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3節 障害者支援

印刷用ページを表示する 更新日:2019年12月2日更新

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第2章安らぎの生活を支えるまちづくり

現状と課題

  • ノーマライゼーションの理念が浸透しつつありますが、障害者に対する一般社会の差別や偏見(心の障壁)が根強く存在していることから、障害に対する理解を深めるための啓発活動が必要となっています。
  • 障害があっても住み慣れた家庭や地域で、自立した生活を送りたいと願っている人が多くいます。これまで、ホームヘルプサービスやショートスティなど地域で生活するための支援を行ってきましたが、今後は、障害者のニーズに適切に対応するとともに、介護者の負担を軽減するために、サービス内容の充実を検討することが必要となっています。
  • 障害者の就労に対しては、心身障害者通所援護事業施設「あすなろホーム」への支援や精神障害者小規模作業所「藻塩の里」の運営をしていますが、障害者の個性や能力を生かした就労の場を確保することが望まれており、施設の整備や民間での就労の場を確保していくことが必要となっています。
  • 乳幼児健診による早期発見に努め、障害児通園施設「ひまわり園」などを中心に早期療育体制の整備に努めてきました。今後も親子へのサポート体制を充実することが求められており、子どもの成長とともに一貫した療育体制を整備し、関係機関、特に教育部門との連携を強化していく必要があります。
  • 障害者(児)スポーツ大会などを開催し、障害者の活動機会を創出してきましたが、社会参加の機会をより一層充実することが望まれています。また、スポーツや文化活動を通して、ボランティアや地域の人々との交流機会を創出することが必要となっています。
  • 現在のサービス事業は、相談窓口、申請窓口が細分化されていて分かりづらいという声が高くなっています。そのため、関係機関とのネットワークを構築し、支援サービスを受けやすい環境づくりが求められています。

基本目標

  • ノーマライゼーションの理念を社会に定着させるため、多様な啓発と交流機会を創出します。
  • 住み慣れた地域で自立した生活を送るため、必要な在宅福祉サービスを適切に受けることのできる生活支援体制を構築します。
  • 社会的な自立を促進するため、移動やコミュニケーション、就労などの支援を行います。
  • 障害児が個性や能力を十分発揮できるよう、早期療育相談及び療育体制、教育体制を充実します。
  • 社会参加を促進するため、スポーツ・文化活動を促進します。
  • 障害者やその家族が相談や情報収集を行いやすい体制を構築します。

施策の体系

障害者支援

  1. 多様な啓発と交流機会の創出
  2. 地域生活の支援
  3. 社会的自立の支援
  4. 療育体制及び教育の充実
  5. 文化とスポーツ活動の推進
  6. 相談体制の充実

施策

  1. 多様な啓発と交流機会の創出
    学校教育、生涯学習などをとおした多様な啓発や交流機会の創出、情報提供を行います。
  2. 地域生活の支援
    1. 地域での生活の場を形成するため、グループホームの設置について検討します。
    2. ホームヘルプサービスの充実とともに、NPOなどの活動の推進を図り、きめ細かな介護支援や家族介護者の支援体制を充実します。
    3. 身体障害者デイサービスセンターを核とした総合的なリハビリテーション体制を構築します。
    4. 障害年金、各種手当、医療費助成などの経済的な支援を行います。
    5. 地域における支援や見守り活動を充実させるための支援体制を構築します。
  3. 社会的自立の支援
    1. 民間企業や関係機関との連携を図りながら、通所更生施設や通所授産施設などの整備の拡充や就労機会を提供するなど、個々の個性や能力を生かせるよう就労活動の支援を行います。
    2. 福祉タクシーや視覚障害者への介添人派遣など、障害者の移動支援に関わるサービスを充実します。
    3. 手話奉仕員、要約筆記奉仕員、朗読奉仕員などのボランティアの育成、点字プリンターの設置など、障害者とのコミュニケーションの支援を行います。
    4. 障害者の家族会、各福祉団体などの活動を支援します。
  4. 療育体制及び教育の充実
    1. 早期発見による早期療育相談体制を充実し、発達支援体制を構築します。
    2. 障害児通園施設(デイサービス)と専門機関との連携を図り、地域における療育システムを構築します。
    3. 学校における障害児教育の拡充など、受入体制の充実を図ります。
    4. 特殊教育学級と通常学級の交流や、地域の子どもたちとの交流機会を創出します。
    5. 本人や家族の意思を尊重した進路が選択できるように、成長段階に応じた関係機関との連携を図り、進路選択の支援体制を充実します。
  5. 文化とスポーツ活動の推進
    1. 障害者が参加できるスポーツ教室、各種講座を開催します。
    2. 障害者も一般の各種講座に参加できるように環境整備を図り、障害者の参加を促進するとともに、多様な交流機会を創出します。
    3. スポーツ大会や創作活動などの発表の機会を創出します。
  6. 相談体制の充実
    障害者とその家族のための日常生活や福祉サービスの相談体制の充実を図り、その拠点となる「障害者生活支援センター」の設置を検討します。
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