ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織で探す > 市民生活部 > 保険年金課 > 受診行動適正化指導・薬剤併用禁忌防止事業

受診行動適正化指導・薬剤併用禁忌防止事業

印刷用ページを表示する 更新日:2021年3月30日更新

本文

受診行動適正化指導事業

同じ病気で複数の医療機関を受診すると、医療費が増えてしまうだけでなく、重複する検査や投薬でかえって体に悪影響を与えることもあります。下記の条件に当てはまった方には、お知らせを送付します。医療のかかり方、薬のもらい方を見直してみましょう。

対象者

  • 重複受診者・・・1カ月間に同じ病気を理由に、3医療機関以上受診している方
  • 頻回受診者・・・1カ月間に同じ医療機関12回以上受診している方
  • 重複服薬者・・・1カ月間に同じ効能の医薬品複数の医療機関で処方され、その医薬品の処方日数合計が60日を超える方

薬剤併用禁忌防止事業

併用禁忌薬剤とは、飲み合わせが悪い薬のことです。複数の薬を併用すると、効果が増強または減弱し、副作用などを生じさせ、時には健康に重大な影響を与える可能性があります。

併用禁忌薬剤の使用を防ぐため、お薬手帳を活用し、かかりつけ薬局を持ちましょう。

薬剤併用禁忌医薬品リスト

平成30年度診療データを分析した結果、処方されていた薬剤併用禁忌医薬品の上位10の組み合わせは、下表のとおりでした。痛み止めと風邪薬の組み合わせが多くみられました。

No. (A)
剤型名
(A)
医薬品
コード
(A)
医薬品名
(B)
剤型名
(B)
医薬品
コード
(B)
医薬品名
1 内服 622081101 トラムセット配合錠 内服 622381201 カロナール錠500_500mg
2 内服 620002023 カロナール錠200_200mg 内服 620160501 PL配合顆粒
3 内服 622081101 トラムセット配合錠 内服 620002023 カロナール錠200_200mg
4 内服 620002023 カロナール錠200_200mg 内服 620161001 マリキナ配合顆粒
5 内服 620004902 アスパラカリウム錠300mg 内服 620005825 セララ錠50mg
6 内服 621985801 ロゼレム錠8mg 内服 622035001 フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg「日医工」
7 内服 620002023 カロナール錠200_200mg 内服 620160301 ペレックス配合顆粒
8 内服 621520803 アセトアミノフェン錠200mg「JG」 内服 620160701 セラピナ配合顆粒
9 外用 620518102 ボスミン外用液0.1% 外用 621950801 シムビコートタービュヘイラー60吸入
10 内服 621220802 スルトプリド塩酸塩錠200mg「ヨシトミ」 内服 620151101 チミペロン錠3mg「アメル」

市販薬について

薬局などで購入できる風邪薬等の市販薬も、現在病院で処方されている薬と併用禁忌薬剤(飲み合わせの悪い薬)に該当する可能性があります。薬局で薬を処方してもらう場合は、他の病院で処方されている薬だけではなく、現在使用している市販薬も報告しましょう。

かかりつけ医・かかりつけ薬局

かかりつけ医

健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のことです。かかりつけ医は、これまでの病歴や体質、健康状態などを継続的に把握しているので、適切な対応をしてもらえます。

健診結果を報告すれば生活習慣改善などのアドバイスもしてくれますので、かかりつけ医を持ち、気になることがあれば気軽に相談しましょう。

かかりつけ薬局

かかりつけ薬局では、アレルギーなどの体質の把握や薬の履歴である薬歴を管理してもらうことができます。また、使用している市販薬や処方された薬がある場合は、飲み合わせのチェックをしてもらうこともできます。

飲み残した薬がある場合は、薬剤師に相談し、もらいすぎには注意しましょう。

お薬手帳を活用しましょう!

薬は飲み合わせによって副作用を生じさせ、健康に重大な影響を与える可能性があります。お薬手帳に薬歴を記録しておくと、飲み合わせのチェックに役立ちます。

病院を受診する際はお薬手帳を必ずお持ちいただき、お薬を管理しましょう。

 

「ポリファーマシー」をご存じですか?

ポリファーマシーとは、、「複数」を意味するポリ、「調剤」を意味するファーマシーを合わせた言葉で、多くの薬を服用しているために副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態のことをいいます。単に服用する薬の数が多いことではありません。

特に、高齢になると複数の病気を持つ人が増えてきます。病気の数が増え、複数の医療機関を受診することは、服用する薬が増える原因となります。薬の数が増えると薬同士が相互に影響し合うことがあり、薬が効きすぎてしまったり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。

お薬手帳を1冊にまとめましょう

ポリファーマシーを解決するためには、単に薬の量や種類を減らせばよいものではありません。薬によっては、急にやめると病状が悪化したり、思わぬ副作用が出ることがあります。

自分で判断はせず、必ず薬を処方する医師や調剤を行う薬剤師をはじめとした医療にかかわるそれぞれの専門家に相談しましょう。

そのためにも、お薬手帳は医療機関・薬局ごとに分けず1冊にまとめ、受診する際には忘れず持参ましょう。また、日頃からかかりつけの医師や薬剤師を持ち、処方されている薬について情報を把握してもらうことが大切です。

関連リンク

このページをシェアする <外部リンク>