(目的)

第1条　この要綱は、認知症や他の疾患により、はいかい等で行方不明になったとき、又は警察等の機関で保護されたときに、早期にその者の身元が判明できるようQRコードの利用により親族や支援者等に連絡できる体制を整え、安心して暮らし続けることができる地域づくりを推進することを目的とする。

(定義)

第2条　この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(実施主体等)

第3条　塩竈市認知症高齢者等見守りQRコードシール活用事業(以下「事業」という。)の実施主体は、塩竈市(以下「市」という。)とする。ただし、事業の一部を適切な事業運営が確保できると認められる事業者等に委託することができる。

(委託業者の業務)

第4条　委託業者は、次に掲げる業務を行うものとする。

(対象者)

第5条　事業の対象となる者(以下「対象者」という。)は、市内に居住する者であって、次の各号のいずれかに該当する者とする。

(申請)

第6条　事業を利用しようとする対象者の親族等(以下「申請者」という。)は、塩竈市認知症高齢者等見守りQRコード活用事業利用申請書(様式第1号)を市長に提出しなければならない。

(決定等)

第7条　市長は、前条の規定による申請があったときは、速やかにその内容を審査し、利用の決定をした場合は塩竈市認知症高齢者等見守りQRコードシール活用事業利用決定通知書(様式第2号)により、利用の不決定をした場合は塩竈市認知症高齢者等見守りQRコード活用事業利用却下通知書(様式第3号)により申請者に通知するものとする。

(QRコードシールの交付)

第8条　市長は、前条の規定により利用の決定をしたときは、QRコードシールの作成及び当該利用の決定を受けた者(以下「利用者」という。)へのQRコードシールの交付を塩竈市認知症高齢者等見守りQRコードシール活用事業作成依頼書(様式第4号)により委託業者へ依頼するものとする。

(連絡体制の確保)

第9条　緊急時の連絡先として、事業を利用する対象者1人につき1人以上を確保するものとする。

(届出)

第10条　利用者は、次の各号のいずれかに該当するときは、塩竈市認知症高齢者等見守りQRコードシール活用事業変更・中止届(様式第5号)により市長に届出なければならない。

(取消し等の通知)

第11条　市長は、前条の規定による届出(同条第3号又は第4号に該当する場合に限る。)があったときは、塩竈市認知症高齢者等見守りQRコード活用事業取消通知書(様式第6号)により利用者及び委託業者にそれぞれ通知するものとする。

(QRコードシールの返却)

第12条　利用者は、第10条第3号又は第4号の規定に該当することにより同条の規定による届出をする場合は、交付されたQRコードシールの使用を速やかに中止するとともに、未使用のQRコードシールがあるときは市に返却するものとする。

(費用負担)

第13条　市は、事業に係る費用を委託業者に支払うものとする。ただし、利用者が偽りの申請その他不正の行為によりQRコードシールの交付を受けた場合は、当該利用者の負担とする。

(利用者の責務)

第14条　利用者は、交付されたQRコードシールを目的に反して使用、譲渡、交換、貸与又は担保に供してはならない。

(事業の廃止)

第15条　市長は、事業を廃止又は休止しようとする場合は、速やかに利用者へ通知しなければならない。

(その他)

第16条　この要綱に定めるもののほか、事業の実施に関し必要な事項は、市長が別に定める。