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手足口病が現在,全国的に流行しています。宮城県においても,注意喚起レベルとなりました。
手足口病は,夏季に流行のピークを迎える感染症です。今後,感染者の増加が予想されますので,感染拡大を予防するため,食事の前や排泄後の石けんと流水による手洗いの徹底等をお願いします。
○ 原 因:コクサッキーウイルスおよびエンテロウイルスにより感染します。
○ 症 状:口腔粘膜と手や足などに2~3mm の水疱性の発しん,発熱,食欲不振がみられます。 基本的には3~7日で治癒しますが,稀に重い合併症等を引き起こす場合があります。
○ 好発年齢:小児(特に5歳以下)に多いです。
○ 潜伏期間:3~5日
○ 感染経路:
飛沫感染…咳やくしゃみで飛散した飛沫の中のウイルスが口に入ることにより感染
接触感染…ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることにより感染
○ 治療方法:症状を緩和する対症療法が行われます。
○ そ の 他:上記の症状が見られる場合は早めに医療機関を受診しましょう。特に乳幼児同士の濃厚な接触が起こりやすい保育施設などでは感染が広がりやすいため,子どもの体調の変化に気をつけま しょう。
・ 食事の前や排泄後,おむつ交換の後など,こまめに石けんと流水による十分な手洗いを徹底しましょう。
・ 家族や身近な方が感染した場合は,タオルの共用を避けましょう。
・ 乳幼児がよく触れる場所やおもちゃなどの消毒をこまめに行いましょう。
・ 熱中症には十分注意した上で,近距離での会話など,場面に応じてマスクを正しく着用しましょう。