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■ 牡蠣(かき)漁(その1)

生でも、鍋でも、フライでも、炊き込みご飯にしても“おいしい”浦戸の牡蠣はこうやって出来ています。
浦戸の牡蠣は、1〜2年間海の中で大きく育って皆さんの食卓を飾ります。
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原盤の作成 1年目の6〜7月頃
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幼生(牡蠣の子供)は、生まれてから2週間位の間、海の中を漂いながら成長します。
大きさが0.3mm位まで育つと、生育(大きく育つ)ため、足(のようなもの)を出して、岩や岸壁など、硬いところにくっつきます。
牡蠣が付く硬いものを、その時期に海に沈め、牡蠣を付け育てます。

5月末頃、浦戸の港には、左の写真の様にホタテの貝殻が山積みになります。
この貝殻を、「幼生(牡蠣の子供)がくっつくための硬いもの」として使用します。
これが、原盤と呼ばれるものです。

原盤が完成し、海に吊るす準備が出来たものが左の写真です。
原盤の束は真ん中を上にして海に吊るすので、貝殻を伏せた状態にしないとごみがたまり牡蠣が付かないので、原盤を通す向きも一定にします。
吊るした時に同じ状態になるように、一本の針金に72枚(36枚×2)の原盤がつけられます。
できあがったものは、キチンと積み上げられ、海に吊るされ牡蠣が付くのをまちます。
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牡蠣の種付(採苗) 1年目の7末〜8月初頃
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海水の調査を7月位から開始し、海中の幼生(牡蠣の子供)の状態(潮の流れ、海水の水温・比重・清濁・有害物質の有無)等を調べます。
また、試験的に原盤を吊るしたりもします。海中の幼生(牡蠣の子供)が付いているかどうか、2〜3日で肉眼でも確認できます。
良い時期を選んで海中に原盤を吊るします。

牡蠣棚(原盤を海中に吊るすため海の中に組んだ竹製のやぐら状のもの)に、原盤(針金にホタテの貝殻をつなげたもの)を真ん中からはさんで吊るし固定します。
1枚の原盤(帆立貝)に約100個の種牡蠣が付着します。
原盤に種牡蠣(牡蠣の子供)がくっついた状態で、宮城県内の他地域や、県外の牡蠣の有名な地域(広島・岡山・三重・北海道・岩手・新潟等)へ出荷を行うものもあります。
浦戸の牡蠣は成長が早く味も良いので、他の地域の漁師さん達にも喜ばれるそうです。
広島産の牡蠣でも、浦戸出身の牡蠣がいるかもしれませんね。
昔はフランス等外国に出荷されたそうです。
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原盤の移し変え作業 1年目の10月〜3月頃
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原盤に種牡蠣が付いた頃になると、原盤(ホタテ)の表面に小さな種牡蠣がついているのが見えます。

1年目の11月頃の原盤の写真です。半年たたないうちに、泥などで白かったホタテが茶色くなっています。
種牡蠣は1.5cm程度に大きくなりました。
牡蠣は出荷時点で長さ20cm幅10cmくらいまで成長します。
最初の原盤の状態では、窮屈で大きく育つことができません。

ので、一枚一枚別にしてロープに、30cm毎くらいに付け直し、再度牡蠣棚に吊るし、大きくなるのです。

翌年の秋には、こんなに大きくなって、水揚げされます。
1枚の原盤(ホタテ)に、見えるだけでもかなり多くの牡蠣が付いています。1枚の原盤(ホタテ)に30〜50個の牡蠣が育ちます。
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