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■ 海苔(のり)漁(その7)
生海苔が紙状の乾燥海苔になるまで その4
乾燥室に入り、ジックリ2時間乾燥された海苔は・・・

乾燥室から、ぱりぱりに乾いて海苔が出てきます。乾燥室に入って、戻ってきたので、“まきす”の下側についていますから、上からは見えません。
右の写真の様に中央の茶色の棒で“まきす”を押したまま動いていきます。すると、“まきす”から海苔が剥がれて落ちるというわけです。

完成品が出てきました。黒くてピカピカ。とてもきれいな海苔です。
この後、三段階のチェックをかけ、キチンとしていない海苔は出荷されません。

チェックその1、選別機の登場です。これは、形のチェックをする機械。四角くなかったり、破けているものは、ここではねられます。失敗作は下の箱に溜まっていきます。でも、形が悪いだけで、味は変わらないですよね。

チェックその2、またまた違う選別機の登場。これは、キチンと乾燥しているかをチェックします。下の箱に乾燥の不十分な物が出てきます。が、今日は調子がいいみたい。はじいたものはありませんでした。

2種類の選別機の審査に合格した海苔はこの集束機(左)という機械に入っていきます。ここで10枚1束になって最後の機械(右)に進みます。

さあ、完成品が出てきました。10枚1束が2つ折になって10束、合計100枚がひとかたまりになって出てきました。
収穫した海苔を最初のタンクに入れると、ここまで機械がやってくれるんですね。すごいなぁ。

最終チェック。漁師さんが目で確認します。一番厳しい審査です。帯をかけて、重さを量って。
100枚で320g以上の海苔が合格だそうです。
合格した厚みのあるいい海苔は、おにぎりにしても最高。おにぎりを作ってすぐ食べるよりも、海苔の香りがご飯と結びつく2時間後ぐらいが一番の食べごろになるそうです。

きっちり確認して、箱に詰めて出荷されていきます。
この箱には、100枚束が36個で3,600枚入ります。
今回お邪魔した漁師さんのお宅では、「うちの機械は一番古いんだよ。うちの写真でいいの?」とおっしゃってました。他所の機械では、最後に海苔が帯がかかった状態で出てくるのが主流とか。
また、こちらの機械は海苔を4列にしてすいていきますが、7列ですいていく機械をお持ちの漁師さんもいらっしゃいます。
「本当は、子供達が来た時とかに、見せてあげたいんだけど・・・」とのありがたいお言葉もいただきましたが、見学コース等も準備されていません。物が機械だけに、危険な箇所もあります。他にも衛生面や、温度・湿度管理等、海苔に与える影響も少なくないそうです。
毎年正月に、塩竈市の鹽竈神社で、海苔の品評会が開催されます。宮城県内では、ローカルニュースのトップ扱いで毎年放送されたりしています。この品評会に出品される海苔は、この状態で出品されます。
浦戸の海苔は、こうした品評会でも上位に入ってくる一級品。「味・香り・色・重み」どれをとっても最高です。
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