悪化させないよう医療機関への受診勧奨を実施します。

1.HbA1c重症者受診勧奨

対象者

令和3年度国保特定健診受診者のうち、HbA1cが7.0以上の方

内容

  1. 至急受診勧奨者:HbA1cが8.0以上かつかかりつけ医のいない方に対し、健診結果を訪問にてお渡しし受診状況の確認と受診勧奨を実施します。その後、受診状況について電話確認を行います。
  2. 受診勧奨者:HbA1cが7.0以上8.0未満の方に対し、健診結果送付に併せ医療機関への受診案内とリーフレットによる情報提供を行い、受診勧奨を実施します。

2.e-GFR重症者受診勧奨

対象者

令和3年度国保特定健診受診者のうち、腎機能検査結果によりe-GFRが50未満の方

内容

  1. 至急受診勧奨者:e-GFRが30以上40未満かつ、慢性腎臓病や腎不全等の既往歴がない方に対し、健診結果を訪問にてお渡ししながら、受診状況の確認と受診勧奨を実施します。その後、受診状況について電話確認を行います。
  2. 受診勧奨者:e-GFRが40以上50未満かつ、慢性腎臓病や腎不全等の既往歴がない方に対し、健診結果送付に併せ医療機関への受診案内とリーフレットによる情報提供を行い、受診勧奨を実施します。

糖尿病性腎症重症化予防プログラム

現在、糖尿病で治療を受けられている方に、保健師や管理栄養士による訪問や電話で、生活習慣改善のサポートを実施します。
治療の効果を高めるために、かかりつけ医と協力しながら進めていきます。

対象者

  1. 塩竈市国民健康保険に加入の方で、糖尿病性腎症または糖尿病腎症で治療中の方
  2. 生活習慣を原因とする2型糖尿病患者で、3期(腎機能が急激に低下する顕性腎症期)、4期(透析への移行が近い腎不全期)の方


※上記にあてはまる対象者の方には、6月下旬に案内を発送します。
※塩竈市国民健康保険の資格喪失後は参加できません。
※対象者以外の方はご相談ください。

プログラム内容

概ね6カ月間、訪問や電話で生活習慣改善をサポートします。

 プログラム内容の画像

参加料

参加料は無料です。

申し込み方法

塩竈市および近隣市町村の医療機関(塩釜医師会に加入の医療機関)がかかりつけ医の方

対象者の方には申込書を送付しますので、必要事項を記入の上、かかりつけ医へ直接お渡しください。

上記以外の医療機関(塩釜医師会に未加入の医療機関)がかかりつけ医の方

対象者の方に送付した案内文書に同封の返信用封筒で申込書を送付してください。申込受付後、塩竈市からかかりつけの医療機関に連絡をします。

申込期限

令和3年8月31日(火曜日)
※期限を過ぎてしまった場合はお問い合わせください。

参考

糖尿病の主な合併症

糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害が3大合併症と言われています。

その他にも動脈硬化性疾患、糖尿病足病変、骨病変、歯周病など様々な合併症を引き起こします。

用語説明

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

ブドウ糖と血液中のヘモグロビンが結びついたもので、過去1~2カ月間の平均的な血糖の状態を示しています。

e-GFR(イージーエフアール)

腎臓が老廃物を排泄する能力を調べる検査です。クレアチニン(Cr)値と、性別・年齢から推算します。

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